Blue

音楽を聴いて生きています。2023年4月からnoteを始めました。

Blue

音楽を聴いて生きています。2023年4月からnoteを始めました。

最近の記事

40th Anniversary Final THE STREET SLIDERS『Thank You!』NHKホール 2024.4.21.

2023年から始まったストリート・スライダーズ40周年のライヴは、結果的に再集結1発目になった4月の豊洲PIT『SPECIAL PREVIEW GIG』に運良く参加できてから、5月の日本武道館『Hello!!』と9月はTOUR 2023『ROCK’N’ROLL』LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)と足を運んできた。そしてファイナル・ツアーとして発表された2024年の『Thank You!』。単なるツアーだけでなく、40周年のファイナルでもあるから、目に焼き付けるの

    • 渡辺真知子 コンサート2024~愛(いのち)のゆくえ~ Billboard Live YOKOHAMA 2024.4.20.

      コンサートのタイトルである「愛(いのち)のゆくえ」で始まったステージは、2曲目に「迷い道」が歌われた。名曲は色褪せない。これまでも様々なコンサートに足を運んだが、どんなバンドや歌手でもこれだけは間違いない。そしてそんな名曲と呼ばれる曲につく枕詞が " 代表 " 曲だけではなく " ヒット " 曲であれば、輝きは時代を超えて何倍にもなるし、活動を続けてきた人のそれは破壊力が抜群である。聴きなれたアレンジではなかったが、それは関係ない。「迷い道」を聴いた僕は、2曲目で既に大きな満

      • 祝!南青山MANDALA30周年CHABOのKing Biscuit Time DJ Special ゲスト:天辰保文 南青山MANDALA 2024.4.10.

        恒例のDJだが、南青山MANDALA30周年ということで、ゲストに天辰保文さんを迎えての開催となった。ちょうど12年前の同じ日に、札幌の時計台ホールで二人のトークショーが行なわれているという偶然が重なったことでのスペシャル感が加わったのも素晴らしい。 事前に発表されていたこの日の終演は21時半。予想はしていたが、この予定時間はまったく意味を成さず、最終的には1時間以上は超えていた。もちろん手放しで喜べることではないけれど、僕自身は期待以上の楽しい時間だった。 天辰さんの選

        • はじめて買ったCD / 忌野清志郎『RAZOR SHARP』-1987-

          清志郎の73回目の誕生日に。 僕がはじめて買ったCDは清志郎の1stソロ・アルバムだった。発表は1987年。既にCDは一般的になってはいたけれど、欲しい新譜が出たら、僕はまだアナログのレコードで買っていた。もちろんCDに興味はあった。でも、聴くにはプレーヤーが必要という事情も大きく、金銭的なこともあり、手を出せないでいた。ただ、レコードにまったく不便は感じていなかったし、LPレコードの30㎝サイズは、ジャケットのデザインはもちろん、手にしたときの重さや感触などの魅力は、僕に

        40th Anniversary Final THE STREET SLIDERS『Thank You!』NHKホール 2024.4.21.

        • 渡辺真知子 コンサート2024~愛(いのち)のゆくえ~ Billboard Live YOKOHAMA 2024.4.20.

        • 祝!南青山MANDALA30周年CHABOのKing Biscuit Time DJ Special ゲスト:天辰保文 南青山MANDALA 2024.4.10.

        • はじめて買ったCD / 忌野清志郎『RAZOR SHARP』-1987-

          わたしの本棚

          noteの「春の連続投稿チャレンジ」のお題のひとつに #わたしの本棚 があるので書いてみる。Xでも #少しだけ本棚を見せる のハッシュタグがあり、それを使って " 本棚は一年以上未整理 " とポストした。 1年以上未整理なのは本当で、引越しの際に段ボールに詰めた本が山ほど収納スペースに積まれたままだ。とりあえず本棚にはすぐに出せた本を並べただけで、その後は手をつけていない。でもバラバラなのも眺めればそれなりにテーマがあるように思えてくる。 おおくぼひさこの写真集が並べられ

          わたしの本棚

          『ハウリングの音が聴こえる』松村雄策

          松村雄策の新刊が出版された。河出書房のページから引用する。 " 2022年3月に逝去した音楽評論家・松村雄策が贈る11冊目のエッセイ集。「僕の人生の六分の五には、いつだってポールの音楽があったのだ」――「小説すばる」の連載が待望の書籍化。" 新刊ではあるが、そういう本である。しかし、冒頭に収録されている「コージョライズ」を読んで驚いた。発表されたのは小説すばるの2014年4月号とあり、ポール・マッカートニーの " 2013年 OUT THERE JAPAN TOUR "

          『ハウリングの音が聴こえる』松村雄策

          映画『リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング』

          " よくこれだけの量のちゃんとした記録映像が残っていたものだ " 近田春夫のコメント通り、リトル・リチャードの音楽的な凄さを実際の映像で確認できる。僕にとってはポール・マッカートニーがビートルズで歌っている「のっぽのサリー」のオリジナル歌手という認識からスタートした人だが、これまで熱心に聴いてきたとはとても言えないから、こうした映画の公開はとてもうれしい。 もちろん、曲やヴォーカル・スタイルといった音楽自体の素晴らしさを感じて、ふれることができたが、それと共にあらゆる面で

          映画『リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシング』

          浜田真理子(Vo,Pf)〜南青山MANDALA 30th anniversary〜 2024.3.20.

          満員。客席がぎっしり埋まったMANDALAにいるだけで、開演前からわくわくした。 「THE CROW」で幕が開いた。以前もこの曲がオープニングのライヴを体験しているが、1stアルバムの1曲目がオープニング・ナンバーというのは、ファンにとってはなかなか強烈である。CDやレコードをかけて、まず最初に聴こえてくる曲だし、しかもそれが1stアルバムともなれば、ファンそれぞれのそれであっても思い入れ度も高いだろうからだ。実際、イントロを聴いた瞬間に心の中だけれど身体が浮く。かっこいい

          浜田真理子(Vo,Pf)〜南青山MANDALA 30th anniversary〜 2024.3.20.

          TOKYO春爛漫 萌芽編 大貫妙子×山弦 有楽町 I’M A SHOW 2024.3.16.

          昨年の『渋谷音楽祭~SHIBUYA MUSIC SCRAMBLE~ 公園通りレコード インストアライブ』以来の大貫妙子×山弦。この日は2部構成で、最初は山弦のステージが1時間ほど。時間の制約もあるからか、いつものトークは封印されたが、そのぶん演奏に集中できた。ギターがギターの音として聴こえた音響が、あらためてアコギによるアンサンブルの素晴らしさを堪能させてくれて心地よかった。目黒 Blues Alley Japanで体験した音とともに、耳が贅沢だ。 後半はお待ちかねのター坊

          TOKYO春爛漫 萌芽編 大貫妙子×山弦 有楽町 I’M A SHOW 2024.3.16.

          南青山MANDALA 30thAnniversary LIVE【Duet】2024 仲井戸"CHABO"麗市×新谷祥子 2024.3.9.

          2020年以降、3度の配信ライヴがあったが、生で二人の共演を観るのは2019年のMANDALA25周年以来。いやぁ長かった。 まずは新谷祥子。早朝に鳴く実際の鳥の声とマリンバ即興演奏を録音したという「小鳥ジャズ」とタイトルした曲で登場。そして太鼓だけをバックにMANDALAの30周年をお祝いする粋なオープニング。マリンバだけでなく、打楽器奏者としての魅力もある、実に新谷さんらしい幕開けだった。その後は立て続けに新曲を披露していくのも、いつものスタイルである。これまでもいい曲

          南青山MANDALA 30thAnniversary LIVE【Duet】2024 仲井戸"CHABO"麗市×新谷祥子 2024.3.9.

          佐野元春 & THE COYOTE BAND ライブ・フィルム『今、何処 TOUR 2023.9.3 東京国際フォーラム』一夜限りのプレミア上映 新宿バルト9 2024.3.5.

          昨年におこなわれた『今、何処 TOUR』の東京国際フォーラム公演を収録した映像作品の一夜限りのプレミア上映が全国7都市の映画館で開催された。そのうちの新宿バルト9では、上映前に佐野元春と高桑圭、深沼元昭が登壇するトークショーがあるとのことで足を運んだ。 ライヴが映像作品になるとギャップを感じることが多い。自分が良いと思ったライヴほどその傾向は大きい。当たり前だが、作品にはアーティストの意向が入るし、かつ監督の視点で作られるわけだから、客席で観て感じた僕自身の中に残ったものと

          佐野元春 & THE COYOTE BAND ライブ・フィルム『今、何処 TOUR 2023.9.3 東京国際フォーラム』一夜限りのプレミア上映 新宿バルト9 2024.3.5.

          アナログ天国ひな祭り特別企画「シルヴァー・クリケッツ(北中正和×天辰保文)が語る女性アーティストの魅力」 3313アナログ天国 2024.3.3

          北中正和さんと天辰保文さんのユニット、シルヴァ—・クリケッツのひな祭り企画。お二人のトークと共に女性アーティストの曲を大音量で聴きながら過ごした3時間。アーティストや曲の解説や制作背景なども評論家的に語られるけれど、決して授業や講義的なものではなく、逆にくだけた雰囲気で進行してくれるので楽しめる。 こうした催しはいたってシンプルな企画だけれど、普段からよく聴いている曲がかかった場合も大きな音で聴くことで新鮮な驚きと発見があるし、ここで知るアーティストやバンド・曲もあるわけで

          アナログ天国ひな祭り特別企画「シルヴァー・クリケッツ(北中正和×天辰保文)が語る女性アーティストの魅力」 3313アナログ天国 2024.3.3

          CHABOのKing Biscuit Time DJ 南青山MANDALA 2024.2.21.

          この日、チャボがかけた曲はソウルやブルース系はほとんどなく、ロック色が強く楽しめた。個人的には全曲がロック、さらにメジャーなバンドやアーティストでいいと思っている。僕はチャボが何をかけるかよりも、曲やバンドやアーティストを語るチャボが聴きたいからだ。だから僕自身が好きな60年代から70年代のロックをネタにして欲しいのである。 実際、これまでもDJはもちろんラジオなどでも60年代から70年代の王道ロックを語るチャボは最高だった。いくつか印象に残っているラジオ番組をあげると、1

          CHABOのKing Biscuit Time DJ 南青山MANDALA 2024.2.21.

          中島みゆきコンサート『歌会 VOL.1』東京国際フォーラム 2024.2.20.

          あるはずだったチケットを心の中で握りしめ、涙をのんだ2020年から4年。さらに『夜会』と『夜会工場』を除けば、僕自身は約10年振りのコンサート。事前情報はすべてシャット・アウトし、いよいよその日までカウントダウンという10日前からオリジナル・アルバムを1stから聴き返し、中島みゆきに入り込む日々を過ごして迎えた2024年2月20日。 コロナ禍の4年間は " さすがの私も考えた " とステージで彼女は言っていたが、選曲はもちろん、MCも含めて演出や構成などは開始直前まで練られ

          中島みゆきコンサート『歌会 VOL.1』東京国際フォーラム 2024.2.20.

          亀戸・歌の市2024 リクオと真理子 カメリアホール 2024.2.17.

          リクオと浜田真理子の共演を観るのは2016年に南青山MANDALAで『HOBO CONNECTION 2016 鍵盤男女』とタイトルされたライヴ以来。そのときにした僕のツイートは " 音楽が好きでよかった " 。 そして真理子さんがしたツイートが " 音楽をやっていてよかった "。 どちらもよく目にする表現だし、誰もが簡単に使う言葉だけれど、音楽を聴き続けてきた人、音楽をやり続けてきた人にしか言えないことでもある。音楽をやっていてよかった人の音を聴いた僕が音楽を好きでよか

          亀戸・歌の市2024 リクオと真理子 カメリアホール 2024.2.17.

          山弦『アナオリベスト発売記念ツアー年またぎ追加公演ですって!!バレンタイン♡Special 3DAYS』目黒 Blues Alley Japan 2024.2.12

          追加公演のタイトル通り、昨年の10月に観たBillboard Live TOKYO公演の拡大版といった構成。大筋は変わらなかったが、時間が増えたぶん、それに比例して二人のギターを楽しめた。 演奏時間は2時間弱だったが、体感としてはそれ以上。長いライヴだと感じたのは、ギターと同じ比重のトーク(笑)のおかげもあるだろうが、実際は二人の音に引き込まれる深さが時間となって感じられたからなのだろう。息を止めて聴いているような瞬間が何度かあったし、アコギ2本の音とは思えない分厚さで迫っ

          山弦『アナオリベスト発売記念ツアー年またぎ追加公演ですって!!バレンタイン♡Special 3DAYS』目黒 Blues Alley Japan 2024.2.12