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会社の人間関係を良くし、良質な組織をつくるコツは、笑顔と物語?!

グルーミングが、哺乳類にとって自分と仲間を仲良くさせ、信頼の集団を構築する基本要素、のようです。グルーミングは毛繕い。相手の毛をいじりながら肌と肌が接する。するとエンドルフィンが分泌される。エンドルフィンは脳内で働く鎮痛剤。気持ちを落ち着かせ、温かで幸せな気分になる。明るくなる。信頼も高まり、相手への帰属意識が高まる。同時に、ナチュラルキラー細胞の増殖も促し免疫アップ。健康にもなって、言うこと無しです。

でも、問題があります。肌と肌が接する毛繕いを同時に2人以上にすることが難しい。だから、哺乳類はお猿さんで50名ほどのグループが限界。それ以上の信頼が築けない。高い知能を持つ哺乳類は、がんばって1日の5分の1の時間をグルーミングに当てているらしいです。でも、50名ほどが限界。

一方で人間も、哺乳類で、つまり同じです。毛繕いはもはやできませんが(毛は200万年ほど前に失っている)、ハグしたり、なでたり、いろいろと接して温かい気持ちになり幸せになります。信頼も構築。が、確かに一度に複数は難しいですね。”バレ”たら信頼喪失なんてことも。。。

でも、50人以上の組織はざらにあります。人間はどうやってこんな大きな集団を築けているのか。この肌と肌の接触以外の「技」、つまり直接に肌と肌が触れなくてもエンドルフィンの分泌を促進させる方法を人間が持つからなのですって。

その技の一例が:
1.笑顔になること、
2.みなで歌ったり踊ったりすること、
3.共感する物語に接すること(映画を見たり、漫画を読んだり)、
4.飲み会

コロナ前は定期的に職場の仲間と飲んたり、カラオケに行ったものだ。ボクは音痴だから場が盛り上がる。音痴は何気に引っ張りだこ。なるほど、サラリーマンに飲み好き・カラオケ好きが多いように思っていたのだが、実はこういう組織への帰属意識・仲間意識・信頼感を高める効果があったからか。

また、ストーリーテリングも、どうだろうおそらく15-20年ぐらい前からビジネス界で流行し出したような気がする。社内に残る創業や発展の感動する話を有効活用しよう、場合によっては動画にしよう、的な。

確かに、上司にああしろ・こうしろと言われるよりも、
 < 諺・四字熟語で言われたほうが理解しやすいし、
 < 諺なんかよりも著名人の格言を言われた方が理解・納得しやすいし、
 < フレーズのみならず、寓話・小話の方がより記憶に残るし、
 < 更には、過去にこんな事実があったよと自身の物語や著名人の体験本の一節を語られる方が、心に響き、記憶に残り、将来の行動変容につながる。職場での「物語」に効果があるのは、このエンドルフィンが作用していたのですね。

職場の人間関係を良質にしたり、ビジョンに向けて皆のチカラを一致団結させて自走させたり、はリーダーが求める必須ごと。つまり、エンドルフィンをより分泌させる方法が必要。

でも、肌の接触はかなり限定的ですし、飲み会やカラオケには行き難い昨今。アフター5の強制は難しい。コンプラ大好き世の中。それに、ロックでもヒップポップでも無い社歌を皆で毎朝歌えばいい、なんて全体主義的な怖い発想はありえない。。。

ならば、頼るべきは、仲間を笑顔にさせる、笑顔とユーモア。そして、ストーリーテリング。つまり、リーダー自身の日々の笑顔とちょっとしたユーモア発言・行動、そして皆が共感・感動できる物語を適宜語ること。物語は毎回同じだと飽きられます。繰り返し語る大切さもある一方で、多彩な物語を知識として抱え、適切なタイミング・場で社員に伝え、行動変容させる。大切な大切なリーダーのチカラですね。そのためにも本を読んだり、映画を見たり。インプット、大切ですね。

「ユーモアは人類の最高の宝物」
「人類は笑いというとても効果的な武器をもっている」

真実は小説より奇なり」ですもの。マーク・トウェインの言葉3つです。

読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_21)


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