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浜田真理子 with Marino LIVE @Tonarimachicafe 隣町珈琲 2024.6.4.

隣町珈琲でのライヴは3回目。会場がカフェなので至近距離で体験できるのはもちろんなのだが、こうした環境での浜田真理子を、東京では味わえないこともあり、同じ場所を共有している感が半端ではない。隣町珈琲店主である平川克美さんが言う " 東京で真理子さんのライヴをこの距離で聴けるのはここだけ " は大袈裟ではない。だからなのか、メニューも演奏時間も特にいつもと変わらないのだけれど、満腹感は大きい。

Marinoとの演奏も安定のコンビネーション。特にMarinoのナマ音に近いSAX…しかもフィンガリングの音さえもわかるくらいの至近距離だったので、聴き応え抜群だった。さらに愉快だけれどいい話に着地するMCも目の前で堪能。この日も笑いを取ってはいたが、" 浜田真理子はファンタジーではなく人間のうたをうたう " " 疲れているお客さんも、ライヴに来ると「自分のうたをうたってくれた」と感じて満足し、胸をはって堂々と帰って行く " という話をしてくれた。的確に浜田真理子を捉えているではないか。長年コンビを組んでいるからこその、さりげないながらも深い感動的なMCだった。

Marinoのセット

二部のアタマに「風の音」がうたわれた。初めて僕が手にした浜田真理子のオリジナル・アルバムが『夜も昼も』なので、ここに収録されている曲への思い入れは強い。さらに、最後にうたわれたのは、ライヴを締めくくるに相応しい…かつ、同アルバムの最終曲でもある名曲「胸の小箱」。ライヴのエンディングは必ずこの曲だった時期があり、僕自身も「胸の小箱」で終わる浜田真理子は格別だと思っているので、「風の音」とともに嬉しかった。

還暦記念の全県ツアーもマジックが点灯し、優勝は決まっているようだ。全県ツアーの無事完走を祈るとともに、企画されているらしい大きなコンサートも楽しみにしています。

風の音は 声になって ささやきにかわって やがて 歌になるでしょう


SET LIST(赤い人のXをお借りしました)


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