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ダンジョン飯 5巻 【ネタバレありマンガ感想文・改訂版】 人なのか竜なのか

初めての試みですが、以前のレビューの改訂版になります。

2017年8月10日にAmazonでレビューしたものを、そのまま2023年4月29日にnoteに掲載したものがこちらでした。

しかし、アニメ化にあたり、他の巻の感想を書いていったところ、以前書いた内容に自分で不満が出てしまいました。カブルー名前間違ってるし、だれカブラーって。。。
なのでもう一度感想を書き直すことにしました。
初めての試みですが、好きな漫画は何度読んでも良いものです。

前も読んだ、同じ内容かよ、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、アップデート版ということで、申し訳ありませんが、違いをお楽しみいただければ幸いでございます。

炎竜(レッドドラゴン)を倒し、ついに妹のファリンを救出したライオス。
ホッとしたのも束の間、彼らの前に、迷宮の主・狂乱の魔術師が現れる……!
果たして、ライオス達は生きて迷宮を脱出できるのか!? 
生きて帰るまでが冒険だ! 食事もストーリーも怒涛の第5巻!


0.RPGの世界のダンジョンで魔物を喰らうーこれまでのあらすじ


ドラクエのようなRPGの世界。

その世界の小さな島の地下に、過去の黄金の王国が狂乱の魔術師によって封じ込められていた。かつての王が魔術師の退治による解放を望み、解放者に全てを譲ると言い残して消え、争奪戦が始まった。しかしその王国のある地下の迷宮=ダンジョンは、人を襲う魔物が闊歩し、死者は魔法によって蘇ることができた。

主人公ライオス一行は、彼の妹ファリンが地下で炎竜に食われた状態で地上に脱出した。妹を助けるため再び急ぎダンジョンに潜り、迷宮内で魔物を退治して食べながら進むことに。ダンジョンで魔物を食べてきたセンシを仲間にし、妹を助ける旅が始まった。魔物を食べながら。

ついに地下5階に辿り着き炎竜に遭遇。皆で協力をしてなんとか炎竜を倒し、体の中から喰われたファリンを救出した・・・が、ファリンはもう骨だけになっていて生き返らせることができない状態となっていた。真っ当な方法では。
同行してきた魔法使いのマルシルが黒魔術を使い、炎竜の血肉を使ってファリンを甦らせることに成功した。

1.ファリンの異変


皆で炎竜の肉を料理して食べ、ファリンとの再会を喜び束の間の休息を楽しんだ、ライオスたち。
しかし、夜目覚めたファリンは、導かれるように歩き、炎竜のそばでうずくまり、ライオスに抵抗する。
そこに現れたエルフ。彼こそ、迷宮の主”狂乱の魔術師”だった。
狂乱の魔術師と戦闘になり、ライオス達は地下でおしつぶされそうになり、霊たちの導きで難を逃れた。
一方、炎竜のそばに残ったらファリンを、狂乱の魔術師に「竜」と呼び、姿を変えようとする。

ライオス達とファリンはやっと会えたのにまた離れ離れになってしまいました。

やっと蘇ったはずのファリンは、言っていることがおかしくなってしまっており、狂乱の魔術師の言うことを聞いてしまっているようです。
まるで炎竜のようになってしまいました。
ファリンはどうしてしまったのか、、、?

2.チルチャックの本音


ライオス達たどり着いたところは、オークの集落。
以前とっ捕まったオークたちが炎竜に追われる前、元々いたところのようです。
元々オークと交流のあったセンシの取りなしで、ファリンの一撃で吹っ飛ばされたライオスと魔力ぎれのマルシルの治療?もしてもらえました。

チルチャックとオークの族長の妹は、置いてきてしまった荷物を取りに行きがてら話をします。
迷宮の魔術師に目をつけられたと知ったチルチャック。適当に嘘でもついてファリン探索をライオス達に諦めさせようと考えます。
そんな彼を臆病者と蔑ましていたオークでしたが、チルチャックと話すうちに彼を諭します。

「素直に死なせたくないと言えばいいのに」

この時の妹オークの顔も可愛かったし、チルチャックの言われた後の表情も面白かったです。

そして戻ったチルチャック。
今にもファリンを探しに戻ろうとしてセンシ止められているライオス。
チルチャックはライオスと面と向かって話し合いました。

「ライオス 今のお前の心中は察するに余りある
だが これ以上の探索は 今の俺たちには無理だ
必ず誰か死ぬ
ここは耐えて地上に戻ってくれ 頼むライオス……!」
「俺はお前たちを失いたくない!」

とてもいいシーンでしたね、ここ。

今までチルチャックは、仕事だから、というばかりで、余り仲間の繋がりとかを重視しないスタンスを見せていました。
でも、ちゃんと情がある人で、それを認めて、口に出して言ってくれて、よかったです。

そんなこんなで、4人は一度地上を目指すことになりました。
整備と協力を取り付け、再度ファリンを奪還しに戻ってくるためです。

が、、、
なかなか地上に戻れません。

迷宮の形が変化して迷ったり、ドライアドと戦ったり、ライオスがマルシルに魔術を習ったり、コカトリスに噛まれて石化して治したりと、進行が停滞中です。

3.カブルー一行とシュロー一行

別パーティーのカブルーたち。
ライオス達とは会う時は、死んでいるか麻痺しているというニアミスが2回。
本当は助けてもらったんですが、カブルーたちはライオス達を盗人と勘違いしています。

タンスじいちゃんに生き返らせてもらったカブルーたち。
てっきり弱いのかと思いきや、襲ってきた死体作り達をあっさり始末しました。

意外と強かったのね。
迷宮の呪いを解こうというカブルー。その信念は本物のようです。腕が追いつかないけど。

ライオス達についても詳しいものの、「ずっと前からあいつらの化けの皮が剥がれる瞬間を待っていたんだ」と辛辣です。なんなのこの人、、

そんな彼らに襲ってきたシーサーペント。
日本刀で一刀の元に立ち伏せた強者が、ライオス達のもと仲間のシュローでした。

強いなシュロー。
そして謎の女集団。忍者達?

ファリンを探しているらしいシュローは、カブルー達と同行し、ライオス達と再開しました。
一気に大集団となりましたよー


著者:九井 諒子 (著)
ASIN ‏ : ‎ B07496Z2GC
出版社 ‏ : ‎ KADOKAWA (2017/8/10)
発売日 ‏ : ‎ 2017/8/10
言語 ‏ : ‎ 日本語
ファイルサイズ ‏ : ‎ 89379 KB
本の長さ ‏ : ‎ 205ページ


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