なぜいつの時代も移民は「調整弁」として扱われるのか |金聖源 【『第七の男』より】
移民労働者の実存に迫り、新自由主義の悪夢を暴いた、英国孤高のストーリーテラーによる美しき“告発の書“『第七の男』。およそ50年前に書かれたノンフィクション作品でありながら、グローバルサウスを中心に多くの読者に読み継がれてきた知られざる傑作。刊行に先駆け、翻訳を務めた金聖源さんが本書に寄せたあとがきを特別公開。
Photos by Hiroyuki Takenouchi
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『第七の男』 訳者あとがき
金聖源
本書『第七の男』は、ペンギン・ブックスより1975