見出し画像

夫と二人で東南アジアの旅⑥疑いから入ってしまう私

こんにちは、住川晴代です。
2018年9月のシルバーウィークに夫と東南アジアを旅した時の旅行記を綴っています。

前回のお話はこちら。
夫と二人で東南アジアの旅⑤街を見て人と触れてその国を知る

ーーーーー
☆9/18 プノンペンからシェムリアップへバスで移動

一昨日購入したバスチケット売り場の前で、朝10時発のシェムリアップ行きのバスに乗り込んだ。
バスはひたすらに一本の幹線道路を突き進む。対向車がいなければ前の車を追い越す。
幹線道路とはいえ、いきなり大きな穴が出現するものだからバスは大きく揺れた。

途中小さな休憩所に停まったので昼食を取った。
私はバナナチップと肉まんを食べた。肉まんは出来立てで暖かく皮が分厚くてモチモチ。中のあんもとっても美味しかった。
夫は好みの食事が無かったようで飲み物だけ飲んだ。

再びバスは走り出し17時頃にシェムリアップのバス停留所に着いた。

今日から三泊お世話になるAirbnbのホストが迎えに来てくれた。
こちらから笑顔で挨拶しても特に笑顔を返してくれるわけでもなく握手をしてホストの車に乗り込み、宿へ向かった。
途中、道路に大きな穴が何個もあり車は大きく揺れた。

今回泊まる部屋はまるでリゾートホテルのようだった。
4部屋しかないお家で、それぞれ玄関がついている。部屋の中はワンルームでキングサイズのベッド、32インチはあったであろうテレビ、そして夫が欲していたバスタブがあった。シャワーとトイレの間にはガラスの仕切りがついているし洗面台もユニットバスのような簡素なものではなくリゾートホテルのように立派だった。そして洗濯機を使うことも出来た。

これで一泊1658円だったので、最初は「この豪華さでその値段は安すぎるから絶対何かあるに違いない」と思っていて、実は壁に掛かっている遺跡の模型にはカメラが仕込まれているんじゃないかとか、ホストは合鍵を持っていて何か盗るんじゃないかとか変な妄想が始まるほど疑っていた。

こうして疑ってしまっていたのは、値段もあったが合流してから一度もホストの笑顔を見ていなかったからだ。
会話中や会話していなくてもずっと仏頂面だったので妄想が激しくなってしまっていた。

しかしホストと交流しているうちに「このホストはこういう人なんだな」となんとなくだが人間性が分かってきたので次第に疑いも退いて行った。
疑ってごめんなさい、と心の中で謝った。

また、このような素敵な部屋を見つけられたのは、夫のおかげだった。

私は宿にこだわりがなく寝ることが出来れば良いタイプだったので、こだわりが強い夫にAirbnbの宿を決めてもらっていた。もちろん、一泊の上限は私から提示していたが。

私はAirbnbで宿を決める時にレビュー数が多いところやスーパーホストでフィルターをかけて見てしまいがちだったが、夫はそんなことでは決めていなかった。純粋に自分が欲しいアメニティがあるかどうかで決めていた。

現にホストは最近Airbnbホストを始めたらしくレビュー数も少なかったので私だったら見ていなかっただろう。

プノンペンで泊まった宿はレビュー数も多く評価も高かったため安心して予約したが実際泊まってみるとそうでも無かったりしたので「レビュー数や口コミが全てでは無いな」と実感した。

部屋に荷物を置いて一息ついているとホストにお願いしていたレンタルバイク屋さんが来た。

書類にサインする際、外人である私たちはパスポートを相手に預ける。
私は、これがまだ慣れない。パスポートを預けて何されるのか分からないから。

悪いことに使うわけではないことは分かっているが、でも心の奥底では万が一のことを考えてしまっていてパスポートの原本を預けることがまだ慣れなかった。

バイクを借りた後はシェムリアップで大きいナイトマーケットへ夜ご飯を食べに繰り出した。

ナイトマーケットは観光客が多かったがそこまで人は多くなかった。
ガヤガヤしているわけでもなく、客引きもそこまで多くなくゆっくりとお店を見ることが出来た。

せっかくカンボジアに来たのでクメール料理を手ごろな価格で食べれる場所を探し、今日はテラス席がある屋台のようなお店に決めた。

私はクメール料理を頼んだが夫は挑戦しないタイプなので自分が食べれそうな中華料理を頼んでそれぞれ食べた。

私たちの隣には中国人の観光客グループが座っていてワイワイ騒ぎながら食べていた。
私たちが食べ終わる前にグループは帰っていったが、店員さんがお皿を片づけるとテーブルには料理の食べかすが広がっていた。

思わず店員さんと目を合わせてしまう私。

どうしたらこうなるのかなぁと夫と二人で話していて、一人っ子政策が影響しているんじゃないか、という話になった。
一人っ子政策の影響で、彼らは自分の親やおじいちゃんおばあちゃんに甘やかされやすい環境で生きてきた。その結果が、こういったことに表れているんじゃないかと。

夫と私はこういった議論が好きで、一つの疑問をテーマにして意見をぶつけている。夫は知識が豊富なので私は毎度勉強になる。

このnoteを読んで「中国人ってこういう人たちなんだ」と偏見を持たないでほしい。私たちが見たのはあくまで一部の中国人であり、そして一人っ子政策が影響しているのではないかというのもあくまで私たち夫婦が出した結論だから。
一意見として聞くに留めて置いて、中国人はどういった人間か、というのは自分の目で確かめることが大切だと私は思う。

ナイトマーケットでご飯を楽しんだ後はホストの家に戻った。
道路の途中でいきなり穴が出てくるから避けるのに大変だったが、旅をしている感じがして、カンボジアの”今”を味わうことが出来て最高だと思った。


夫と二人で東南アジアの旅⑦自分の国は好きですか?に続く。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

<ちょっとした宣伝>
旅行好きが高じて、自分が見てきた景色を世界中の人に見てもらいたくてサイトを立ち上げました!英語の勉強も兼ねて誰もが読める簡単な英語を意識して書いています。
https://lets-go-to-a-world.com/
英語が苦手な方でも写真を見て「こんな景色もあるんだ~」って思っていただけると嬉しいです☆


応援ありがとうございます。拙い文章ですが、これからも読んでくださいね^^