11月9日「ベイビー・ブローカー」という映画を観た。英題は「Broker」。2022年の韓国映画で、是枝 裕和監督の作品だ。
キャストは、ハ・サンヒョン役のソン・ガンホ、ユン・ドンス役のカン・ドンウォン、ムン・ソヨン役のイ・ジウン、アン・スジン役のペ・ドゥナなどである。
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あらすじは、
と、いった内容。
で、観終わっての感想。
韓国にも「赤ちゃんポスト」のようなものがあるんだね・・・
映画を観ていて、韓国にも「赤ちゃんポスト」のようなものがあるんだ…と思った。要はこの「赤ちゃんポスト」に預けられた子どもを横流しするブローカーの話である。ストーリー自体は、あってはならないような設定になっている。
テンポの良さで、映画の中に引き込まれてゆく
言ってみれば、ブローカーの犯罪の映画であるが、観賞者である自分は、だんだんと犯人たちに情が移ってゆく。そしてテンポの良さで、映画の中に引き込まれていった。
それぞれ年齢や境遇の違う5人。いつのまにか、まるで家族のような感じになってくる。根っからの犯罪者はいないのかも、と感じた。
さすが是枝監督の作品であると思った。
いい話に見えるが、要は人身売買の話
それでも、いい話に見えるが、要は人身売買の犯罪。
やっぱり、許されざる犯罪ではある。
なかなか題材にしにくい人身売買のストーリーを、コミカルかつホロっと来るストーリーに仕上げている。
よーく考えると、要は乳児の人身売買の話。
あまり笑えない話ではあるのだ。