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托鉢と象散歩とカオピヤックセン/ラオス・世界遺産の街ルアンパバーンDAY2

ルアンパバーンは、ラオスの前身であるランサーン王朝の首都でした。ランサーンとは、「百万の象の国」という意味。2日目のハイライトは、人生初の象との散歩。その大きさに圧倒されながらも、共に歩き続け、見つめてくれる象の優しさに、心が洗われました。<< DAY1はこちら

6:00 夜明け前の托鉢風景

この旅を勧めてくれた同僚が、ラオスでは「ちょっと半年出家してくる」という感じで、出家は大げさなことではなく、日常の選択肢の一つ、と言っていました。
仏と自分を見つめることに没頭する環境をいつでも選択できるのは、心の豊かさやゆとりに繋がるなぁ、と思いました。

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托鉢をする僧侶や地元の方達は動じていないようでしたが、観光客が押しせて写真を撮影するため、厳かで静かな風景に少し異様な雰囲気が漂っていました。なので、あまり写真を撮る気になれず、ぶれた写真しかなかった…

9:30 MandaLao Elephant Conservation半日ツアーへ

ルアンパバーンの街中には、象と遊ぶアクティビティや滝や洞窟へのバス観光を販売する旅行代理店が4店舗ほどあり、数時間から数日まで様々なツアーが用意されています。
ここまで来ないとできないことをしたい象に会いたい!」前日の夜に、象関連ツアーのリサーチだけは済ませていました。

そして、当日飛び入り参加したのは、Mandalao elephant conservationA half day trecking tour。US$100と高価でしたが、象に乗りたいという気持ちはなく。労働力として使われ弱った象を保護している団体ということで、決めました。

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スイス、カナダ、アメリカ、イギリスからきた方々6名でバンに乗り込み、出発。カナダから来たという女性は、こちらのツアーに3年ぶり2回目の参加、ということでした。私と同じようにひとり旅の方の参加のかたが半分でした。

到着した村で、はじめに象の生態やこちらの保護センターの活動の説明を聞いたあと、長靴と水筒を貰いお散歩の用意をして、ボートで川を渡ります

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11:30 二頭の象”トゥ”、”ナァン”と対面

近い!!
最初のご挨拶として、象に朝食を手渡しであげます。

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上唇が進化した象の鼻。差し出したバナナやサトウキビを、尖った鼻先で器用に取ってくれます。鼻の触り心地は、筋肉!鼻水は大量でズルっズルでした。

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サトウキビは食べず、バナナだけ食べたい!など、差し出した朝食を鼻で取捨選択する象さんたち、なかなかグルメです。

そして、森の中へお散歩スタート!
象は1日200Kg食べ、その消化のために毎日5km歩くそう。

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こんなに大きな象が真後ろを歩いていたり、横を通り過ぎたり!
初めは、その大きさと迫力に圧倒され、とても怖かった。
でも集団行動する動物は流石に人を見てますね。

一緒に歩いた2頭の象、トゥとナァムは、私たちの存在を大きな目で確認しながら通り過ぎたり、立ち止まったりする。圧倒的な力の差があるからこそ、相手からの大きな優しさを感じます。徐々に一緒に歩く相手として受け入れられ、最後には仲間になれた感じがしました。

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皮膚は硬いけど、感触はぷにぷにしててあたたかい。毛も可愛い。
象の感触と存在感、ミシミシとゆったりとした足音が、今でも思い出して愛おしくなります。

象の耳がパタパタとしているときは、元気で「行こうよ!」というポジティブなサイン、脚の膝をちょっと曲げているときはリラックスしているサイン、つま先で地面をかき始めるとイライラしているサイン、だそう。

カゴをつけて象の上にのるアクティビティはやはり象に負担らしいので、ルアンパバンに行くならぜひこちらへ。「私の人生は木を護り、象を守るだけだ」というおじさんが象の生態や環境について丁寧に教えてくれます。

ベースキャンプに戻り、皆で昼食をいただいたのち、街に戻ります。

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ベースキャンプからの雄大な景色に時間の流れを忘れます。

楽しかった象散歩の様子は動画でどうそ。


この対岸が象のいる森。

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ベースキャンプにいた賢い犬。日向ぼっこしてました。

街に戻り、少し寺院を散策。

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美しい金、そしてすごい雲

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そして、ツアーカウンターに預けていたホテルのママチャリで、ルアンパバンの半島の先まで行ってみる。

16:00 ”危ない橋を渡る”とは、こういうことか!

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ということを体感した、手作りのスケスケ橋。

入り口で100円ほどを管理人のおじちゃんに支払い、渡るのですが、橋に縦に組んである長い木の幹がところどころ途切れているのが、怖い。。。手すりもところどころ、グラングラン。
も、戻りたい、でもか、か、か、回転できない。

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(写真よりスケスケなんです...)

1/3くらい進んだところで、覚悟を決め、最後まで渡り切りました。たくさんの人が渡っているので安全なような気もするけど、だからこそいつ壊れるのか、、、そして結構長かった。

その「帰りも怖いなぁ、、」という気持ちを忘れさせてくれたのは、対岸の現地の人々の暮らしの空気と、夕日の美しさ。
落ちていく夕日の空とそれを移すメコン川の水面がドラマチックでした。

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20:00 いつまでも飲めるスープとぷるぷるの麺!カオピックヤッセン

ルアンパバーンの街中で、買い物やナイトマーケットを楽しんだ後、夕食は、タムラックラオ Tammnak Lao Retaurant のテラス席で。
オススメされた”カオピヤックセン”とラープ・カイ”をいただきました。
“カオピヤックセン”は、これまで食べたことないようなプニプニぷるぷるの麺!でラオスにしかないそう(?)
同僚の「とにかく美味しい!から絶対食べてきてください!あ〜〜食べたい!」という言葉を信じてよかった。

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スープもまろやかでコクもあるけど、さっぱり。
このスープ、いつまでも飲める。。
滞在最終日もこれを食べようか、と迷い、でも違うものを頼んでしまい、後悔したくらい、美味しかったです。
ラープ・カイ(写真左側の鶏肉の炒め物)も美味しいのですが、青唐辛子が散りばめられていて、私にはちょっと辛かった!
ちなみに、ここのセット料理は量が多いので、女性一人の場合、単品がお勧め。金額は、飲み物を1杯、2品(お腹がはちきれそうになりました)贅沢に頼んで1500円くらい。 ルアンパバーンの料理は新鮮な生野菜も気軽にたべられて、ヘルシーです。

DAY2 "托鉢と象散歩とカオピヤックセン"を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。自分自身の時間を作るリトリートの旅。観光は、無理しない程度に楽しみました。
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・旅の背景の一つ 自分自身の時間を作るということ

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