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G7サミットの桜|平和公園からの春便り|写真日記



 1年前の4月初頭。G7サミットが近づき、広島市内中心部では、日常生活にも少しずつ影響が出始めていた時期でした。

 縮景園という、外国人観光客にも人気の庭園によく足を運ぶ私。意図せず定点観測していたことになります。G7サミット直前には外国人観光客が激増していて、逆にサミット直後しばらくは外国語が聞こえてくることはあまりありませんでした。(飲食店やタクシー業界の方々は、サミットの規制で収入を絶たれて煮え湯を飲まされたのに、インバウンドが来ないと嘆いておられました…。)
 で、ほぼ1年経ってみると、やっぱり外国人観光客は、サミット前より増えています。円安の関係もあるのでしょうが、平和公園では日本人とどちらが多いかと一瞬考えてしまうほど(外国人につい目が行くので、実数より多く感じられる可能性も…)。ガイドさんの声も、英語が一番多いです。おりづるタワーでは、これまであまり来なかったオーストラリアの方々をよく見るようになったと伺いました。それも円安の影響。

 原爆資料館の2023年度入館者数が過去最高の198万人、そのうち外国人が3割超。入場までの待ち時間が2時間だったところを、オンラインチケットを導入したおかげで、半数を超える方が利用、待ち時間は半減したそうです。


 サミットの成果が実際のところ何だったのか、門外漢の私にはよくわからないのですがm(._.)m、平和公園や資料館を訪れる方が増える以上に意義のあることは、(こんなふうにほそぼそと情報発信をしている身としては)考えつかないので、開催されて良かったと思っています。




🌸 写真日記


いつもここからスタート。原民喜さんの詩碑です。
噴水とそれを囲む花が見えます。
さらに向こうには、動員学徒の慰霊碑があります。
元安橋から臨む、元安川河畔の桜と遊覧船。
元安川対岸から見る原爆ドーム。河畔の桜、樹によっては満開に近いです。
(みんフォト用横フレーム)
縦フレーム
樹とドームを撮り歩く
桜といっしょだと、ドームの表情もなごむ気がして
産業奨励館だった往時が偲ばれます
G7記念植樹の桜
若木は咲くのが遅いかしらと油断していたら、葉桜。眼に鮮やか。
広島市役所にある被爆桜を接ぎ木したもの、との説明
元気でよかった。桜は葉も綺麗✨️
原爆の子の像
原爆供養塔。引き取り手のない遺骨をおさめた、この公園の《心臓》ともいうべき塚です。
お年を召した女性が、長い間手を合わせておられる姿も尊く…写真を撮る番をじっくり待たせていただきました。


平和の鐘。観光客が減った瞬間を見澄まして。
正面奥に原爆ドーム外壁
去年も赤いチューリップでした
まだ五分咲きの木が多いので、お花も生き生きしています
花は祈りのように
対岸から
左側の背の高い建物が《おりづるタワー》
相生橋から元安川を見る。
右に見える橋とあわせてT字型をなしており、その特徴的な形から、原爆投下の際の目印となりました。(つまり、その目印地点に立っています)
桜も見える川筋



【参考】


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