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僕(ら)が旅に出る理由(仮)

ぼくらの住むこの世界では 旅に出る理由があり
誰もみな手をふってはしばし別れる

ぼくらが旅に出る理由 小沢健二

法人を去る覚悟を決めたのは最近だ

次の道がある程度決まってからになるが
今年度いっぱいをリミットと考えている

すぐ辞めないの?と笑ってほしい

狡猾な大人の考えだが
家族を守る事が必要だという事も理解してほしい
養う家族がいる
これは家長としての責務だ

しかしここに記すのは決意表明
自分の覚悟が本気だと言う事を自分に知らしめる為にだ

【最期を決めた瞬間】

ブライトノアの決断は早い

最期を決める瞬間なんてドラマチックみたいなものじゃなくて
呼吸するかのように自然と幕が降りるようなもの

第三者からすれば
「え!?そんな理由で?」
となることのが多いはず

しかし御意見無用

数多の理由はあれど
今回、公に提示された法人の人事(僕の降格ではない)と方針転換が
そのトリガーになったという事は紛れもない事実だ

会社に勤めている以上はトップに従わなければいけない事は理解している

ただ今回は納得がいかなかっただけ
嫉妬とか恨み辛みじゃなくて

故に今回は法人を卒業するという認識だと理解していただきたい

つい先日まで法人の再生計画を立てて
カンブリア宮殿に出たいなんて烏滸がましい発言をした事を恥ずかしく思う

法人に心から謝罪をしたい気持ちだ
勘違いも甚だしい僕の独りよがりだったんだから

【最期を決めた理由】

今回退職決意を決定づけた理由があるのだが
それは墓場まで持って行こうと思う
法人の品位を汚すような恥ずかしい内容で
ここには記せないから

組織や会社って自分の思い通りにいかないって事は
誰よりも理解していると思っているし

仕事のストレスは人生の調味料とも思っている
なんなら給料は我慢料だし
嫌な人と出会ったら反面教師にして学ぶ事も僕の真骨頂だった

様々な経験を積んできた自負もあったけど
そこが奢りだった部分もあったかもしれない

【僕にはとても広い海だったようだ】


カンチガイのうみ TOMOVSKY

僕の【器】という船の大きさでは
この法人の広い海を渡ることは出来ないと判断した

もしかしたら違う何処かの海でなら航海出来るんじゃ無いかと
勝手に錯覚しているのも事実

今回の人事と方針転換で
この法人の広い海では遊ばせてもらえない状況になったと強く感じている

だってオールもコンパスも乗組員までも取り上げられたんだから
船なんて漕げるわけがない

あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。

『いつの日か陽の目をみるよ』

そう言ってくれる人もいる

しかしそれは詭弁だ
そんな期待をして待つ
その時間さえ勿体無いのだから

僕に与えられた時間は
限りなく短いのだから

それが今回の退職決意の理由

【矛盾するメッセージ】

ここまで書いて言うのもおかしいけど

今の法人には感謝しかない
23年間、ここまで育ててもらったし
貴重な体験までさせてもらった

剰え施設長という責任ある立場まで仰せつかったんだから

トップが今回選んだクルー達は恐らく優秀だろう
僕と違って従順だし
指示に対する反論は一切しない
最高の部下だと思う

一つだけ苦言を呈するならば
一度話しても二度話しても同じ意見を繰り返し、頷くだけの
存在感の無いクルー達にしか僕には見えないのは負け惜しみなのだろうか

カオナシ

この広い世界で
またこの法人と関わることがあるとしたら
豪華客船並に成長した法人になって再会する事を心から願っている

僕が育った法人だから
僕も負けないくらい大きな船に乗って再会したい

だから今回は『逃げ』じゃなくて『卒業』なんだと

映画【マジックアワー】の台詞


ある映画の台詞が頭を回る

『死ぬのは怖くない。怖いのは、誇りを失ったまま生き続ける事だ。』

マジックアワーの名場面 三谷幸喜監督作品

死ぬわけではないが
僕に残された時間は短い

このまま我慢して無駄な時を過ごすなら
いっそのこと飛び出してしまおう
そう思っただけの事

しかし時間は作るものなので
捉え方によっては無限にあるはずだ
僕を遊ばせてくれる時間も
僕を遊ばせてくれるフィールドも

【never too late】

日本人初のNBAプレーヤー 田臥勇太の言葉

日清の安藤百福は48歳でカップヌードルを発明した

カーネルサンダースは65歳でケンタッキーフライドチキンを創業した

田臥勇太は『never too late』挑戦に遅過ぎる事はないと言った

友人の祖母は80歳で履歴書を書いていた

そう

人生に遅過ぎる事はないのだから

【10年後を常に見据えて】

世知辛い世の中だが
福祉業界に未来はあるのか?

そんな生意気な事をいつも頭において仕事をしてきた
世界は広い
とにかく広い
これからはいろんなことにチャレンジできる
いろんな世界を見ることができる環境になるんだ
と前向きに考えていこうと思う

11年後は僕も還暦を迎える
11年後に笑っていられるよう心から願うばかりだ
来年の今頃もきっと笑っていることだろう

未来の事なんて神のみぞ知るだけど
未来は作る事ができるはず

『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』の最後の名シーン

君たちの未来はその紙のようにまだ真っ白だってことだ。誰の未来もな。 未来は君たち自身で作るんだ、素晴らしいものにしなきゃ。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』ラストシーンよりドクの言葉
THE TEARDROPS 柳川さん

世の中余裕が
おいらの口癖
今日も朝まで歌おうぜ
EASY EASY GOING♬

『EASY GOING』の歌詞から
ジョンレノン

好きにすればいいよ
君の人生なんだから

ジョンレノンの言葉

未来しか見えないので
楽しみしかない
何やろうかな

応援してください

僕(ら)が旅に出る理由
御拝読有り難うございました


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