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軟骨保身

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エッセイ集になる予定。日々の考えから過去の割とレアなイベント、未来へ至る思考まで色々取り混ぜて書く予定。内容が増えてきたら別のマガジンに移すかもしれない。 タイトルは粉骨砕身の対…
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モンペと不良とセンセイと。(1)構ってちゃん不良編

モンペと不良とセンセイと。(1)構ってちゃん不良編

私の通っていた中学校は近隣でも有名な荒れた中学校だった。
バイクで校門に乗り付けてきたり、窓ガラスが割れたり、4階から机と椅子が降ってきたり、飲酒喫煙の噂があったり、髪を染めていたり、教師に反抗したり、急に学校に来なくなったら「ネンショー」:所謂少年院に入院しているらしいと風の便りで聞こえてきたり、と齢14,5にして色々とやらかしまくっている中学生の巣窟だった。
勿論そういう人は一部で、大半はその

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間に合ってます

間に合ってます

Twitterを死ぬほど放置して、久々に開いてみるか、とログインしてみると「株で〇〇円儲ける方法!」とか「脱サラしてセミリタイア生活!」とか「偏差値30から〇〇大学合格!」とか「TOEIC600点超え!」といった内容のアカウントから勝手にフォローされていることが多々ある。

まあこの世には多分「フォローする自由」があるはずだ、勿論私にもフォローする自由があるはずであり、そして同様にブロックやミュー

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試験ホリック

試験ホリック

試験というものが好きで仕方がない。

などと言えば、「キトクな人だな」と思われるかもしれないが、それでもやっぱり試験が好きなのでどうしようもない。

特にお金を払って受ける試験で、尚且つ明確にスコアが出て、明暗がはっきりしている試験が好きだ。

なあなあでゆるゆるでふわっと終わる試験はなんともリアリティがない。寿命を削って心血を注いでそれでも足りない、あとは何だ、魂を賭けるしかないのか。みたいな試

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あの夏の夕暮れをもう一度

あの夏の夕暮れをもう一度

以前のnoteにおいて、私は「2019年にまた大学に入りたい」と書いた。

就いていた仕事を辞めて、無職になって、保証も保障も補償もないのに大学合格を目指して勉強する。

ハタから見れば理解不能な行動であるし、「なんと無謀で無策な」と思われること請け合いだろう。

それでもまた大学に合格したいのには理由がある。

まず第一にして至上の目的は勉強したいからだ。正確には、学問を修めたいからだ。誰も見た

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それでは、威風堂々

それでは、威風堂々

『相棒』というテレビドラマシリーズがある。
いわゆる窓際族的な立場の警察官2人が毎回難事件を解決する、(大抵は)一話完結型のドラマである。たまにスペシャルや映画をやっていたりする。
ドラマの内容の詳しい説明・解釈はファンの皆様方にお任せするが、作中で印象的な場面にエルガー作曲の行進曲「威風堂々」第1番が流れるのである。

話は変わるが、大学の入学式において、入場の際に「威風堂々」が流れた。大学の管

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貧乏学生とチャーハンinゴールデンウィーク

貧乏学生とチャーハンinゴールデンウィーク

大学時代、最初の2年は自宅通い、残りの2年は下宿をしていた。
下宿生とはいえ、高校生の頃から家を取り回していたので家事も炊事も生きていく分には問題ナシ。気ままな一人暮らしライフを謳歌していた。

また、下宿先は大学まで徒歩15分、実家からは電車とバスを乗り継いで約3時間の所にあったため、帰省するのに困るということも無かった。

下宿し始めて約ひと月が過ぎた頃、ちょうど学祭と創立記念日とゴールデンウ

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雪なるもの

雪なるもの

私の住まう地域では、雪なんてものはレア気象で、まず降ってこないし降ったとしても積もらない。
そもそも瀬戸内海式気候のため、夏は暑いが雨が少なく、冬は乾燥するものの、最高気温は氷点下までまあ下がらない。台風もあまり直撃しない。
つまり何が言いたいかというと、雪はオリンピック並みの頻度でしか降らないということだ。

しかしここ最近の異次元の寒さにより雪がちらつき始めている。昨日なんか雪が舞っていたし今

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