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cafe boneko & boneko books
2020年7月23日 07:04
句集「むずかしい平凡」自解その42。 夏は青田が広がる東北の地。 けれども冬は見渡す限りの雪原。 豪雪地帯というのは、ほんとうに一日中晴れることがない。というか、ひどいときには一週間青空を見ないこともある。「雪のち雪」とは、妻子が福島から豪雪地帯へ自主避難し、初めての冬を体験したときの実感。 そして、東北という地が、この間に深く眠って、いずれ訪れる春を、じっと耐えながら待っている
2020年7月22日 07:35
句集「むずかしい平凡」自解その41。 雪国で見た光景。深く雪が降り積もり、すべては真っ白の世界。 そんなときに車で運転するのはほんとうに注意が必要。どこでどんな危険が待ち伏せているか。 ふと見ると、カーブミラー。雪に埋もれている。というか、なんだか雪に刺さっているようだ。そして、肝心の車などはほとんど通らないから、映っているの雪の世界だけ。カーブミラーの奥深くまで雪世界がしみ込んでい
2020年7月21日 23:21
句集「むずかしい平凡」自解その39。 雪が降っている。 木々に雪が降り積もっている。 それを見ながら、書体とか、文体とか、そういう文字とか言葉に関するスタイルというものが、いかにその人間のもつ肉体と深くかかわっているか。 そんなことを考えている。 と、読んでもらえれば作者としてはうれしいわけですが。 木々に雪が降り積もっているのを見て、書体とか文体とか、そんなことを考えて