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会社とは何か? コペルニクス的転回を今一度、考えてみたい...

小さい頃に習ったコペルニクス的転回。地球は平たくなく球形。というのは今や事実。昔は違う。地球の周りを太陽や他の星が周っているのではなく、地球が太陽の周りを公転している、のも事実。昔は違う。前者はピタゴラスさん(紀元前)、後者はコペルニクスさん(16世紀)が発見。

一方、事実というレベルではなく、主義・思想・考え方として、コペルニクス的転回を人生で経験することもあります。二極体制から国際協調へ、だったり、男尊女卑からジェンダー平等、多様性へ、だったり、大量消費の豊かな社会から自然を大切にした持続可能社会へ、とか。

そう言えば、小さい頃から紙(木々)を大切に!と言われて育った。けど今や脱プラスチック、紙の話はあまり聞かない。ネット通販で段ボールの需要は旺盛で結果的に板紙は90年代から需要量は変わらないが、普通紙は90年代の3分の2。新聞、雑誌、書籍、過剰包装も激減。今後もますます減っていくでしょうから、紙よりプラが問題の時代ですね。

こんな思想の転換が、時代(地球や社会、国際的出来事)の要請であります。そして、時に世界はだいたいが法治国家ですから、法律や制度になっていきますね。

政治家や役所は、国民に負担をかけますから、だいたい本質を覆い隠すための言葉遊びで法律名・制度名の略称・呼称を付けます。例えば、インボイス制度とか、マイナンバーとか、グリーン化税制とか。こんなカタカナ使っての、「なんだかよくわからないがステキな制度なんだろうな!」と思わせる、あるいは、「うーん、何のことかわからないけど、わからないから、ま、従っておくか」と煙に巻く。何のために政治家や役人になるのかしらね、こんなことして。。。不思議な存在。。。

ま、姑息だな、と思う時もありますが、正しく定義されると、人の行動も変わりえます。以前、仕事で関わっていたのですが、リサイクル法などは悪くないですよね。

会社・組織でも、パワハラ、セクハラ、コンプライアンス、ブラック/ホワイトなどを合言葉に、正しい方向に変わって来ているように思いますが、まだまだです。カタカナで「本心」がぼけるようにも思います。ま、米国を中心とした海外からのパクリだからカタカナになるのでしょうし、定義を都合よく変更できる面もあるのでしょう。日本文化の賢さでしょうか。。。

で、会社関係について、仲間と雑談して、こんな定義はどうかな、と思うのがありました。コペルニクス的転回ほどでもないし、政治家の言葉遊びのようでもあるのですが:

例えば:
1.
会社は、利益追求の「営利目的」集団(≒ 会社法の本質は税金払ってね!)

会社は、社員を人格的に成長させる大学(院)の次の「教育の場」
(厳しい競争環境で、どんな企業、どんな社会、どんなチームを率いても信頼され、尊敬され、社会に役立つような結果を出す、自信、勇気、挑戦心、やさしさ、知性、品格を持つ人物を育てる)

2.
組織は「指示命令の最適化」の場。上から下に指示命令を伝言するのに最適な秩序をもたらす段階的人員構成

組織は「人格形成の最適化」の場。事業活動を通じて上長が部下の人格形成を実現するのに最適な段階的人員構成

3.
社員の給料は「人件費」。会社は人件費を下げ、会社の利益を上げるべく活動している

社員の給料は「感謝費」(数多ある会社の中でうちにいてくれてありがとう)。会社は感謝費を上げるために活動している

4.
会社のビジョンは、リーダーが実現したいと強く願う「固有信念」(の押し付け)

会社のビジョンは、社員が共感・共鳴・納得・同意する「共有信念」。同意されてはじめてビジョンに価値がでる

あれ、単なる言葉遊びになっている? もう少し熟考が必要ですね。ただ、一般的に我々は会社という場(機会)で人生の多大な時間を過ごすわけです。だから、もっと人生にとって「良質・上質」な場になって欲しいな、と思うのです。そのためにも法律や制度に頼らずに、リーダーには良質な人格者となって組織をより良質にしていって欲しいですね。。。

(読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_54)

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