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雨の光|紫陽花とカルミア|詩と写真


五月の光は

ひそやかに
蕾を結んで

木陰から見上げる空も
雨の葉につやめく雫も
いつしか白く
無垢のきざしを宿す

絹糸の雨が
銀色にけむる朝
新緑がこんなに匂やかに
光るから
そのふもとでは
ふと音も香りも消えて

あめの下
隠れ家の葉を
たくさんの腕がさしかける

目覚めていく
花のつぼみも
まだ己が語る言葉を持たず

となりあわせ
ただ静かに待っている
夏の真珠が
ほころんでゆく
やわらかな一瞬を
言祝ことほぐように




💧 紫陽花 ✨

シーズンオフには根元からバッサリ切られ、切り株になっていた紫陽花。この時期になると、人の背丈を超す大きさになるのです。
雨の降ったこの日は、なにもかもがきららか。
紫陽花のつぼみが真珠のようで、シルバーグリーンの別世界に迷い込んだ心地。
でも、そういう風景は写真には写せないから、詩を書きました。
これは後日、晴れた日に。こちらの空間のほうが、雨の日に見た気配に近いのが不思議。でも、乾いていて爽やかすぎるかも…。やっぱり、雨の日のみずみずしい光はカメラでは撮れないのだと思う。

💧 カルミア ✨

ガイドさんおすすめのカルミア(@縮景園)
「アップに耐えられるでしょ」とのこと
紅と白のハーモニー
こんぺいとう
これ、開くともう少し淡いピンクになるのです
どことなく桃に似た花姿。でも、蕾と花を総合すると、鎧竜(アンキロサウルスetc.)の仲間にも見えます🤔 鎧竜の卵ということで…(?)



#詩 #写真 #花 #花写真
#カルミア #紫陽花
#縮景園
#雨の日をたのしく
#カメラのたのしみ方

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