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【使える!伝わる!英語でひと言!Vol. 10】

英語で伝えるのが難しいとか、苦手だからと敬遠している方がいたら、まずはそんな「思い込み」を解き放って頂きたい。意外と知っている単語だけでシンプルに伝えることができるものです。知らないのは「使い方」。仕事のなかで、プライベートで、さっと使えて伝わるひと言を紹介します。


★今日のひと言★

Please watch your step.
お足元にご注意下さい。


このフレーズ、どこかで聞いたことがありませんか? ショッピングセンターの店内放送で、エスカレーターに乗る時に流れてきます。(近所のAEONで流れてます。) 

屋外や足元の段差のある所で、ご案内する方にもこのひと言が言えると安心ですね。(メーカー勤務ですので工場見学を想定しましたが、どこでも使えます。)

「注意する、気を付ける」の感覚でこんな時Be careful ! はちよっと違います。
「目で見て下さい」のニュアンスが必要なので、watch を使います。

今回は「見る 👀について。英語では watch の他に look や see があります。どんな時にどれを使うのか、おさらいしてみましょう。

《👀 watch 「注意してじっと見る」》



単に「見る」というニュアンス以上のものを含む watch には、「じっと見る、監視する、見守る」という意味があります。watchdog と言えば、「番犬・監視人」という意味になります。

(1) 後ろから車が来ます。
Watch out! A car is coming behind you.
気を付けて! 車が後ろから来るよ。


(2) 何やってるの?  と聞いたら…
I’m watching TV now.
今テレビ見てるの。


じっと見ているので、watch を使います。他にもサッカーの試合や相撲
(soccer game, sumo tournament)
などのスポーツ観戦、動物や虫の動きの観察など、じっくり見る物は watch です。
そう言えば、「ヒューマンウォッチング」なんて人間観察する言葉がありますね。


《👀 look「意識的に目を向ける」「~のように見える」》


「意識的に目を向ける、何気にチラッと見る」
場合は look を使います。対象物はたいてい静物であるので、watch のように凝視しません。

ちなみに「あっち向いてホイ!」も、
Look, look UP!  Look, look DOWN! 
(
または RIGHT /LEFT ) と言い、
指の動きは日本のそれと全く同じ要領です。
まさに「チラッと見る」です。

目的語を補って使うこともあります。
look at ~「~を見る」
look for ~「~を探す」
look up~「~を調べる」

(3) 何も買う予定の無いウィンドーショッピングです。
May I help you?  何かお探しですか?
I’m just looking.  見てるだけです。

日本の「いらっしゃいませ」と違い、Hi. May I help you? 
(またはカジュアルに How can I help you?) 
と店内で言われたら、
「こんにちは。何かお手伝いしましょうか?」と聞いているので必ず返事をしましょう。見てるだけ、と言えばほっといてくれます。黙って物色するのは店員さんに失礼です。

(4) プレゼンテーションの最中です
Please look at this graph. 
このグラフを見て下さい。


(5) 何か探し物をしています
What are you looking for?
何を探しているんですか。
I'm looking for my smartphone.
スマホを探しているんです。


(6) 言葉の意味を調べます
I will look up the word online.
その言葉をネットで調べてみます。

(辞書で:  in a dictionary)

(7) 様子が変です!
What' s wrong? You look so tired.
どうかしたの? とても疲れてるみたいね。


見た目についても look が使えます。
動詞の使い方について取り上げたVol.7で、

Your lunch looks delicious!
お弁当おいしそうですね!


とご紹介しましたが、 
A look(s) B.   「A は B のように見える」
という使い方ができます。

美しく着飾っていたら 
You look beautiful. 
美しく見えます→「キレイですね」

楽しそうにしていたら 
You look happy. 
楽しそうに見えます→「楽しそうですね」

というように使います。 
You are~ とは違い断定していないので、そのように見えるというチラッと見た主観です。

《👀 see「見える・見ることができる(可能)》


seeは意図したかどうかに関係なく、
「対象物が視野に入っているか、見えるかどうか」を意味します。
対象物が人であることもあり、「会う・遭遇する・お目にかかる」というようにも使います。

(8) これからパワーポイントを使って会議を始めます
Can you see the screen?
画面が見えますか?


(9) 彼の目撃情報
I saw him walking in a shopping mall. 
彼がショッピングモールで歩いているところを見たよ。


(10) 再会をした方に
It's very nice to see you again.
またお目にかかれて光栄です。


by あきりんご🍎

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