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私のMBA体験記Part2:大学院生活と起業(完結)

さて、私はそもそもなぜMBAに進学したかと言えば、起業している会社がうまくいかなかったので、成功するきっかけを掴みに勉強しに行ったのだ。

結果はどうだったか?

起業やビジネスでの成功要因は様々な変数によってなし得るため、「法則と呼べるものはない」というのが結論に至る。

私が書いた論文は「オープンイノベーションのジレンマ」というクリステンセンの「イノベーションのジレンマ」から発展した研究でチェスブロウの「オープンイノベーション」を踏襲して、コーポレートアクセラレータープログラムの採択企業のその後の様子からオープンイノベーションの効果を調べたものだ。

結果についてはまた今後発表します。

この研究も修士2年になったばかりの時に拾ってもらった01Boosterに勤務がきっかけで書くことになりました。

当初はシーナ・アイエンガーの「選択の科学」とクルーグマンの「新自由貿易論」の矛盾をソロスの「再帰性」を用いて歪みを計算する予定だったのですが、枠組みがわからんというか、実験が難しく、断念しての結果です。

やり残したことはいっぱいあるなー。

しかも私の専攻はマーケティングですが、マーケティングの内容はほぼなく、金融工学と経済学、イノベーション経営が論文の内容です。

そりゃあ先生も困るよな〜。

しかも最初は自分の会社で日本酒の貿易をしていましたがうまくいかず。

結果音楽の情報サイト「SOUNDCASE」を作って失敗。

アート事業にピボットしようとして、大学のOB会からビジネスコンテストで賞をもらうもうまくいかず。

そしてアクセラレーターに入り、また起業したくなって、今度はクリエイターを目指すもいつの間にかディレクターやプロデュースをすることになって、今に至ります。

いや〜こう考えるといろいろあったなー。

という感じで卒業してしまいました。

さ〜て、こっからどうするかな〜

一応仕事は持ってるけど、安定に走るか、それともまた冒険の海に出るか。

そんな狭間の時期に私は身を置いてます。

振り返って考えると、大学院は結構有意義な時間を過ごせました。

コミュ障なのであまり同期の同じコースの人とうまくはいきませんでしたし、一時は「こっちはビジネスの成功のためにわらをも掴む心境なのに、無駄な飲み会とかなんだよ」と邪魔みたいに思ってました(今も変わらないか)。

ただ、とは言え、同じ修士の同期との交友や先輩との良いご縁、教授たちとの出会いなど結果プラスにしかなりませんでした。

というわけで迷ってるなら、ぜひおすすめです。

時間に間に合わなくても、卒業遅れても、多分そのコストは回収できるはず。

これが私の修士生活でした。

経営学大学院MBA体験記編〜完〜

前編はこちら↓



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