真っ黒な棘棘の夜に、
星が見たくてベランダに出たけれど、雲に隠されてしまっていて見えなかった。今日の夜空は、心の鏡みたいだ。涙は溢れていないけれども、もやもやに支配されて泣き出しそうな夜の空と今のわたし。
noteを巡ろうと思ったけれど、オススメの記事たちがキラキラしていたからやめた。今夜は、明るく輝くものに触れたくなかった。欲しかったのは、瞬きしたら見失ってしまいそうなくらいのとっても小さな光。
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「特に何かがあったわけではないが全てを投げ出したい」が、ときどきやって来る。きっかけがないから、対処のしようがない。
時間が経てば何処かへいってくれるものと、放っておくと悪化するものの2パターンがある。どちらにしても、「今」なんだか苦しいことに変わりはない。だから、ない原因には対処できないけれど、なんとかするしかなくて。
「ふわふわ」と「静かなやさしさ」と「ぽかぽか」
この3つが"三種の神器"だ。文章でも音楽でもモノでも、とにかくこの中のどれかに当てはまるものが助けてくれる。守ってくれる。抱きしめてくれる。
今のわたしが欲しいのは「ふわふわ」かな。例えるなら、ちょうど綿飴とマシュマロの間くらいの「ふわふわ」。包まれたい、抱きしめたい、囲まれたい。痛い棘を、丁寧に抜きたい。
雲に触ることができたらいいのに。そうしたら、「もやもや」が「ふわふわ」になるのに。白くてふわふわで、もこもこ。最強じゃないか。
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明日は、空にも心にも星が輝くことを願いたい。
だから、まずは「ふわふわ」を探さなくちゃ。
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