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自身の価値観を深く理解するための3つのアプローチと問い


4回目となる「パーソナルミッションをつくる」複合研修を本日開催しました。
その中で、価値観を”より深く理解”するために、今の言語化の状態に合わせた効果的なアプローチがあることに気づきました。

気づきの場:”パーソナルミッションをつくる”について

今年3月から改良を繰り返しながら、開催しているセミナー+ワークショップの複合研修「パーソナルミッションをつくる」。
これは、これまでIR、ブランディングやCI、新規事業開発また起業家伴走などで経営者と行ってきた”ミッションづくり”への取り組みを、コーチングのメソッドを入れて作りなおしたもの。
まず、セミナーで「ミッション」に対する理解を深めたあと、自身のモノの見方(=価値観)を再発見し、そこからご自身の使命を明確化し言語化するワークショップを実施。そして、ミッションを活用するヒントまでをお伝えする内容になっています。
これまで、企業の部長クラス以上の方々やコーチングのクライアント様に提供してきました。

「パーソナルミッション」複合研修の内容
セミナー(90分)
・ミッションとは
・ミッションづくりがなぜ大切か
・ミッションの重なりで関わりを考える


〜ホームワーク

ワークショップ(150分)
・パーソナルミッションを作る
・ミッションドリブンで生きる
・振り返り

*2名以上、2週連続での開催

必ず、複数人で開催するのですが、その理由は、
・参加者のシェアが自分を知るヒントになる
・ミッションを達成するには、他者巻き込みが必須。自身に向き合い、その内容を言語化する過程に他者がいることは、その”他者巻き込み”の助けになる
から。
コンセプチュアルなスキルを向上させながら、かつその内側に向き合う時間を他者と共有することで、共存のなかでも自我(エゴ)の靄から抜け出す機会づくりということも意図しています。

パーソナルミッションをつくる、でやっていること↓

”今、見えている価値観”をどう表現しているか。

セミナーやワークショップでは、参加者の質問やフィードバックで、その会の質がグッと上がります。だから「コ・ラーニングを生む場になっているかどうか」、「コ・ラーニングが生まれたか」は、必ず意識しています。

パーソナルミッションをつくる、はお申込者2名以上で開催しているのですが、(仲間、チームでのお申し込みも歓迎)、チームでのお申し込みも歓迎)



その中で、今回発見したのは、現状の言語化(理解)の状態によって、価値観を”より深く理解する”ための効果的なアプローチが違うこと。
(ちなみに、自分自身の価値観(ものの見方)をより深く知ることが重要なのは、それがミッション発見の道につながっているからです。)

ご自身の価値観を照らし合わせてみたい方は、以下の問いに対して、答えを書いていただき、読み進めてください。

「今、あなたが大切にしたい価値観、行動の基準になっている価値観、またすでにあるミッションは、何ですか?」

あなたのミッションは、どのように表現されていますか?

よく見かける表現は、以下の3つのパターンです。

(1)世界観を語る抽象的な表現になっている
状態:抽象的、概念的な絵は描けている。一方で、抽象的すぎて伝わりにくい。
ex.)・世界を幸せにする
    ・みんなが笑顔でいられる社会をつくる

(2)複数回出てくるキーワードや価値判断の基準がある
状態:比較的シンプルで明快でわかりやすい。一方で、背景と影響がわかりにくい。
ex.)・より多くの選択肢を提供する
   ・異文化への寛容性を高める

(3)原動力となるものがあり、その重要性に腹落ちしている
状態:情熱や創造性といった”感情”や”エネルギー”のような、確固たる取捨選択基準や軸がある。一方で、それにより”何”を生み出すかが伝わらない。
ex.)・ワクワクする機会を創出する
  ・完璧さを追求する

価値観を”より深く理解する”ための3つのアプローチと+問い

この3つのパターンの表現に対して、より深く理解していく、またはより深く描いていくためのアプローチは、→。
問いを例であげると・
のようになります。

(1)”世界観を語る抽象的な表現になっている”場合、
 →思いつく限りの”ものがたり”を、書き出す

<問い>
・それが実現した世界では、何がが起きていますか?
・その世界はどのように完成していきますか?
・その世界にはどんな登場人物がいて、誰が欠かせないでしょうか?また、それはなぜですか?

 (2)”複数回出てくるキーワードや価値判断の基準がある”場合
 →なぜそれが重要なのか、”因果関係”を書き出す

 <問い>
・そのことが、どんな結果をもたらしますか?
・それが実現できたとき、実現しないとき、それぞれでなにが起きます か?そして、そこで大切なこと/問題になることは何でしょうか?
・1年後それが、どんなところにどんな影響をもたらしていますか?

(3)”原動力となるものがあり、その重要性に腹落ちしている”場合
 →”行動”や”領域”を明らかにし、それがもたらす”影響”を書き出す

    

<問い>
・何にどのように取り組んでいると、その原動力が得られ続けますか?
・それを活かして変化を起こしたいことは何ですか?
・ご自身の取り組みで、どんな結果が生まれたらいいですか?

言語化したミッションの卵を育てるための問いのベクトル

また、本日生まれたミッション(存在・使命)の卵に対しても、これから育て続けるために、現状言語化されたミッションに対し、以下のような問いのベクトルも提案しましたので、簡単に書いておきます。

・作り上げる世界観を抽象概念で描こうとしている
⇨その概念はどこからきたものか、なぜそれをあなたがやるのか、その世界では何が実現しているのか

・自分が取る行動が明確になっている
⇨誰に対して、どんな影響を与え、その影響がどこに何を生み出すか、そしてなぜそれをあなたがやるのか

・実現する領域や取り組むスキル・分野がはっきりしている
⇨あなたが発展させるものは何か、なぜそれをあなたがやるのか、それによって世界はどう変化するのか

自己矛盾を起こさない行動の選択、自分軸の発見にパーソナルミッションを役立てて見ませんか?
セミナー+ワークショップで行う「パーソナルミッションをつくる」は、お申し込みがあり次第、開催しています。
ご興味のある方はこちらからご連絡お待ちしています。

コーチングにご興味のある方は、月1回開催している「コーチングのきほん」セミナーをご覧ください。


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