0160 交差点のカラス

今日も実にいい天気である。
天気のいい日は布団を干す。社会人だと日曜が天気でなければできなかった。なぜなら土曜は起きられないから。

それはさておき、天気がいい日は必ず散歩をすることにしている。
日を浴びて、鬱気質を追い払うためと、運動不足を解消するため。

今日は近所の川沿いを…と思いたち、さっそうと向かったわけだが、川沿いの遊歩道に降りていく交差点付近で、やたらカラスが降下・上昇を繰り返しているのが見えた。
何をしているんだろう、と道路の向かいからそこを見ると、カラスが2羽、交差点付近のエリアに来る人間を襲っている。
信号を渡ってしまうと追ってこないのに、歩道３，４ｍほどのところまでは追いかけてきて、髪を足で引っ掛けてみたり、眼鏡を器用に落とすのである。
２羽の息の合った連携に、カラスの頭の良さを実感した。

巣でもあるのか、人間に脅されたのか。
顔の区別ができるという鳥である。一部の範囲に入ってくる人間をつついてくるので、巣の方が合っているかもしれない。

私としては、ちょいと川に降りるだけなので、彼らのスキをついて交差点を突破しようとかと考えたが、弱った足腰に、生来の動物嫌いのため、襲われたら情けない声を上げそうだった。

そのままとって引き返し、本日の散歩は１５分もない。
残念無念。