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0232 自分を自分に持ってくること

私の価値は自分の側になく、他人の方にある。
このため、現在カウンセリングをしながら、他人軸から自分軸へと認知を持ってこようと奮闘中なのだが、どうにも重心が他者にある。

どうして管理職の昇任試験を受けたかと言えば、やはりそこには他者の目が合って、今回メンタルをやってしまったのも他人がいて、降任するのもしんどいのは、同じく私じゃないものがいたのだった。

部下から評価される制度があって、我ながら部下から慕われているらしき評価が出ているのだが、そうしている自分だって、自分がそうあるべきだというよりは、部下のことが気になって仕方がないことへの裏返しなのだった。

きっとこの人はこうしてほしいと思っているかもしれないと、そういう隙間を自分が埋めてきた。
だから自分を削ってしまって、少しの我慢がとうとうできなくなり、「なんで私ばかり!」と自爆を起こして、何もかもが嫌になったのだ。

試験勉強もまぁ頑張ったし、嫌な研修も乗り越えたし、この5年間、部下思いのいい上司をしてきたし、嫌だと思っても私がやるんだと気合いを入れて向かってきたし、降任したいのともったいないのと残念なのと、うらぎってごめんという気持ちと、ぐちゃぐちゃになって、右往左往している。
でもそのよたよたとした気持ちの奥底には、思考が己の方にないことのせいなのだった。

つまり、生きづらい……

先輩に、お前は周囲や未来への感度がいいから、管理職はやめた方がよい、見えているものを見ないふりはできないタイプだから、戦って戦って、今回疲れてやっとそこに気づいたんだ、これはすごいことだと声をかけてくれた。

相方氏は、体を壊してまでやる必要はないと言っている。(その裏返しに、夕飯を作ってほしいというのがありそうな気配がするが、被害妄想か)

でもねぇ、でもねぇ。
と、他人軸にいる私がいう。

それでどうしたいのかもないくせに。



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