梵智惇声(ぼんちじゅんしょう)

指揮者、演出家、テノール歌手、真言宗僧侶(三寶院流憲深方傳燈大阿闍梨)、ウーバーイーツ…

梵智惇声(ぼんちじゅんしょう)

指揮者、演出家、テノール歌手、真言宗僧侶(三寶院流憲深方傳燈大阿闍梨)、ウーバーイーツ配達員。音楽グループコンツェプトゥス発起人。サウナ・スパプロフェッショナル(管理士)。見ての通り、支離滅裂な人間です。

最近の記事

愛染法を修法される行者様へ

私から愛染法をお受けになった方にも、 他の大阿様から受けられた方にも、 共通して申し上げたいことがございます。 それは私が受法した際に伝えられたこと、 またそれを修法実践していく上で、 私自身が未熟ながらも感じたことを加えて、 お伝えしたいと感じている、 補足のようなものとお考え下さい。 ちなみに、私が已達の皆さん向けに お授けしている愛染法は、 金剛界三十七尊に付く愛染法と、 金剛薩埵の十七尊に付く愛染法、 以上二つの法をワンセットにしています。 三十七尊の愛染法は息災

    • 施餓鬼私案 その1

      施餓鬼、という言葉を耳にしたことはおありだろうか? よくお盆の近辺の時期に、菩提寺にて、 施餓鬼法要というのが行われているのをご存じならば、 現代人としては甚だご奇特なお方に分類されよう。 その目的について、一つには死後餓鬼に転生したご先祖に、 飲食を施すことによって家内安全、身体健全など、 その家の維持を図る、ということがあろう。 もう一つには、自分たちとの関係の有無に関わらず、 三千世界に遍満する餓鬼達に飲食を施すことにより、 その功徳でご先祖の冥福を祈

      • 「親ガチャ」の使用法

        「親ガチャ」という言葉が話題になっている。 私はこの言葉を、ここ1年ほどの間に認識した。 まだ会ったことのない友人が、 自分は「失敗した」という文脈で用いていたものである。 現在話題になっている「親ガチャ」とは、 主に親の経済力と、それによって起こる自らの低学歴とか、 不十分な教育投資についての不満を表明する折に 用いられているようである。 この文脈においては、親の人間性や親との関係性など、 内面的なことは度外視した状態で、 単に親の経済力が「金持ち」を下

        • ととのいと感謝

          「感謝しなさい」 この言葉ほどの無理ゲーはない。 そもそも、感謝とは自ずと沸き起こるものであって、 他者に促されたり、まして無理強いされてすることではない。 しかしながら、どれほど多くの親たちが、 我が子にこんな言葉を浴びせてかけてきたことか。 となれば、この言葉の正体は、 「実際の感想はさておいて、感謝する体を取り繕え」 ということになるのであるが、 それでも綺麗事の大好きな小市民の親どもは、 「そうではなくて云々」と、 屁理屈を並べ立てることになるの

          サウナにおけるととのいの一考察

          「ととのう」 これがどういうことなのか、という興味から、 私のサウナ愛好は始まった。 2020年2月、世界ふしぎ発見!で、 女優の清水みさと氏がフィンランドロケ、 トラックサウナでの外気浴を終えてサウナ室に戻る際、 カメラに向かって「ととのってます!」と言ったその言葉。 この言葉が耳に残っていて、 しかし、実際にサウナで検証に及んだのは、 5か月後の7月6日だった。 それまでにサウナの入り方について、ネットを調べ、 一応のイメトレをして、臨んだのである。

          サウナにおけるととのいの一考察

          サウナの「入れるようになり」方①

          サウナ室、水風呂、休憩! 言ってしまえばこれだけのことなのだが、 どのようにそれをするのが気持ち良いのか、といえば それは人それぞれに違っているから、 自分なりの入り方を見つけるまでが、第1ラウンドである。 第2ラウンドは、折に触れてそれを更新していくことである。 初心者だった頃はサウナ室に5分しかいられなかったのが、 物の数か月で10分を超えてサウナ室を楽しめるようになった、 などということは珍しくない。 水風呂が20秒くらいしか無理!という人も、 慣れ

          サウナの「入れるようになり」方①

          日本人が声楽を学ぶ大事な第一歩の話

          今から書くことは、書いてしまえば当たり前、 そう思われる方もいらっしゃるかもしれないが、 実際にはそれが出来ている例を知らない、 という話でもある。 たまに出来ている人もいないことはない。 しかしそれは、偶然であったり、 本人の努力や幼少期の環境など、 様々な偶然や必然の重なった結果であり、 必然的に再現可能なものではないようだ。 なぜなら、同門の人が出来てはいないから、 師匠によって達成したことではない、 ということがわかるのである。 よくある声楽を習い始めた最初の頃と

          日本人が声楽を学ぶ大事な第一歩の話

          みんなおいでよ、ちょっと変な人より

          えー、私のところも一席お付き合いを願うわけでございます。 基本的に、音楽家でございます。 指揮を致します。メインレパートリーは古典派とバロック、得意はモーツァルトです。基本的に古楽奏法、ピリオド・アプローチ派の右翼です。 テノール歌手です。とはいっても、派手に英雄や王子様を歌うタイプではありません。ひと癖ある性格の脇役を演じるのが得意です。 オペラの演出も致します。作品のメッセージを読み直すタイプで、ムジークテアター系と思っていただけたらよろしいかと思います。よく喜劇

          みんなおいでよ、ちょっと変な人より