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偶然の出会いからブルーモの創業、CTOへ

はじめまして。
ブルーモの創業メンバーでCTOの小林です。
このnoteでは、創業背景やブルーモでやりたいことなどについてお伝えしようと思います。


ブルーモ創業のきっかけ

ブルーモを創業した経緯は偶然の重なりでした。
それまで私はフリーランスのエンジニアをしつつ2020年末までエメラダ株式会社というFinTechベンチャー企業で執行役員(テックリード)を兼務しており、開発チームの責任者をしていました。エメラダ社の執行役員退任後はフリーランスとしての仕事を増やし、色々な案件を受けつつ自分の持っているスキルで何か社会課題を解決したいと考えていました。そんななかで政治とカネに関する問題とその分野でプレーヤーがほぼいないこと、そして自分が持っているスキルで挑戦できそうだと気付き、政治資金データベースというサービスを開発・運営をしていました。そのときは、この政治資金データベースの開発と運営に力を入れていくつもりでした。

そのあたりの経緯や記事は、下記のnoteにいくつか記事があります。もしよろしければご覧ください。

中村との出会い

そんななか、ある日、Twitter経由で中村からメッセージを貰いました。そのときは特別乗り気だったわけではありませんが、実際に会ってみると少しずつ考えが変わってきました。
『この人と一緒にやってみるのも面白いかもしれないぞ・・・?!』
そう思うようになったのです。

私も中村も、世の中、特に日本をもっと良くしたいという共通の想いを持っていて(だからこそ私は個人で政治資金データベースのプロジェクトを始めていたわけですが)、良くするためにどういった施策が必要なのかというスケールの大きい大枠の話をするときもあれば、個別具体的な話をする場面もありました。そういう話をする中で、日本における金融サービス、とりわけ証券分野でのペインが大きいのではないかという共通の課題感を持ち、この分野で起業・サービス展開をしたいという中村の想いと、すでに金融商品取引業でのシステム構築を経験した私の過去が活かせることから共同創業という流れになりました。

前職のエメラダ株式会社では、2019年まで『EMERADA EQUITY』という株式投資型クラウドファンディングのサービスを展開していました。私は、まさにこの『EMERADA EQUITY』の0→1の開発からサービスローンチ、ローンチ後の開発と運用をリードしていました。しかし、様々な事情から『EMERADA EQUITY』はユニバーサルバンク株式会社(2019年当時)へと事業譲渡をし、エメラダ社としても金融商品取引業者としての登録を取り消し、事業ピボットをした過去がありました。これは、会社としての経営判断の結果だったのでしょうがないことではあるのですが、やはり自分が精魂込めて0から創ったサービスを手仕舞いにするのは悲しいものがありました。

金融サービス開発への再挑戦

金融商品取引業としてビジネスを行うためにはシステム面、会社の体制面などで多くの基準や水準を満たす必要があり、スタートアップがやるにはかなりハードルが高いものです。しかし、ドラクエやFFのようなRPGで強い敵を倒したときほど得られる経験値が多いのと同じで、開発対象のシステムが複雑なほどそれをやり遂げた時の達成感や得られる知識・ノウハウも大きいものがあると感じていました。この経験から、またいつか金融商品取引業としてのビジネス・サービス開発をしてみたいという想いを持つようになっていたのです。

証券会社のスタートアップが立ち上がるのはそのハードルの高さから、かなり稀なことです。ですが、中村との出会いにより、自分のこれまでの経験やスキルを活かせるチャンスだと感じました。もう一度、金融商品取引業として、今の時代に即し求められている「新しい証券会社」「投資サービス」を開発する良い機会だと感じ今回の共同創業に至りました。

報酬、やりがい、カルチャー三方良しの会社にしていきたい

創業するにあたって、どんな会社だと働きやすいのかを考えました。
働きやすい会社というのは、次の3つの要素の総合値が高い会社だと思っています。それは報酬(リターン)、やりがい、カルチャー(人間関係)の3つです。

昨今はどこの会社もエンジニアの採用には大変な苦労をしています。私達も当然ながら同様の悩みを抱えているわけですが、そのためにやることは意外とシンプルだと思っていて、エンジニアが働きやすい・働きたいと思える会社を作ることに尽きると思っています。

報酬(リターン)は文字通り給料のことですが、SOなどキャッシュ以外の報酬体系のことも指します。やりがいというのはビジネス面での面白さと技術面での面白さ、カルチャーは会社としてのビジョン・ミッションとそこで養成されてくる社内の人間関係や空気感、働き方などを含みます。

人によってどの要素を重要視するかは様々だと思いますが、エンジニアに限らず社員が働きやすい会社というのはこの3つの要素が高い会社です。逆を言うと、人が仕事を辞める理由も多くの場合はこの3つの要素のどれかに集約されると思っています。

したがって、この3要素を高め続けることが大切で、個人の重要視する軸に合わせて柔軟に対応していくことが重要だと思っています。

ブルーモの「報酬」「リターン」「カルチャー」とは

ブルーモにおいては、まだ立ち上がったばかりの会社なので、今後の会社の成長に併せて給料を上げていくのは当然としても、今々で高額のお給料を払うのは難しい点もあります。ですが、なるべく市場水準を汲んだ給与テーブルを用意したり、社員向けのSOのプールを多めに用意したりしてあります。社員向けのSOプールの量は、他者事例から鑑みてもかなり高い水準だと思います。

技術面・ビジネス面におけるやりがいとしては、金融商品取引業のシステムとして求められる水準が非常に高いなかで、現代の技術を使って見た目も中身もモダンなシステムとして作り上げていく経験ができることです。

求められる水準が非常に高いというのは、裏を返せば、複雑で要求レベルが高いシステム構築ができるということです。それは成長の場としては最適で、そういった経験は他では代え難い貴重なものだと思います。また、ここで得た業界知識や技術的な知見は今後どこに行っても役立つものだと確信しています。

カルチャーとしては、非常に優秀なメンバーが集っており、お互いの専門性に対して敬意を払いながら、適度な距離感を持って働けていると思います。また、働き方も個人の事情に併せて柔軟に対応していて、基本的にはフルリモートOKなので、北海道や京都などから参加してくれているメンバーもいます。

最高のプロダクトを作るためには最高の仲間が必要で、最高の仲間が気持ちよく働ける環境を作るのが私の一番大切な役目だと思っています。

是非、一緒に次世代の金融サービスカンパニーを創りましょう!

ブルーモでは一緒に働く仲間を募集しています

募集職種一例
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・インフラエンジニア(SRE)
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