他装についての個人的覚書
昨日は久しぶりに他装の練習をレッスンで致しました。忘れないように...と帰宅後も2度程繰り返し復習をしましたが、読み返して分かるものを残しておこうと思います。ですので、間違っている部分と申しますか...記憶違いのところもあるかもしれません。次のレッスンの時に読み返して、間違っていたところは追々修正したいと思います。私は人に対して他装をした事がありませんので、トルソーに対しての練習です。
まず、準備の場所。トルソーの左後ろにいつもの順番で準備します。下から、帯、着物、襦袢を重ねておく。そのワンセットを正面から見た時の右側に帯締め、帯揚げ、帯枕、帯板を置いておく。腰紐と仮紐、伊達締め2本もいつものように準備して手前に置く。(いつものように準備して...が多いですが、個人的覚書なので...)
準備が整ったら、順序は自装の時と同じ...補正、長襦袢、着物、帯の順番に着せていきます。人によって体型が違いますし、皆さんがマイサイズの長襦袢、着物、帯をお持ちとも限りません。それに臨機応変に対応する...というのは大変難しいことだな、と思います。
紐の結び方は自装の延長線上で考えると、私のように左右の認識が弱い人間は混乱いたしますので、自装は自装、他装は他装...という感じで、1から記憶し直す事にしました。特に腰紐、帯締めの結び方が混乱します...。伊達締めは締められますが、背のほうが美しく畳めないので練習あるのみです。
トルソーの前と後ろからと左手側からのアプローチが基本、右側は帯を結ぶ時以外はあまり立たない印象です。襟の合わせ具合、背中心、衣紋の抜き具合はしっかり、その都度、正面、真後ろの位置から確認することが大事です。
昨日は、帯の形のイメージが...少し混乱しました。どのような形が美しい形なのか、しっかりしていないと何となくでは形に出来ません。私は、名古屋帯のお太鼓を少し大きく作ってしまいがちな癖がありますので、修正していきたいです。
「一体何屋さんになりたいんだ...」とも思いますが、工房のトルソーに着物を着せてみたところ、「普段、工房展で居場所の無かった(図案制作に使用する)トルソーの活用法が出来たのでは...?」と少し、嬉しい気持ちになりました。自分が出来るようになった事が、仕事で活かせるようになるというのは、喜ばしいことです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?