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はじめに

どこか虹を超えたところ
青い鳥たちは飛ぶ
鳥たちは虹の上を飛ぶ
それなら、なぜわたしにできないの?

もし幸せな小さな青い鳥たちが飛んで
虹を超えることができるなら
なぜ、ああ、なぜわたしにできないの?

***

noteを始めたわけ

女優ジュディ・ガーランド主演映画『オズの魔法使い』で歌われた歌「虹の彼方に(Over the Rainbow)」の歌詞の後半部分です。本作品は「LGBT」運動を推進する人たちによく好まれ、6色の虹はその活動のシンボルとして使われています。

昨今、「性の多様性を尊重すべき」という風潮が強くなるなか、「同性愛を認めない人は差別主義者である」と叫ばれるようになりつつあります。

カトリック教会は、初めから今も、同性同士の性行為、同性婚や性転換手術を認めていません。そのため、多くの人に先のようなレッテルを自動的に貼られてしまうようです。ですがこれは、互いをリスペクトしながら行う「対話」とはいえません。

対話の一助となるように情報提供したいと思い、このnoteを始めました。ここでカトリック教会の教えに触れ、それを心から理解し喜びをもって生きる元同性愛者、元トランスジェンダーの当事者たちの声に耳を傾けていただけたら、と願っています。その他、参考記事となるものも載せていきます。

「どこか虹を超えたところ」にこそ、真の愛と自由がある――。

人がもつ同性愛の傾向や性同一性障害を、カトリック教会の視点から見つめ、読者の皆さんが新たに考え始めるきっかけになれば幸いです。

祈り

8月15日、聖母被昇天の日。
聖母マリアが、その清い体ごと天に上げられたことを記念する日に、すべての同性愛の傾向をもつ人たちと性同一性障害を抱える人たち、その友人、家族、司牧をするすべての人のために、このnoteを始めたいと思います。キリストと出会い、真の愛によって癒され、強められ、聖性を生きる喜びと真の自由を、その身と心で感じることができますように。

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