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AIさん。もうボクは必要ないのですか。。。


1.AIが、自分達の声と内容を真似て勝手に対話してくれる


友人がこんなことを教えてくれた。AIが、ある2人の対話を学習し、それぞれの声のトーン(高低)、声質、イントネーションやらを真似し、そして、会話する「内容」も真似る。この「内容」は過去の内容と同じではなくて、その2人が話しそうな”新しい”内容を話す、とのこと。

違和感を探せば違和感はありえるだろうが、好意的に聞けば高品質とのこと。「えええ、すごいね。もはやこんな所まで来ているのだね!」と一瞬思いびっくりするも、これぐらいは当然にできるレベル。序の口かなと思い直す。

なぜなら、「対話」と思ってしまったけど、AIは、まずは脚本を自動生成し、それを真似した声で読んでいるだけ、なのだから。ま、簡単なことだ。真に対話しているわけではないもの。アニメのアフレコと同じかな。

そして内容だって、世の中に転がっているデータをもとに脚本にしているわけで、誰かが話ししたり、書いたりした内容から学習しているわけだから、当然に違和感は無くなる。

この生身の人間2人だって、人生を生きる中で色々と学習し、他人の言葉や考え方を、ある意味、真似しているのだから、AIと類似してくる。

世の中に1人、2人しかいない突拍子もない考え方のひとがいたとしたら、そんなひとにはならないのでしょう。だって、こんな人の考え方の情報は限定されますものね。でも、そんなひと、そもそもいないものですものね。。。

ま、えー、とか、あー、とか、語尾のクセとかも完ぺきに真似できているとしたら、それはすごい、でしょう。


2.この機能はどんな場面で役立つのだろう


この機能はどう役に立つのか? 友人とそんな話になる。

ラジオのお喋り? 会社のプレゼン? 研修の先生役? 営業での製品説明? つまり「定型」を主に一方通行でしゃべって、他者が割り込む可能性が無い、そんな場合に役立ちそう。Q&Aの時だけ、生身の人間が登場? いや、Q&Aも学習させておけば人間は不要。。。

AIにお任せし、その間に、自分はラクして別のことを楽しむ、みたいな。

うーん。でも、ボクの場合は、自分でしゃべりたい。自分で考えて、言葉を選んで、トーンやら声質やらイントネーションを選んで、身振りも追加して、しゃべりたい。つまらないと思われることもあるし、滑ることも。逆に、ありがとうと言われるときも。結果はどうでもいい、単に自分でしゃべりたい。自分の信じることを押し付けながら伝えること好き。自分の声を聞いていると、過ちに気づいたり、新しい考えが浮かんだり、学習できる。

でも、苦手なひともいますし、こんなに価値を感じないひともいます。より重要な別のことに時間を使いたい時もありますもの。AIなるもの、自分が好きなように有効活用したらいいのですね。


3.AIでラク(ズル)する、のではなく、人間としてのアナログなチカラの向上に役立てたい


ボクの基本的な考えは、この音声・対話生成に限らずだけど、AIに自分の仕事を代替させ、ラクする、のではなくて、生成物から学習して、自分のアナログ力を向上させたらイイかな、と思うのです。

完全な代替ではなく、自分が高めたいチカラを向上してくれる学習ツールとして、有効活用。


4.役立つ方法1: AIが生成した内容を”聞いて”、知識・知恵を学ぶ


例えば、AIがしゃべるのを自分で「聞く」。AIにしゃべる場を代理させて、自分がラクをしたり、他のことに時間を使う、のではなくて。

ボクの過去の対話から学習しているAIは、ボクの好きな分野・内容を話してくれる。世の中のデータを探って、テーマ化し、主張・意見する。だから、ボクの知らない知識・ロジックが多々登場するはず。忘れていることもしゃべってくれるかも。学びになる。

もちろん、ウソ、間違い、意味不明、もありえるでしょう。そこに気づくかも自分の能力がテストされている。本を読んだって、検索して何かを読んだって、そのリスクは同じですもの。


5.役立つ方法2: AIが生成した内容を”聞いて”、プレゼン力を高める


同じくAIが対話しているのを「聞く」と自分のプレゼン力向上につながりえる、と思うのです。

昔は、プレゼン力を向上させる基本方法は、録音し、聞き直し、改善に気づき、練習し修正、というもの。

 ・思ったより、えー、とか、あー、とか、言っているかも?
 ・滑舌が悪い単語があるかも?
 ・自信なさげな時はやっぱり声も弱くなっているかも?
 ・早口過ぎるかも?
 などに気づきます。

ただ、録音は簡単なようで手間。上手く録音できなかったり、うっかり忘れたり。そもそも聞き返すのがなんだかイヤだったり。。。

だから、AIの”自分”のプレゼンを聞いて学ぶ。自分だけど自分じゃないから恥ずかしくない。


6.PS: だからぁ、それら自体が意味ないのよ。


そしたら、友人が「あ、だからぁ、その向上させたいと思うようなチカラ自体をAIがしてくれるから、向上自体が意味ないのよ」とのこと。

あ、ま、そうなんだけど。。。

人間は、ボクは、いったい何を向上させたらいいの。。。もはや寝ているだけで充分? 好きなゴルフもサーフィンも、何かを頭に装着し、寝ながらAIが都度生成したプレー画像を送ってくれ、脳が「プレーした」感覚を得られたら、それでいいのかな。ベッドの上でハワイの波やらイギリスのゴルフ場に行けますしね。。。



読んで頂きましてありがとうございます。
(v8_54)


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