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【詩】 ある日、不確かな僕と確かな僕が ふたりに分かれて別々の道を歩き出した それま…
「心寄せる人に夜手紙を書いてはいけない」 という第一行目から始まる『夜の水』っていう 詩…
俺はどうやらお前らとは違うらしい。 姿形、そして声。 ひとつとして同じところが見つからない…
私の初恋の話をしよう。 と言って、興味を持ってくれる人が どれぐらいいてくださるのかは分…
私はこの話をして共感してもらったことが一度もない。まぁ本来、話す理由もない事柄だからだ…
気の遠くなる痛みに、わたしは途方に暮れた。 それは、「気の遠くなるほどの激痛」というわけではなく、わたしの指先に小さく鎮座する傷だった。 荒れ、ヒビ割れ、 きっと、そういうものの仲間だと思う。 左手の中指の先が、小さく割れている。 およそ、2ミリ。 なぜか、ズキズキと痛む。 痛むことは仕方がない、と諦めていたのだけれど、タイピングが難しい。 絆創膏を貼ってみたけどダメ 角度を変えて5度挑戦したけど、やっぱりダメ。 絆創膏の違和感で、結局タイピングの速度や精度がぐんと落ちる