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うつ病の意外な原因/うつ病の初心者向け総合ガイド

この記事では、うつ病の原因についてまとめていきます。
オイラがうつ病になったのが20年前。ちょっと久しくなってしまったので、現在の「うつ病」の原因を調べてまとめてみました。どなたかの役に立てればうれしいです。原因を理解して、うつ病の予防に役立てていきましょう。

うつ病の原因は、下記の事柄が主な原因になっているようです。

  • ストレス

  • 性格的なもの

  • 遺伝的なもの

  • 心因性

  • 外的要因

遺伝するのも驚きましたが、リスクはあるようです。
必ずなるようなものではないですが、予防を心がけるのはアリだと思いますので、予防についても最後に記載しておきます。

それでは、それぞれの原因を見ていきましょう。


うつ病の原因5選

◆やっぱりストレス

ストレスフルな現代病

最大の原因はストレスのようです。ストレスフルな現代病と言ってもいいでしょう。ストレス過多な職場、人間関係、仕事のプレッシャーなどでうつ病を発症する人が多くなっています。また、大切な人やペットを失う、経済的困窮、病気による心労なども、うつ病になる一因となっています。
ただし、ストレスに対する反応は個人差があるので、同じ状況下であっても、うつ病を発症するかしないかは、その人次第になります。

◆性格的な要因

責任感が強いのは良いのですが・・・

生真面目、几帳面、責任感が強い性格の人は、うつ病になりやすいとも言われています。現代社会はそうでなくても生産性の向上を謳われており、正確性が問われる場面が多くなりました。このため、他人の評価が気になり、問題が起こると悲観的になる傾向があります。完璧主義で弱音を吐けない人も注意が必要です。何でも一人で抱え込み、悩んでしまう傾向があり、助けを求めたり、人を頼ることを避けてしまうからです。

◆遺伝的な要因

うつ病の遺伝的な因果関係が確認されているそうです。親族で二親等以内の血縁者にうつ病になった場合、うつ病の発症率は2〜3倍になるといわれています。二親等以内というと、本人から見て祖父母、親兄弟、子、孫までになるので、結構広い範囲になりますので、二親等にあたる方々は、予防に取り組むのも良いかもしれません。

二親等イメージ

◆病気などの心因的要因

命にかかわるような大きな病気や、長期にわたって食事制限などが治療のために必要な場合、それが大きなストレスとなってうつ病を発症する場合があるようです。もし心当たりがあるのなら、一度お医者さんに診てもらいましょう。
 また産後うつなども心因的なものになりますが、女性はホルモンバランスが崩れたことが原因になったり、男性の産後うつに関しては、長時間労働や睡眠不足が原因となっているようです。

大病しても悲観し過ぎないようにしましょう

産後うつに関しては、別記事にまとめています。男性も女性と同じぐらいのリスクになっているので、男性も気を付けましょう。

◆その他、外的要因

◇家族が原因の場合
 幼少期に機能不全の家庭に育った場合、成人になってからこころの病気を発症する確率が高くなることが分かっています。
これは、脳神経系が大きく発達する時期が、幼少期であることが関係しているため、うつ病の発生リスクも高まるためです。
また、夫婦間、介護時の介護者についてもうつ病を発症することがあります。夫婦間の場合は、子供が生まれたことによりどちらか一方に負担がかかる等、家庭内の役割の変化やライフステージの変化により発症するケースもあります。
介護時の場合は、介護の負担、経済的負担、介護施設や病院との連絡や手続きの負担が発症のきっかけになることもあるようです。

家族がうつの原因であった場合は、家族に打ち明けてみましょう。家族の支えが治療にも大切になってきますので、いい機会なので理解してもらうようにしましょう。
そうではなくDVや虐待を受けている場合は、とにかく逃げましょう。公的なサービスや機関に助けを求めてみましょう。
NPO法人でシェルターを運営しているところがたくさんあります。
ここでは一例をご紹介します。

◇LGBTQの場合
社会の決めつけによる生きづらさ(LGBTQの方や、マイノリティに対する偏見)などで、うつ病になることもあり得ます。
特に若年時は自覚が無いため、なぜ生きにくいのかがわからず、ストレスが溜まりやすい環境、人的環境であるにもかかわらず、周りに合わせてその環境に飛び込んでしまったり、我慢して長い間過ごし、合わせようとしたりして、なかなか気が付きにくいです。

自分を大切にするとは、マイノリティであるとかは関係なく、自分が生きにくいという想いを大切にすることです。自分が傷つかないようにしましょう。また、家族や身近な人に理解を求めてみましょう。

こちらのサイトを見ると、メンタルヘルスが良くない人の割合がLGBTは2倍以上高いという結果が出ているそうです。無理はせず、病気を悪化させないようにしましょう。

◇アダルトチルドレンが原因
 アダルトチルドレンが原因でうつになる事もあるようです。
 アダルトチルドレンは精神医学などでは認められていませんが、多くの方が苦しんでいる症状です。

アダルトチルドレン(AC)とは、子どもの頃に親や養育者など家族から受けたトラウマによって、大人になってからも自身が生きづらさを感じながら生活している人のことです。

アダルトチルドレンは医学的な診断名ではありません。元々は、アルコール依存症の親のもとで育てられた子ども「Adult Children of Alcoholics(ACoA)」という意味で使われていた言葉です。

次第にその解釈は広義的になり、現在では肉体的・精神的虐待や過干渉など、様々な家庭環境、問題を持つ親の元で育ち、トラウマや問題を抱えたまま大人になった人のことをアダルトチルドレンと呼ぶようになりました。

TerapiさんのHPより
https://terapi.jp/column/characteristics-of-adult-children/

親の顔色を窺うように過ごしてきた子供が、そのトラウマのために、大人になってい生きにくさを感じている人が該当するようです。

ACの中でも型が定義されているようで、私は今まで4つかと思っていたのですが、6つの説もアリ、なかなか複雑なようです。

これらのことを踏まえた詳細内容を、別記事にまとめる予定です記事の投稿がすぐにわかりますので、よろしければフォローしてくださいね。

☆☆☆関連コンテンツは今後公開予定です。☆☆☆
(公開後にリンクをこちらに貼り付けます)


オイラがうつ病になった原因と経緯

 うつ病の最大の原因はストレスなんですが、ストレスへの反応は個人差があるので、同じ状況下であってもうつ病を発症するかはその人次第なんですよね。

オイラはパワハラでうつ病になりました。当時はまだまだハラスメントなどの言葉もなく、育児に男性も参加を!という世論が高まり始めた頃でした。
(まだまだ企業側は理解は無かったですが)

オイラがうつ病になった経緯は下記にまとめています。

うつ病と適応障害の違い

 オイラは2024年5月下旬に「適応障害、うつ状態」と診断されたのだけど、正直、「適応障害ってなに?」という状態でした。
 症状はうつ病になった時とほぼ同じ症状で、

  • 胸の当たりがつらくてキツイ

  • 仕事に集中できない。(仕事にならないほど辛い)

  • 頭痛いし、手足がしびれる

  • モニターの光が眩しすぎる時がある

  • 家事(掃除、洗濯、料理)ができなくなる(洗い物は貯めてしまう)

  • 希死念慮が出る(さすがに死にたいは無いけど、関わった人すべての記憶からオイラを消してから消えたいと思う)

  • 土日2日間では足りないほど疲労感を感じる

  • 仕事を休みがち

  • 寝ると翌日が早く来るので、夜更かしする

  • 眠れない

  • 中途覚醒、早朝覚醒で寝不足

  • 食欲がなく、まともなものを食べられない

  • だから体重減少

とまぁ、挙げればきりがないですね。
じゃぁなにが違うのか?

うつ病と適応障害の違いは、原因が明確か否かの違いのようです。

主治医に聞かれたこと

今回も人間関係が原因なのですが、その対象の人がいなければ辛くなっていないのかを、主治医に何度も確認されました。まぁ、いなければ症状は出ないように思ったので、間違いではないのですが。

 で、主治医は入力したメモを眺めて少し考えた後、「適応障害でうつ症状ですね」と言いました。
 オイラが聞き返すと「その人がいなければ、症状は出ないんでしょう?」と言われました。主治医も原因が明確かどうかを気にしているような問診でした。

 受診後に厚生労働省のHP※や、他のクリニックや医療機関のサイトを調べると、適応障害については「原因が明確であること」、「ストレスの原因から離れると症状が治まる」が条件に必ず出てきているので、恐らく理由の有無を聞いていたのだと思います。(初めて診断する時はね)
 次回以降の受診時に、ストレッサーから離れて症状が治まるかを見ていくのだと思います。

※厚生労働省のe-ヘルスネット(下記リンク先)に「ストレスの原因が明確であることが定義上重要となります。」と記載されています。
(生活習慣病予防のための健康情報サイト)

うつ病の原因を理解して予防しよう!

いかがでしたでしょうか?
うつ病の原因はストレスだけではなく、様々な原因があるようです。1つだけではなく様々な要因が重なってうつになることもあるため、本人も理由がわからず、原因不明になることもあるようです。

様々な原因を遠ざけることも重要ですが、予防をすることも大切です。
人生は長いようで短いです。病気に占領された人生にならないように、皆さんも予防して、素敵な人生をお過ごしください。

急性期に救われた方法を紹介した記事がありますので、よろしければそちらもご覧ください。

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