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信長のシェフ 34巻 【ネタバレあり読書感想文】 本能寺の変の動機とは


★★★★☆
Amazonでレビューしたものです
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<あらすじ>
本能寺の変を止めるため、納屋衆の力を借りて四国へ渡ったケンは、残された現代人・望月に遭遇する。だが、戦国の世に馴染んで暮らす望月の姿に、一緒に来てほしいとは言えず、四国を後にしようとしたが…。

Amazonのページより


1.光秀の忠節+価値観の違い+コミュ障信長=本能寺の変?


望月に会いに四国へ渡ったケン。
すべてはもう時期起こる本能寺の変を止めるため。

以前現代人が複数いた時に歴史がかわったことから、自分と一緒にタイムスリップした現代人に協力してもらおうとケンは考えました。
料理長は最初に死亡、松田は外国、瑤子は顕如の元で無理なため、残りの現代人・望月を探して、やっとこさ四国で再会しました。

が、彼はこの時代で家族を持ち、幸せに暮らしており、ケンは彼に協力を求めることを断念します。

そこでトラブル勃発。

そのトラブルからケンは、
光秀が本能寺の変を起こす動機に思いいたります。

価値観の違いについては、この漫画で繰り返し指摘されてきました。
あまりに人の命の軽い戦国の世。
盗人よばわりして侮辱しただけで死罪となることに、現代人の望月とケンは驚きます。

400年も前の価値観は現代と異なり、命より名誉を重んじるものだったと。

私の父の父が、国のため現人神のために死にに行ったのは、ほんの80年前でした。
今だって、外国では、神のために人を殺したり、自殺したりしています。
私は、そんなもののために死ぬなんてあり得ないと思います。

人間の価値観は、時代や場所により様々です。

本能寺の変、それは明智光秀が織田信長への忠義を尽くした結果。
彼の名誉を守るため、信長を殺すというものでした。
主君が不名誉を被るくらいなら、殺してその不名誉を自分が被るという忠節。

現代人には確かに理解し難い謀反の動機です。

しかも、光秀の信じる信長の被るだろう不名誉には、少し誤解があり、それは信長が言葉足らずのせいでした。

信長のコミュ障!

そういうとこだぞ!!

2.夏に宿った

そんな慌ただしい状況の中、家で待っている夏に、ある変化が。。

ほとんど旦那いないのにできたんかい。

てか夏さんいくつ?

出会いから十数年だから、、、30とか?!

ケンもそうだけど年とらな過ぎ。

この命が未来に何を導くのか、、

3.ケンVS光秀 本能寺の変スタート


ケンは光秀の動機を理解し、本能寺の変を止めようと動き出します。
しかし、今は四国と離れており、この時代はすぐに岐阜だの京だのには戻れません。交通網が貧弱なのでねえ。

四国から移動しつつ、信長を守るため策を練り、手を次々と打っていきます。

対する光秀は、謀反への足固を固めるべく堺を訪れ、ケンが自身の謀反を気づいていることを知り、その策を潰そうとします。

離れた状況で互いに互いを敵と認め、バトルが勃発です。

それでも条件が揃わなければ謀反は無理だから諦めよう、最後は天に任せようと思っていた光秀。
そこへ訪れる信忠。
最後のピースがはまり、本能寺の変決行スタートとなってしまいました。

光秀の謀反はここに決定されました。

それは運命か、天の意志か、、あるいは。。


ケンは彼を頼りましたが、、、はたして。


著者:梶川卓郎 (著)
ASIN ‏ : ‎ B0BWDWNKSW
出版社 ‏ : ‎ 芳文社 (2023/3/16)
発売日 ‏ : ‎ 2023/3/16
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 318320 KB


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