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コミュニケーションのコツ。よーく考えるとこれがとっても大切!

昔、サーフィンで死にそうになった。千葉の海。入水時は膝・太もも辺りの浅瀬が続く。夢中になっていて気づくと南の方にだいぶ流された。戻ろうと思ったが潮の流れがきつくて北に戻れない。諦める。このまま陸に上がって、歩いて車に戻ろう。

で、陸の方に近づく。テトラポッドが並んでいる前まで来て、板から降りるが足がつかない。あれ、入った時は浅せが続いていたのに。そしたら次の波でテトラの中に押し込まれる。ぐるぐる。波が引く。顔を出す。やばいな、これ。また波が来てぐるぐる。海中でテトラとテトラの隙間で洗濯機状態。やばいと思い板を捨てた。波が引いた次のタイミングで巨大なテトラを登る。登れた理由は、貝がテトラに張り付ていたから滑り止めになったのだ。だけど、足の裏と手がぐちょぐちょ。

テトラの上を飛び乗り飛び乗り陸に着く。血だらけの足で歩いて車に戻る。友達(男性2人、女性1人)はびっくり。1人がすぐに病院に乗せて行ってくれた。消毒し包帯し。ふぅー。落ち着く。自業自得。

友達の家までは彼が運転。そこからボクが恐る恐る運転し、女性を降ろし自分の家に。落ち着いた。両足・両手が痛いけど。

早起きもあったからすぐに眠った。携帯の音に気付く。ふえーん、寝てたのにー。そして痛みにも気づく。携帯を持つのも面倒。画面を見ると一緒に海に行った女性から。何だろう?

「もしもし?」
「はろー、ボクさん、ねー、TOTO(アメリカのロックバンド)のこの曲ってなんて名前だっけ? ちょっと歌うから聞いてね。思い出せなくて。ボクさん、TOTO好きだよね。なんか調べてもわからなくて」。

弾丸トーク。思考する間も無い。TOTOではないが歌の名前はすぐわかって伝えた。「さんきゅー」とのこと。色んなカテゴリーのBGM集を作る必要があって、とのこと。

こういうキャラ。悪気はないのだ。ボクが事故って、包帯だらけで、恐る恐る運転し送ってあげた女性、「大丈夫? 運転ありがとう」も無い。

ボク的には人生最高の空気が読めていない状況。今では笑い話。で、今日、職場で類似のことがあって、それで上記を思い出した。

耳は2つ。口は1つ。人の話を聞こう。聞くことが大切。自分の主張ばかりせず。よく言われるコミュニケーションのあるべき姿。

でも、聞くのがつらい時もあるのです。。。

それに、皆がしゃべることを控えて、聞くに徹するとどうなる? 静寂! あるいは、聞くだけに徹したら自分のことをわかってもらえない? あまり良く知らないひとには自分のことを話したくならないから本末転倒? 行動で見せる? こんなのは屁理屈ですね。会社の面談の時、悩み相談の時、チームを一致団結させる時、そんな場面で上司ならば聞く姿勢が大切、ということですね。

でも思う、聞くことからはスタートできない、と。話し出すが常に最初だ。誰も何も話さないならば、聞くことは不可能なのだから。なので、ボクは思う、コミュニケーションのコツは聞くに徹するではなく、最初に発する自分の言葉で、どう場をリードするか、だと。悩みを正直に色々吐露したくなるような言葉、場の議論を活発にする言葉、その人らしさを心地よく伝えてもらうための言葉、その場の雰囲気を適切に作り出す言葉。大切だと思う。

上述のサーフィンの件(1000文字!)は不要と思いながら、今日の思いは:

コミュニケーションにおいて、聞くのも大切、質問して自分で答えを見つけさせるのも大切。だけど、その場を、最初に、自分がどんな言葉を発して導くか、これもすこぶる大切だ。そこからスタートするのだから。

職場を良質にするコンセプトv6_38
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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