【ゲーム】人生ゲームを久しぶりにやって思った事
先日、義理の母の法事で妻方の家族で集まる機会がありました。
義理の母はとても寒い冬の日にくも膜下出血で倒れ一命は取り留めたものの、半身不随となりずっと寝たきり生活を送ってきました。
そして567禍で入院する事となり誰にも会う事ができないまま亡くなってしまいました。
私も妻も567で面会が一切できなくなる前に、パーテーション越しですが亡くなる数か月前に会ったのが最後となりました。
なぜか人生ゲームをやる事に
義理の母の法要が一通り無事に終わった後に、全員で大広間での会食へと移りました。
大広間を片付けて、大きな机を並べて、座布団を敷いて、お弁当とジュースやお酒を並べます。親戚の小さかった子供達(小学生から大学生まで)が率先して準備をしてくれました。
そして義理の母の思い出話や近況報告など法事を一通り終えてから、妻の姉妹達がまだ残っている遺品整理をしに行ったので、残された男性陣と子供達が手持無沙汰となりました。
よって大人も子供を含めてカードゲーム(トランプ等)をする事になりました。もちろん567以降で久々のゲーム大会だったので存分に盛り上がりました。一旦お開きにしてまた男性陣で話をしていました、すると子供たちがどこからか古びた人生ゲームを探し出してきました。
子供達「人生ゲームやろうや!」
義理の兄「おう、やろうか!」
私はこの義理の兄が大好きです。とにかく優しく、空気のような存在でありながら頼もしさがあり本当に万人に優しいのです。
偽りの善でなく真実の善です、ギバー中のギバーです。
駒が全然足りない!
人生ゲームの箱を開けると、ゲームの駒である車も人もありませんでした。
仕方がない、キャップボトルの蓋を駒にして、結婚したり、子供が増えたらマジックペンで蓋に書く事にしよう!
こうしてゲームが開始されました。
義理の兄二人は順調にビジネスコースを選択して、大学教授と料理人になりました。私や子供達はルーレットで大きな目が出たので、フリーターを選択するしかありませんでした。
もちろん途中でフリーターにも逆転のチャンスのマスがあるのですが、そうそう上手く止まる事はありません。
定職に就いている義理の兄達は、結婚して子供を作り、家を買って自動車保険や火災保険に入りながら順調に進んでいましたが、案の定フリーター達は様々なトラブルや無駄な買い物をさせられて苦戦します。
途中でスキルポイントを貯めて何とか私はサラリーマンになる事が出来ましたが、甥っ子の一人はフリーターのまま一発逆転を狙って最後の大勝負でルーレットを回しました。
「人生最大の賭け」に挑戦
「人生最大の賭け」に挑戦した甥っ子は「8」にピンを立ててルーレットを回しました。
しかし、無情にもルーレットは「6」でした。
一世一代の大勝負に負けた彼は、購入した持ち家含み全財産を失って開拓地へと駒を進めました。
ある程度人生を歩んで数十年ぶりに人生ゲームをやると、とても良くできたゲームバランスだなぁ…と感じました。
そして甥っ子は昔ゲームに負けるとよく怒っていたのですが、潔く負けを認め彼もすっかりと大人の男(大学生)になっていました。
みんな立派になったなぁ…
おわり
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