黒鳥社|blkswn publishers Inc.

黒鳥社はコンテンツ・レーベルです。いまの当たり前を疑い、あらゆる物事について、「別のあ…

黒鳥社|blkswn publishers Inc.

黒鳥社はコンテンツ・レーベルです。いまの当たり前を疑い、あらゆる物事について、「別のありようを再想像(Re-Imagine)する」ことをミッションに、雑誌、ウェブ、映像、イベント、旅などメディアを問わず、コンテンツをプロダクション(制作)しています。

マガジン

  • NGG_Research

    黒鳥社noteの新シリーズ「NGG Research」は、ムック『NEXT GENERATION GOVERNMENT 次世代ガバメント 小さくて大きい政府のつくり方』で共有した前提の上に現在進行形で積み上げられている世界の行政府、そして関連機関の動きを紹介します

  • 働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話

    コクヨ野外学習センターの人気ポッドキャスト〈働くことの人類学〉の単行本『働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話』から、【第1部】働くことの人類学の全6話を特別有料公開。 もっと自由で人間らしい「働く」を、貝殻の貨幣を使う人びと、狩猟採集民、牧畜民、アフリカの零細商人、アジアの流浪の民、そしてロボット(!)に学ぶ。文化人類学者による目からウロコの対話集。仕事に悩めるすべてのワーカー必読!絶賛発売中です!

  • 五〇〇書店

    蔦屋書店と若林恵率いるコンテンツレーベル黒鳥社が贈るポップアップブックストア「五〇〇書店」. 毎回変わる「店主」(個人、または集団)が、新刊書を中心に、再読したい本も含めて「これから読む本」を500冊選出し(古本はNGとします)、それを期間限定で販売するプロジェクトです (選書リストは無料公開はせず、オンラインで有料販売いたします)。

  • 月刊ブラックスワン・ジュークボックス

    日々の新譜を紹介するソーシャルコンテンツ〈blkswn jukebox: daily〉でとりあげた作品を総まとめ!と、そのなかから注目作をランキング!さらに、紹介しそびれたシングル曲などをもセレクトした「その月に気になった曲」プレイリストに、〈blkswn jukebox: daily〉編集委員ふたりによる総括談話ポッドキャスト〈blkswn jukebox: monthly playback〉をパッケージした、音楽総まとめ。

最近の記事

黒鳥社より2024年年始のご挨拶 【blkswn CEO土屋繼】

Photo by Sven Creutzmann/Mambo Photography/Getty Images このたび、能登半島地震で被災された方々へ心よりお見舞い申し上げます。少しでも早い復興を祈念申し上げます。 元日から大きな事件が続き、挨拶文を公開するかどうか悩んだ。 しかしながら、意外とこの挨拶文を毎年読んでいる方々がいらっしゃるようで、「読みましたよ」みたいな感じで初見の方々に言われることが増えた。駄文に目を通していただき本当にありがたいと思う。そういう意味

    • きっとあるはずのコミュニティ|『Like The Wind』日本版創刊に寄せて 【若林恵】

      Like The Wind 日本版#01  特集「New Running 新しいランニング」  パンデミックを経た世界でいま走ることはどういうことなのか。トレイルランニングやロード、トラックを問わず走る人/ランナーの声を、インタビューを通して。走る喜びやメンタルヘルス、歴史、人種、都市と格差、チャリティ、コミュニティをいったテーマを、レポートや論説記事を通して表現した、英国発の次世代ランニングカルチャー誌『Like The Wind』の日本版。木星社より新創刊。黒鳥社・若林

      • 「K-POP」や「マインクラフト」から民主主義を考えてみる|若林恵『実験の民主主義』あとがき

        新しい時代には、新しい政治学が必要である──。政治思想史の大家である宇野重規と黒鳥社の若林恵による縦横無尽の対話から、民主主義の未来を見いだす『実験の民主主義:トクヴィルの思想からデジタル、ファンダムへ』。刊行に先駆け、若林が本書に寄せたあとがき「聞き手をつとめて」を特別公開。 Cover Photo: 「マインクラフト」の3D世界 Iurii Vlasenko / Alamy Stock Photo * * * 聞き手をつとめて 日本を代表する政治思想史の大家、宇野

        • 犯罪王トランプの肖像:マグショットをめぐる小史 【若林恵|深夜特報#02】

          2023年8月24日。組織的な選挙妨害を行った容疑で、トランプ前大統領がジョージア州で逮捕された。トランプはアトランタ市内にあるフルトン郡拘置所に赴き、その場で「逮捕され、指紋を採取され、身長・体重などを報告し、顔写真を撮影された」とBBCは報じている。 トランプ前大統領が逮捕されるのは今回で4度目、罪状は90を上回るとされる。すでにして珍しくなくなりつつある逮捕劇が大きく世間を賑わせたのは、逮捕そのものよりも、拘置所で撮影された記録用顔写真、俗に言う「マグショット」が公開

        黒鳥社より2024年年始のご挨拶 【blkswn CEO土屋繼】

        マガジン

        • NGG_Research
          黒鳥社|blkswn publishers Inc.
        • 働くことの人類学【活字版】 仕事と自由をめぐる8つの対話
          黒鳥社|blkswn publishers Inc.
        • 五〇〇書店
          黒鳥社|blkswn publishers Inc.
        • 月刊ブラックスワン・ジュークボックス
          黒鳥社|blkswn publishers Inc.

        記事

          ラハイナの水:マウイの山火事と災害資本主義をめぐる点描 【若林恵|深夜特報#01】

          マウイ島で起きた山火事についての情報は錯綜している。錯綜しているのは、情報が少なく断片的だからだ。多種多様なニュースをソーシャルメディアで眺めながら、点と点をつないで線にしてみる。そうやってわたしたちは、この惨事の全貌を透かし見ようとする。錯綜しているのは、わたしたちが情報をつなぎあわせてつくりだした線だ。 山火事の原因は不明だ。行方不明者は1000人を超えるとされるが、死者の数は今日の段階では100人強とされる。非常用の警報サイレンは鳴らなかった。消火のための水も出なかっ

          ラハイナの水:マウイの山火事と災害資本主義をめぐる点描 【若林恵|深夜特報#01】

          黒鳥社より年始のご挨拶|blkswn CEO土屋繼

          今年も早速年始のご挨拶を。 (一昨年と昨年はこちら) 人間、歳を重ねれば多少は落ち着いてくるものだと勝手に思っていたが、とんでもなかった。公私共に予想だにしない出来事の連続で、全くもって気が休まらない2022年だった気がする。ただ、理由は分からないが、ちょうど1年前に感じていた、社会や共同体に対するある種の徒労感というか諦め感というか、そのようなものはこの1年で吹き飛んでしまったようだ。 コロナだけでなくそれと同じくらいのインパクトを持って未来から突然やってきた、ロシアに

          黒鳥社より年始のご挨拶|blkswn CEO土屋繼

          お詫びと書籍絶版のご報告(2022年10月18日)

          この度、弊社刊行書籍『それを感じているのは私だけじゃない こんにちは未来 ジェンダー編』(佐久間裕美子+若林恵・著)の第1刷(2020年8月発行)におきまして、一部の読者を傷つける不適切な内容があるとのご指摘を読者の方からいただきました。 該当箇所は、以下の部分となります。 いただいたご指摘は、上記箇所において3つありました。 1. 文脈的にはトランスジェンダー女性によるトイレの利用に関する話題において、「出生時に割り当てられた性別が男性で、ジェンダーアイデンティティ(

          お詫びと書籍絶版のご報告(2022年10月18日)

          B Corpと「承継」|『B Corpハンドブック』編集者・矢代真也が本をつくりながら考えたこと

          「B Corpムーブメント」に関する日本初の本格的な入門書『B Corpハンドブック:よいビジネスの計測・実践・改善』で監訳者に名を連ね、編集を担当した矢代真也は、フリーランス編集者であると同時に、実家の跡取りとして京都の老舗呉服問屋「矢代仁」の経営にも携わっている。「家業をB Corp企業に」という密かな想いを胸に『B Corpハンドブック』の制作にあたった編集者/事業承継者が、「B Corp」「承継」「編集」に通底するものとは何か考える、本書未収録の特別版・編集後記。

          B Corpと「承継」|『B Corpハンドブック』編集者・矢代真也が本をつくりながら考えたこと

          メッセージ・イン・ア・ボトル|『B Corpハンドブック』日本語版あとがき 【文=若林恵】

          よき「市民」であることと、わたしたちの「仕事」や「ビジネス」は、暮らしのなかでいったいどのように結びつきあっているのか? 「賃労働」と「市民であること」は、本当に共存しうるのか──。「B Corpムーブメント」に関する日本初の本格的な入門書『B Corpハンドブック:よいビジネスの計測・実践・改善』の監訳者を務めた黒鳥社の若林恵が本書に寄せた「日本語版あとがき」を特別公開。 text & photo by Kei Wakabayashi * * * 元来人見知りで人付き

          メッセージ・イン・ア・ボトル|『B Corpハンドブック』日本語版あとがき 【文=若林恵】

          ファンダムは◯◯を超える|対談・山下正太郎 ×若林恵 【『ファンダムエコノミー入門』より】

          【ウェブ特別公開!】 話題のビジネスムック『ファンダムエコノミー入門:BTSから、クリエイターエコノミー、メタバースまで』は、そもそもなぜ生まれたのか。「ファンダム」がもつ可能性はいったいどこにあり、それをドライバーとする経済はどのようなものとなるのか。企業によるオープンイノベーションから、K-POP、オードリー・タン、中国のスーパーアプリ、贈与経済、UX、アレッポのスーク、NFT、メタバースまで縦横無尽に語りながら、ファンダムの可能性を「消費者」「利己的人間」「資本主義」「

          ファンダムは◯◯を超える|対談・山下正太郎 ×若林恵 【『ファンダムエコノミー入門』より】

          鼎談・星座をつくりたい 津野海太郎×宮田文久×若林恵|黒鳥社の新刊『編集の提案』収録の鼎談を特別公開!

          伝説の編集者・津野海太郎が1977年から2001年に書いた文章に「編集」の新たな可能性を探る書籍『編集の提案』。本書に収録されている、津野海太郎さん、宮田文久さん(編者)、若林恵(黒鳥社)3名の鼎談を4月19日開催の刊行イベントに合わせて特別公開!「編集」という営みは、時代の中でどう移り変わり、どう拡張し続けているのか。是非ご一読ください。 4/19(火)「そうだ、津野さんに訊いてみよう!」『編集の提案』刊行記念イベント開催! 伝説の編集者・津野海太郎さんが、みなさんから

          鼎談・星座をつくりたい 津野海太郎×宮田文久×若林恵|黒鳥社の新刊『編集の提案』収録の鼎談を特別公開!

          実用本位の夢|黒鳥社の新刊『編集の提案』編者・宮田文久による「まえがき」を、書籍発売に先駆けて特別公開!

          社会のなかにはきっと、「編集」がなしうることがある。そのヒントは、 伝説の編集者・津野海太郎がつづってきた文章にひそんでいる──。 晶文社での活動をはじめ出版文化の重要人物でありつづけた津野海太郎による未来を見すえる編集論集『編集の提案』。3月15日からの書店・ECでの発売に先駆けて、編者によるまえがきを特別公開! 『編集の提案』 津野海太郎(著)宮田文久(編) 発売日:2022年3月15日 定価:2200円(2000円+税) 四六版/256P+カラー口絵32P 発行:黒鳥

          実用本位の夢|黒鳥社の新刊『編集の提案』編者・宮田文久による「まえがき」を、書籍発売に先駆けて特別公開!

          黒鳥社より年始のご挨拶|黒鳥社CEO 土屋繼

          正月気分もとうに抜けたこんな時期に出遅れもいいところだが、年始のご挨拶を。 自分でも無茶だと分かりながら、昨年11月から、大阪に本社がある会社の社長という仕事を引き受けてしまい、今年は年始から大阪、そしてトンボ帰りで東京、と2日間丸々挨拶周りで潰れてしまった。そんなことで、黒鳥社に行ったのは7日が初日で、設立以来恒例である愛宕神社への初詣に若林と2人で行った。その後、2人で昼ごはんを食べながら四方山話をしたのが、黒鳥社としての仕事初めである。 昨年はどうなることかと思った

          黒鳥社より年始のご挨拶|黒鳥社CEO 土屋繼

          共同所有がもたらす、これからの公共のかたち【NGG Research #12】

          私たちはコミュニティを支える財やサービスに対してこれまでとは異なる関わり方をすることで、違った公共の未来をつくることができないだろうか。「私有」でも「国有」でもない、「共同所有」のモデルがどのように公共への関わり方を変えるのか、世界各地の事例を紹介する。 Photo by Sigmund on Unsplash Text by blkswn NGG research(Kei Harada) *こちらの記事は【転載可】の記事です。記事の再掲載をご希望される方は【転載ガイドラ

          共同所有がもたらす、これからの公共のかたち【NGG Research #12】

          岸田首相が引用した「アフリカの諺」の起源に関する問答 【「週刊だえん問答 #74」より】

          「早く行きたければ、一人で進め。遠くまで行きたければ、みんなで進め」(if you want to go fast, go alone; if you want to go far, go together)。岸田首相が所信表明演説で語った「アフリカの諺」。ウォーレン・バフェットやアル・ゴア、ヒラリー・クリントン、リチャード・ブランソン等が引用するなど、欧米ではつとに知られた一節だが、それは本当にアフリカのものなのか? データサイエンティストにしてエコノミストでもあるアンドリ

          岸田首相が引用した「アフリカの諺」の起源に関する問答 【「週刊だえん問答 #74」より】

          聖ヒルデガルドの一角獣|小橋陽介画集『花とイルカとユニコーン』に寄せて (文=若林恵)

          Text by Kei Wakabayashi Artwork by Yosuke Kobashi 上から: 《目に目に目にし55 2021(Pastel on paper 29.7 × 21.0cm)》 《目に目に目にし56 2021(Pastel on paper 29.7 × 21.0cm)》 《ユニコーン 2021(Oil on canvas 22.5 × 16.0cm)》 * * * 『ぼくを探しに』や『おおきな木』などの絵本で知られるアメリカの詩人/シンガー

          聖ヒルデガルドの一角獣|小橋陽介画集『花とイルカとユニコーン』に寄せて (文=若林恵)