吉本 圭輔|コピーライターのつまらない日報

CHANT(個人事業主)|コピーライター15年目|北海道生まれ|リクルート出身|「サッ…

吉本 圭輔|コピーライターのつまらない日報

CHANT(個人事業主)|コピーライター15年目|北海道生まれ|リクルート出身|「サッカーのサポーターが奏でる、みんなで歌える応援歌のような言葉が書きたい」がモットー|お仕事の相談は【keisuke37@chant2016.com】までお願いします。

最近の記事

売れるような文章を書くのは、ちょっと飽きちゃった。

最初から伝えることを放棄したようなタイトルですみません。 CHANTのコピーライター吉本です。 最近は、書くことに少し臆病になっていました。 というよりも、面倒になっていました。 例えば、ブログでSEOということを意識すると5000字くらいは必要だ。広告やブランディングの文章となると、必ず受け手を意識しないといけないから、それなりに読後感がよく、エモくしないといけない。 他にもあげるとキリがないけど こんなことを考え出したら、書くことが面倒になっていた。 すべて「求め

    • 化族。

      年始の1月1日から4日間 ひさびさに故郷の北海道へ帰省をした。 コロナの影響やら仕事の都合で いつ帰ろうか。いつ帰ろうか。 そんな問いに迷いに迷っていたら 前回帰省してから約2年と少し時間が経っていた。 ひさびさの家族は 僕が知っている姿といろいろ様子がちがった。 二世帯住宅だった実家には 他界した父方の祖母・祖父はやっぱりおらず 父と母がリフォームをして老後をすごす まったくちがう家になっていた。 いつも駆け足で出迎えてくれていた 愛犬のウメもやっぱりいなかった。

      • 「オモシロイ」へ。面舵いっぱい。

        2021年は「オモシロイ」に とことんドン欲でありたいし、正直でありたい。 自己表現をこわがるな。自己表現をあきらめるな。 昨年末、こんな言葉をチームメンバーに贈ったけど 振り返れば、僕自身にむけても書いている。 そんな言葉だった。 基本的に、広告やブランド表現に クリエイターの「自己」なんて入る余地がない。 あくまで依頼主の内側から 言葉やデザインといった表現は あぶり出されてくるものだからだ。 けど、いきなり矛盾するが 世の中の本当にいい仕事に目を凝らすと そうじ

        • 世の中に“問う”なら「新聞広告」

          オンライン・WEB全盛時代。もはや新聞購読者は減るばかりで、新聞広告を伝えるメディアとして選択することは時代遅れなんじゃないか。そんな声を打ち合わせ現場で耳にすることもあったかと思います。(例に漏れず、吉本の中でもそんな経験がありました) 下のグラフは、年齢階層別平均行為者率を示したもの。「行為者率」とは該当する区切りの期日、本件の場合は1日単位でその行為をした人の割合。いわば利用者率のことです。 事実、新聞購読者の中心は50代以上が過半数を超え、10代・20代にいた

        売れるような文章を書くのは、ちょっと飽きちゃった。

          コピーライターとして生きると決めた日。

          10年、20年先の社会に 現在就いている職種が残っている保証なんてない。 そんなことが叫ばれる時代の中で ボク自身には コピーライターは辞めないと 決めた日があった。 その日は 仕事で成功体験をした日でもなければ くやしい体験をした日でもない。 ボクが30歳くらいで、こどもが2歳のときかな こどもの定期検診のとき。 ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群) の疑いがあります。 と伝えられた日だった。 ※ここではASDについて 詳しくはふれませんので下記参照

          コピーライターとして生きると決めた日。

          プレゼントは、すぐ、あける。

          たまに、誤字は奇跡を起こす。 なんてツイートをしていたら 昨日の夜、息子が奇跡を起こしていた。 これは、息子がひと足はやく書いた サンタクロースへの手紙。 もぉ、いろいろ奇想天外だらけ。 めちゃくちゃ笑えた。 なぜ「サンタさん」が「さん田さん」なのだ(笑) いつ、だれが、こんなことを教えたのか。 仕事から深夜に帰ってきて、 この手紙を発見した父ちゃんは、 ちょっと戸惑ったぞ。 気づいたら写メ撮ってたぞ。 でも冷静に「なぜだ、なぜだ」と よくよく考え

          だって、そこに人は集まっている。

          トゥモローゲートに訪れるインターン生が 課題に取り組む中で 「強みが見つからない」 という声が、オフィスでよく聞こえてくる。 ボクは小声で、かつ心の中で 「ガンバレ…」って思いながら 約10年前、制作でペーペーだったジブンの声が、 そのまま10年の時を超えて やってきたかのような感覚になる。 どうやら「強みが見つからない病」は 10代や20代の社会人が必ず通過する 登竜門みたいなものらしい。 ボクが知る限り この門をくぐり抜けるのは、 まぁまぁ

          だって、そこに人は集まっている。

          ボクが、コンセプトを考えるとき。

          最近、ジブンはもちろんなんだけど、他の人がコンセプトを考えているシーンによく立ち会うので、ちょっとボクがやっていることをまとめてみる。 この記事は、30分程度で書かないといけないから、今日は初めの第一手だけ。反応が良かったら、もうちょっと書いてみようとも思っている。(出し惜しみすんなとジブンに突っ込んでおく。) この想定としては、まだクライアントに会ったことがない。本当に何も知らない状況。そこで何から始めるか、ということで想像しながら読んでもらえたらうれしい。では早速、そ

          ボクが、コンセプトを考えるとき。

          B型会。

          トゥモローゲートには 「B型会」という【非公式】な集いがある。 社員を血液型で分類すると (おそらく)マイノリティに該当するB型5名が、 B型らしく、不定期に、気まぐれに ゆる~く集まる呑み会だ。 この会が、濃ゆい。 みんな、顔面も濃ゆい。中身も濃ゆい。 5名以上いたら、きっと胸焼けする。 そんな集まりなんじゃないかと思う。 顔面の話でいくと、 顔の濃さなどの情報から分析されて ボクにはゲイ疑惑がつくし(実際、とても好かれるが…) お馬鹿かつデリケー

          7日目。

          気がつくと、noteにログインしている。 noteを開いて、カチカチカチカチ 400字くらい打っている。 当初の目標にしていた 1日のはじまりに歯磨きをするように ライティングをはじめる。 そんな習慣がついてきた。 コピーライター全員、長文がうまい。 というのは誤った認識だ。 ボクは、200~400字くらいが一番心地よい。 なんせ小説とか、長すぎて、いまだに読み切れない。 国語の5段階評価が「2」でスタートしているもんだから いまだにその後遺症(苦手意

          あんたは、いっぺん受験しなさい。

          高2の冬かな。競泳でスポーツ推薦をもらっていて 「受験すんのめんどいし、そっちでいこうかな」 なんて思っていたときに、 母親が「あんたは、受験せい!」と言ってきた。 「なんでだよ!」と理由を聞くと 「高校も推薦で入っていて、あんたは受験ってもんを知らんだろ!」と。 そしてかぶせるように 「あんたは水泳でメシ食っていくんか?」と問うてきた。 「あたりまえだ!」と まだ勢いがウリの高校生なりに、 売り言葉に買い言葉でも言えなかった。 この頃から、進路って

          あんたは、いっぺん受験しなさい。

          書くことを志す人へ。

          誰かがよろこんでくれたり、笑ってくれた。 そんな言葉を忘れるな。 誰かを寂しくさせたり、泣かせたりした。 そんな言葉も忘れるな。 本を読むこともいい。 映画を見ることもいい。 でも、キミはその本とか映画みたいなものを つくっていく立場になる人だ。 恋をしようよ。 いろいろな地方や国に出かけてみようよ。 いろいろな音楽を聞いてみようよ。 お酒を呑んで、たまには失敗したっていい。 スポーツもいい。みんなで盛り上がってみよう。 どんな体験でもいいから リアルな、直接的な

          名前は「授かる」と言う。

          いくつかTwitterでツイートしていたことなんだけども、ボク自身も学びが多かったことなので、あらためて 「ネーミングを考えること」について まとめておこうと思う。 さかのぼって、一昨日のこと。ボクが勤めているトゥモローゲートにやってきたインターン生が、ある商品のネーミングを考える課題に取り組んでいた。ボクはそのフィードバックを担当。短い制限時間の中、必死に考えてきてくれたプレゼンを聞きながら、最近の学生はすごいなぁなんて思いながら、 「過去最高のネーミングはなんです

          勝酒。敦子酒。

          北海道のじいちゃんが生きてるとき、 わが家の床下には 家宝が眠ってると、ずっと言っていた。 それが10年前くらい。 じいちゃんは2年前に亡くなり そんな家宝のことなんてすっかり忘れてた頃、 じいちゃんが住んでいた家を リフォームするとのことで その家宝が、今回発見された。 ボクは現場にいなかったので、 母親に話を聞くと、バコッと床下を開けて 出てきたのはお金や財宝ではなく、 49本の果実酒、だった。 これは、家族からすると いかにもじいちゃん、 その名も勝(まさる)

          イワキさんは「やさしい」ではなく「優しい」のである。

          イワキさんは、岩城滉一ではなく、 ボクと同い年の岩城さんです。 投稿2日目にして、 とても内輪なネタになっちゃって、ごめんなさい。 でも、ちょっと知ってほしいことを書きますから みなさん、ちょっとだけお時間ください。 イワキさん(37)は、2児のお母さんでありながら、 写真を撮っていたり、アクセサリーをつくっていたり、 ベビーマッサージの教室をしていたり、 たり、たり、たり 世の中でよく言う「何をやっているかよくわからない人」。 ほんと、スーパーな女性で

          イワキさんは「やさしい」ではなく「優しい」のである。

          もうすぐ、初詣である。

          「忘年会も、クリスマスもぶっ飛ばして、初詣かよ」 そんな第一声が聞こえてきそうです。 みなさんは、どうでしょ。 いま、わたくしヨミモノは もう年末、師走な空気しか感じていません。 忘年会の予定がGoogleカレンダーを埋めていき、 12月納品の案件が、”チクタクチクタク…”と おしりに鞭を打ってきます。 「走れ、走れ、凡人は走れ」と。 もう、鞭の痛さにふと気を失おうものなら いつのまにやら 2020年を迎えているんだろうなぁと思うわけです。 (いやぁ。