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ラテン音楽とは何か?

ラテン音楽というジャンルがある。超ざっくり分けると中南米の音楽ということだけどそういった簡単なことでもないのがラテン音楽だ。

例えば我々がCDショップに行って洋楽のコーナーへ行く。そうすると一面に広がるのはイギリスとアメリカの音楽ということになる。たった2国である。その2国でほとんど全部の棚を占めている。そんでそのたくさんの中の1棚のまた半分くらいのスペースにやっと民族音楽というのがあり、やっとその一部にぐしゃっとラテン音楽があったりする。どうだろう?このラテン音楽の馴染のなさは。日本はイギリスとアメリカに戦争で負けているのでこうなってしまったのだろうか?あと基本的にスペイン語の音楽なので日本のような英語圏?ではまだまだ馴染がないのかもしれない。

ラテン音楽は超大雑把に分けると二系統あってキューバ系(カリブ系)音楽とブラジル音楽だ。ブラジル音楽はそれこそショーロだとかサンバとかボサノバとかMPBとか何とかいっぱいあってなぜか日本や世界中で有名だ。多分だが世界的なジャズマンと頻繁にコラボしているからかもしれない。

なのでここではキューバ系のラテン音楽だけにする。キューバ系と言ってもこれまた大雑把に二系統あってキューバのラテンとアメリカのラテンだ。もちろん二系統ともキューバがルーツでキューバの社会主義革命でキューバからアメリカに逃れた人が中心となって作ったのがアメリカラテンだ。もともと社会主義革命前はほぼキューバとアメリカは地続きのような国だった。すぐどちらの国からでも行きたいときに行けたらしい。音楽文化もほぼ地続き。昔のジャズやオールディーズにコンガなんかが頻繁に入るのもこのためだ。しかし今では基本的に国交はないぞということになっている。

アメリカとキューバのラテン音楽違いはどうかというとまあこんな感じだろう。

キューバ
ソン・モントゥーノとか言われていたりする。縮めてソンと言ったりもする。Septeto Nacional de Cubaは戦前の超老舗のバンド。キューバのバンドは平気で何事もなかったかのように代替わりする。

アメリカ
アメリカラテンでは70年代にサルサという呼称が一般的になった。キューバのラテンがアメリカに来てゴージャズになりましたという感じだ。グロリアエステファンなんかが有名だけど、日本人が知らないだけで若い人もたくさんいる。なんでも派手でエンターテイメントなのがアメリカ流のラテンだ。

キューバとアメリカのラテンはどちらも曲の構成は同じでアメリカのラテン音楽がキューバ音楽に影響を与えることもある。キューバとアメリカの立ち位置としてはブルースとブルースロックにも似ている気がする。どうだろうか?

だらだら書くと長くなりそうな予感がするのでとりあえずこの辺でやめる。

おしマイケル。


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