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人口は減る。法律は増える。誰が法律を管理し社会を律するのかな? AI頼み?

「酔っ払いながらクルマ運転してたよね、昔。でね、ある時、この3人で乗ってたら警察に運悪く止められたの。が、何事も無く終わったのだけどね、こいつが、警察に向かって「運転手は酒を飲んでますよ!」なんて叫ぶんだよ、びっくりだよな。ま、それでも何事もなかったけどな。イイ時代だったよな」。

ごはんをしている隣の席で70歳代?の方々が楽しく飲んでいる会話。確かに、そんな時代はあったのでしょうね。。。

ただ、本件に関して「イイ時代」という表現は許されませんね。完全OUT。無秩序な時代、犠牲になる方が多々いた時代、未熟な時代、無知な時代、愚かな時代、なだけですね。酒飲んでクルマ運転して許されるなんて。

でも、ふと思ったのです。法律とか政令の数って増える一方、ですよね。時限的なものもあったり、無くなるものもあるのでしょうが、時が進むにつれて、社会の考え方の変化や技術進歩で、色んな法律が追加施行されていきます。追加です。

仕事で、社内の担当部署に尋ねても、役所に尋ねても、司法書士、弁護士等の外部の専門家に尋ねても、誰も即答はできない、ことが多々。宿題になる。で、関係者は広がらないので同じ登場人物(例えば、弁護士と司法書士と法務局だったり。会計士と税務署だったり)で話をして、正しいあり方を後に教えてくれる。ただ、「役所の担当者によって変わるのですよね」なんて弁護士に言われたりもする。法とは解釈の余地がありえるものなのか、なんなのか。

色んな法律を仕事関係で読みますが、意味不明。ボクの読解力の無さとわかりにくい文章の相乗効果。不思議な世界です。コレこそ無駄に思うのですが、ボクの思考のおよばない知的な何かがあるのでしょう。。。

法律は「意味のわからないような定義や公理の羅列である。~。実際こんなものが日本語だろうか~。~、行文が全く日本的情緒の清らかな流れに合わないから次第に息苦しくなり、池にはまってドジョウやフナに一緒に遊ぼうとなぐされめられているドングリのような気になってしまうのであった」とは岡 潔さんの「春宵十話(光文社)」からの抜粋。はははは、その通りです。意味不明。。。弁護士だって意味不明。。。

今は2024年。毎年100の法律ができるとして(だいたい1年で100ぐらい成立)、100年後には10,000の法律が増える。それぞれの法律の中の条数なんて考えると膨大過ぎて怖い。

一方で日本の人口は凄まじい勢いで減っていく。2050年あたりには今から3000万人いなくなるので、だいたい北海道、東北6県、四国4県、九州7県、沖縄からひとが誰もいなくなる程のインパクト。あるいはオーストラリアの人口が3000万人ほどなので、オーストラリアが空っぽになる話。大変なこと。で、法律だけが増える。施行させるペースは落ちるだろうけど。しかし、誰が覚えられるのか、管理できるのか、正しく導けるのか。。。

ふとこんなことを思ってしまった。あ、でも、AIがいるから大丈夫か。AIが常に正解を教えてくれる?のでしょうから。。。

法律を違反した後の処理はAIが間違わずに決めてくれるのでしょう。逆らえません。法律を違反したかどうかもAIが判断してくれるのでしょう。逆らえません。でも、法律違反しないように正しい手続き・法的処理はAIが導いてくれるのでしょうかしら。あるいは、そこで間違えたらAIのせいにできるのかしら。。。

なんだか怖い監視社会・AIに知らず知らずにコントロールされる社会になるのか。。。

そんな社会を前に、法律は必要なんだろうけど、道徳感・倫理感・誠実・やさしさ・利他・人情などそんな情操的な成熟が高められたらいいですね。

読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_66)


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