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「ぼちぼちいこか」、「ぼちっとな」にしたわけ

【当事者にとって】

双極性障害/双極症と
共に生きる上で

一番大切なことは


〜治そうとがんばらないこと〜


主治医に言われたことのある人は

多いかもしれません。


よく知られている大切なことです。


このことと

一つ前の投稿の内容が

矛盾しているように思われるかもしれません。


(※一つ前の内容で

双極性障害/双極症を発症する過程や背景にアプローチが必要な場合があると書きましたが


ここが医師によって

意見の分かれるところで

前の投稿で「医師によって捉え方が違う」大きな観点です)



治そうとがんばらない

治そうとしない



よく知られたことではあるけれど

実は一番難しいことでもあるかもしれません。



ではどうするのがいいのか?



うまく付き合っていく

共に生きていく



そんな表現がぴったりだと思っています。



躁/軽躁をどれだけ抑えるかが

大きなポイントではあるけれど


その人の環境や

置かれた状況によって


どの程度抑えるか

どれを許容するかは

これも一概に言えないものだと思っています。



その人なりに

その人でしか見つけられない


共に生きる方法が

うまく付き合う方法が


必ずあるのだと思います。



そういう意味で

一番大切な姿勢である


治そうとがんばらない


ぼちぼちいこか



と名付けたのが一つです。


--------

【家族にとっても】


双極性障害/双極症は

他の多くの病気と同じで

治療して治すことのできる病気ではありません。



一生の間、再発・再燃のリスクがあり

生涯にわたって薬物治療が必要であったり


睡眠や行動など

日常で気をつけなければならないことが

たくさんあります。



診断されたばかりの人は

そのことに圧倒され

絶望的になる方もいるかもしれません。

(診断されて安心する方も多いかもしれません。私は後者でした)



しかし

うまく付き合うための方法は

比較的確立されている病気でもあります。



病気・障害を受容していく過程は

決して簡単なものではないけれど

希望はあると私は思っています。



そして受容していく過程は

他の誰でもない

本人しかできないことでもあります。



周りがどんなに

「まだまだ葛藤の中にいるな」

「拒否の段階だな」

「まだ試行錯誤の段階だな」

などと思っても



それを自分自身の足で歩いて

段階を自ら踏むことでしか

受容には辿り着くことはできないのです。



そのことは

実生活を共にしている家族からすれば

もどかしくも辛い時間かもしれません。

(ジェンダーロールによっても違った辛さがあります。詳しくはまた別の機会に)



それでも一足飛びに

受容することはできませんし



その段階は

一方向に進むのではなく

行ったり来たり

らせん階段をのぼったりおりたりするように

揺れ動くものだと思います。



(私は

ある時は

受容できてきて少しは楽に生きられるなと思っても

またある時は

やっぱりまだだったなと思う


それを繰り返しています。



繰り返しはしていても

そのしんどさは

格段に楽になってきていることは事実です)





話を元に戻します。



私は昔

実家で生活をしていた時


よく父に

「お前は病気を治そうという努力が足りない」

「寝てばかりいて努力をしていない」


などと言われました。





実家を離れても

心の距離が適切に保てないので

やり取りをする度に体調を崩していました。



似たような経験を持つ人は多いのではないでしょうか?



(実際は

原家族が悪い

誰が悪い


というものではなく


誰も悪くはない

ということは

敢えて言っておこうと思いますが


受容の過程で

または

アプローチの方法としては

「アリ」であることは

付け加えておきたいと思います)



このように

同居する家族が

当事者にどんな感情を抱いているかは


病状に大きく関わることは

とてもよく知られたことで



そのために

正しく理解することが大切だと

よく言われます。



しかし実際は

とても難しいことだと思います。


(なぜ難しいかはまた別の機会に譲るとします)


当事者でない家族は

日々影響を受けながらも

その人の生活を

生き生きとその人らしく守っていく


そのことだけでも

とても大変なことではないでしょうか。



教科書的には

正しく理解することで

病気に飲み込まれない、自分の生活を守る


ということに繋がるとしても


それを求めるのは

酷なことではないかと

個人的には思っています。



だから


家族もぼちぼちいこか。


茶話会の名称を分けたかったので

家族・パートナーの方は

ぼちっとな

としました。




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