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行きたかった本屋さん

先日帰省した折に、どうしても行きたかった本屋さんがあり、

子どもたちを預けて行ってみた。

本屋title

流行に疎い私だが、
たまたま図書館でこちらの本屋の店主の方の著書を見つけ、

ぜひ行ってみたいと思っていた。

家の近くにも大きな本屋があるが、
万人向け、といった感じで、ある意味味気ない品揃えだ。

だがこちらの本屋titleは、店主の方がこだわりを持って揃えた本も並んでおり、

リトルプレス(少数しか発行されない書籍)もあるとのこと。

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行ってみると、とても狭い店内に、選りすぐりの書籍がびっしりと並んでいた。

奥には数席のカウンターがあるカフェ。

さすが、話題とあってお客さんで賑わい、混雑。

でも息苦しい雰囲気はなく、時間を忘れて長いこと居られる場所だった。

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私が選んだのはこの三冊。

ここで出会えた本は、一期一会な感じがして、

いつもなら値段を気にして沢山は買わないのだが、今回は大人買い。

本はネットでも買えるし、今や電子書籍もあるから、
如何様にも選択肢があり、

ただ「読む」ということだけを満たすためならば、それらの選択肢でも良いのかもしれない。

でも本の質感とか、装丁とか、重みとか、紙の手触りとか、印刷された一文字一文字の字体とか、

そういったものも中身と引っ括めてその本の「価値」なんだということを改めて感じさせてくれる本屋だった。

何かとても気に入ったものを手に入れた時の喜びのように、

ただ内容を読みたいから買う、だけでなく、

その本自体を、中身とそれ以上に大切なものとして、手元に置いておく幸せを感じさせてくれる三冊に出会えたなと思っている。

大手の書店のように、売るべきもの、売りたいものが予め決まっていて、それを売るために販促するのではなく、

店主の方の目線で選ばれている、というところも、普段書店に行って出会えない本に出会えるチャンスを貰えているということ。

こういうこだわりのお店、我が家の近くにもありそうなので、そちらもそのうち訪ねてみようと思う。

さて、窓からふわりと入ってくる風に当たりながら、

幸せな読書時間としよう。

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