ボクともぐらと 15_「the Boy, the mole, the fox and the Horse」と「フェラーリ」と「支え合い」
やさしいひとになること、やさしくあり続けることが夢の(大胆で偉大な夢と思いこんでいる)ボクと、支えてくれる同僚のもぐらさん。「ぼくモグラキツネ馬」(絵本・寓話)に出会い、日々勇気づけられながら、真のリーダーシップが実現するやさしい会社・組織・経営を目指す一歩一歩の物語
今日は土曜。仕事無し。リラックス、瞑想、散歩、読書。で、今週起きたちょっとした素敵な小話を紹介。
尊敬する大好きな先輩に「ぼくモグラキツネ馬」の話をしたら、早速読んでくれて「癒やされた、勇気もらった、素晴らしい素敵な本ね、感動しちゃったぁ」とのこと。気に入ってもらえたようでとても良かった。
で、今週、郵便ポストにAmazonが。あれ、最近なんか買ったっけ? また、間違えてなんかボタン押しちゃったかな? と思ったら「The Boy, the mole, the fox and the Horse」が届いていた。「ぼくモグラキツネ馬」のオリジナル英語版。上述の先輩から、素敵な本を紹介してくれたお礼、英語版も素敵かなと思ってプレゼント!とのこと。うわぁ、なんと嬉しいことか
早速、声に出して、ボク、モグラ、キツネ、馬になりきり、英語を読んでみた。英語もいいね。日本語とニュアンスが違うかなと思うとこもあって、ネイティブではないから正確にはわからないけど、日本語の方が、当然かな、やさしく強く心に響く。平仮名にするか、漢字にするか、直訳するか、ちょっと脚色するか、訳者の方の”思い”はすごいと感心。英語版も素敵だけど、日本語版は日本人の日々の言葉使いに合うように訳されていて、もっともっと素敵になっている。とても強く心に響く
ありがとうございます。プレゼント。
で、この話を会社で出会ったもぐらさんにしたら、もぐらさんも、「私も英語版、プレゼントしたんですよ!」とのこと。
「子供のときの英語学校の先生で、まだ付き合いがあって、その方の誕生日に。日本語版と英語版、両方プレゼントしたの!きゃは!我ながらとても良いプレゼントだと自画自賛!!!なの。プレゼントする、相手のことを考えて、色々探したり、ひらめいたり、っていいですよねー。喜んでくれるかどうかはもちろんわからないけど、でも、プレゼントするっていいですよねー。」
「おー、それは素敵なプレゼントですね。先生、とても喜んでいますね。」
「でも、突然にしれーっと贈ってくれるその先輩も素敵ですね!!!」。
「そうなの。”俺の大切な人に、その人の人生が好転する本を贈る、これが俺の趣味!俺流!”って言うの。」
「きゃほー、かっこよすぎ。今度、会わせてください。”パンケーキ”、一緒に食べましょう。あ、”ハグ”するかは、会って決めます。とにかく、やる気が持続の持続になりそう!」
あ、ちなみに、ボクともぐらさんは、仕事などのやる気が無くなったときは、”パンケーキ”と”ハグ”(ハグはお互い誰かとやってくださいということですが)でやる気が帰ってくる信じている。そして、効果がある。理由は以下に感化されている。
「”うまくいかないときは、ケーキをたべよう” ”そっか。それでやりなおしたら、うまくいく?” ”いつもだよ”」
「”ケーキよりいいものをみつけた”とモグラ。”そんなわけないでしょ”とぼく。”ほんとだって” ”じゃあ、なに?” ”ギューっとしてもらう。そのほうがながもちする”」(「ぼくモグラキツネ馬」より)
ところで、小さい頃、幸か不幸か、親から勉強しろ、と言われた記憶がないのだが、勉強とは、より良い学校・大学に入り、安定した良い会社に入って、給料を高く維持する、これが、無難な(安定の)成功であり、そのために勉強する、と「勘違い」していた。
つまり、勉強とは自分のため、との「勘違い」
今は、それは違うと認識している。小さい頃からそう指南してもらっていたら、なんて他人のせいにしてしまうが、自分が勉強をがんばるのは(あ、勉強だけではない、スポーツでも音楽でも、何でもだ。何かにがんばる・努力する・打ち込むのは)より多くの、世の中のひと(後世のひと)を幸せにする力を自分がつけるため、だ。
自分のためではなく、他者のため。勉強すればするほど”より多く”のひとに役立てるの、だ。小さい頃は気づかなかった
無難な成功の道になっていたとしても、それはそれで日々大変なことで、そこでがんばることで、お給料が良くなることで、お金に余裕ができることで、大切なひとにプレゼントを買うことできる、他人のことを思い遣ることに時間とお金を使える
また、何の道であれ、自分のがんばる姿が多くのひとに感銘を与え、目標にされ、努力が引き継がれ、プラスの好影響が乗数的に社会に与えられる。努力が一定の成果になると、その成果が今の社会ならびに未来の社会に大きな影響を与える
勉強すればするほど、努力すればするほど、多くのひとを幸せにできるのだ。
ところで、「フェラーリになんで人は乗れると思う?」。
ボクが社員に向けてよくする質問だ。だいたいの回答がこれだ。
「それは金持ちだからでしょ?」
で、ボクは反論する。
「いや違う。フェラーリがそこにあるからだ。作るひとびとの汗があるからだ」
誰かが、それを作ろうと思い立ち、デザインし、エンジンをつくり、タイヤをつくり、組み合わせ、それらを量産する会社・技術者を育て、会社を運営する。走行テストする場所も必要だし、電気や燃料も必要。油が掘削され、精製され、輸送され、なども必要。失敗が繰り返されてもあきらめず、とにかく多数の誰かが色んな専門を勉強し、努力し、作ってくれたおかげで、フェラーリがある。
お金があっても”フェラーリ”自体が世の中に存在しないと、ファラーリには乗れない。憧れのクルマは、誰かの勉強と継続努力のお陰、なのだ。
(ま、人間が生み出す環境破壊の話はちょっと今回は脇に置いておいて)
自分のためではなく、大切なひと、そして、より多くのひとのために、勉強というものがある。努力がある。もちろん勉強・努力したからと言って、明日がどうなるかはわからない。でも、勉強をがんばると、努力すると、将来により多数のひとに役立つ可能性が高まる、のだ
特に、子供に接するときはそう伝えたい。そして、ぜひ色んなことに取り組んで、勉強を真剣に取り組んで貰いたい
でも、本当にボクって役に立っているのかな。よくそう思う。だから、再確認のためにも、いい本に出会ったら推薦したい(知識のプレゼント)、noteに自分の学びを書く(気づきのプレゼント)、その他色々とプレゼントするのかな。もしかしたら、みんなもそうなのかな。
ちょっと意図的に役立つことをしてみる。他人への押付けにならないように気をつけながら(志賀直哉の「小僧の神様」みたいな気持ちになるかもだけど)、勝手なプレゼント。。。
でも、そのお陰で、Give and Takeがぐるぐる回る。素敵だと思う。自信があるけど自信がない。そんなもの。だから、再確認したい。役立っているかなボク。そんな方がたくさんいるんだと思う。だから、支え合う
ある時は”ありがとう”と言われ、ある時は”ありがとう”と言う。ある時は”気になっているよ”と言われ、ある時は”気になっているよ”と言う。ある時は”好きだよ”と言われ、ある時は”好きだよ”と言う
”あしたのことはわからない”馬がいった。”みんなが愛し愛されていることをわかっていればいい”。あ、今日は英語も。”We don't know about tomorrow." said the horse, "all we need to know is that we love each other." (「ぼくモグラキツネ馬」より)
プレゼントは他者への愛のしるしであり、他者のために勉強している小さな小さな印ですね。逆もしかり。もぐらさん、先輩、後輩、会社のみんな、ありがとう
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