見出し画像

掃除と写真とバリカン

毎度おなじみの無職エッセイです。暇なので家の掃除をがんばっています。

掃除をしていると写真と出くわす。私も鬼ではないので写真はとりあえず捨てないで同居人の了解を得て捨てる。
大がかりに掃除をやっているからかかなり古いものが出てきた。白黒で昭和20年代のもの。祖父の写真である。ちなみに戦争が終わったのが昭和20年。

祖父は薄毛である。ぶっちゃけハゲだ。お寺にいたら関係者と間違えられるぐらいだろう。案の定それらの写真の祖父もハゲている。しかしだ。今の写真とは違ってどの写真でもビシッとキメている。紋付き袴やハッピや背広。写真を撮ることが儀式の一つだったのだろう。なのでハゲも気にならない。今の時代はすぐ写真や動画を撮る。イケメンには良いがハゲにやさしくない時代でもある。

そんな時代の中でも遺伝子とは怖いもので私も薄毛である。ぶっちゃけハゲだ。ハゲで無職だ。マッチングアプリなんて絶対使えない。コロナ禍が一番ひどい時に床屋へ行けなくなりバリカンを購入した。1500円くらい。そして自分自身で頭を刈った。上手くいったかなと思ったがどうも見えないところがダメで親に後ろを揃えてもらった。これで床屋だと1000円以上だから節約になった。ハゲは一回刈ると楽。当分生えてこない。シャンプーもいらない。洗顔の延長で頭も洗えてしまう。モノ凄い節約になる。ウイルスが付着しても滑り落ちるだろう。衛生的だ。良いことずくめではないか。



髪の毛が欲しい。

おしマイケル。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?