夢が無くても、毎日何かを続けることに意義がある。いつか夢を持った時の為に
夢、目的、目標、実現したいこと、なりたい姿、ありたい姿、などなど。これらがないと、毎日の努力にチカラが入らない。夢を持とう。夢なき人生は不毛だ。そんな類いの話はよく聞く。
その通りなのでしょう。
子どもでも、学生でも、大人でも、高齢者でも同じ。甲子園でも、受験でも、就職でも、オリンピックでも、結婚でも、趣味でも同じ。
‐‐‐‐‐‐‐‐
ちょっと話はそれるのだけど、ゲーム会社のひとが、売れるゲームを作るにはセオリーがあって、ま、常に例外はあるのだけど、だいたいにおいて:
1.必ず最後があり、
2.最後の場面は難易度が高く(わくわく期待がいっぱい)、
3.その最後までは一定の長さが必要だが、その範囲が明確で、
4.そして、それまでに自己成長の必要がある、とのこと。
例えば、7つの海それぞれで仲間と共に怪獣と戦い、勝ち抜けば、最後にボスキャラと戦う、みたいな。「7回」戦うという一定の長さはあるが、「7回」と範囲が明確であり、最後には必ずボスと戦う。そのボスは強い。7回勝って経験・スキル・武器を得ていかないと勝てない。みたいな。
なるほど、と思いながら、でも、ふと考えると当たり前でもある。
はまること・追い求める夢には、必ず、ドラマチックな最後があると予想(期待)でき、そこまでの時間が有限である必要がある。ドラマだって全16話、とわかるから見られる。映画だって例えば2時間10分とわかるから見られる。甲子園だって予選がいつからスタートで、何戦すれば県代表になるかがわかる。そして最後に期待する。わくわく。そして、それまでに、自分は成長しないとだ。野球の腕前もそう、ドラマだってキャラや伏線などを把握する必要がある。
だから:
・最後が明確で、わくわく期待できないとやる気がしない。
・そこまでが長過ぎるとやる気がしない。短過ぎるとそもそもはまらない。
・そこまでの自己成長が信じられない/感じられないとやる気がしない。
・ちなみに、最後がつまらないと、それまでのプロセスがショックだ。。。
‐‐‐‐‐‐‐‐
でも、それだけ、ではないと思うのだ。
例えば、ボクのこのnote、今日で連続700日目(正確には24時ちょっと過ぎたことが2回。最初に始めて2回目が翌々日だったから連続699日というべきか、あるいは、24時を過ぎた日から数え直さないと連続何日かは正確には言えないが・・・)。
この場合、何回まで毎日やるのか、それは何のためか、ということが問題となる。ボスキャラのごとく最後が明確で、わくわくできる終りが見えるからやっているはずだが、それは何だ? どんな夢、目標、目的に近づくためなのか? 甲子園で優勝するために毎日野球の練習をする、ように。一体、何のためなのか? それはいつなのか?
で、特に何のため、なんてないのだ。夢とは関係ないのだ。終りも明確ではないのだ。わくわくする将来もないのだ。
‐‐‐‐‐‐‐‐
思うのです、別に夢、目標、目的など、そんなことがなくても良いんじゃない、と。何を目指しているか、そんなことがどうでもいい人生の部分もあるのではないか、と。そんな非効率な、無意味なことをやっている意味がわからない、と言うひともいそうだが、常に、将来の何かのためだけに日々、生きている訳ではない、のだ。
1.夢のために、毎日やる
2.夢のために、毎日ではないが、時々やる
3.夢は関係ないが、毎日やる
4.夢は関係ないが、毎日ではないが、時々やる
大谷翔平選手はおそらく、1.と2.で生きているのでしょう。3.や4.は限りなく少ないのかな。。。
でも、夢がわからない時だって人生にはある。しょうがない。夢が出て来ないのだもの。正直、わからないのだもの。で、こんな時の人生は無意味なのか? そんなことはありえない。
だから、何のためかは明確ではなくても、夢がなくても、いいんです。でも、大切なことは、4.だけではなくて、3.だ、と思うのです。3.に大いなる価値がある、と思うのです。何かを「毎日続けている」こと、が大切なのです。
だって、それを続けることで結果的には夢を発見するかもしれません。
そして、もっと大切なことは、夢がいつか偶然に自分の心に湧き上がって来るその時のための「準備」になる、ということです。
準備1:毎日続ける努力を自分は逃げずにできる、という自信をつけるため
準備2:毎日続けるということが当たり前という価値観をつけるため
準備3:闇雲であっても自分が決めたことに責任を持つため
だって、毎日続けないと夢には近づけないのですもの。だからその時のための「準備」ですね、夢はないけど毎日、何かを続ける、のです。
と自分に言い聞かせているのでした。。。
読んで頂きありがとうございます。
(最近出会った素敵な気づきフレーズv7_100)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?