チーム家族 属人化脱却のすすめ

私はチームのためのタスク管理ツール Bizer teamのプロダクトマネジャーをしています。毎日、仕事では「属人化はよくない」とか「可視化して共有して」とか言ってますが、ある日代表のTwitter見て愕然としました。

心当たりあります、これ私のことです。でも仕事ではなく、家庭の話です。

我が家は主人、私、娘(2歳)の三人家族。主人は平日仕事が忙しくいわゆるワンオペ育児、毎日考える間もなくタスクに忙殺されています…属人化も甚だしく主人にお願いすることもできてません。そして「忙しい忙しい」と不平不満を言っています。(ちなみに、主人はやる気がないわけではない、はず。)

「灯台下暗し」家族だって小さなチーム、ということで属人化からの脱却、家事の生産性向上に取り組み、田中家理想の家族像をデザインし直してみることにしました。

属人化の何がダメなのか

まず、よく言われるように、私が倒れたら業務が回らなくなります。そして、業務に偏りがある為に、不平不満がたまりチームの雰囲気が悪くなります。さらに、短期的に見れば生産性は高いですが、個人の能力や発想には限界があるので中長期的には生産性があがる見込みがありません。

というわけで、まずは業務を可視化してチームメンバー(主人、娘)と共有し少しずつ改善に取り組んでいくことにします。

可視化して業務量を認識する

代表のTwitterに従って、まずは業務量を把握することにしてみました。せっかくなので自社サービス Bizer teamを使ってみます。

4種類のパターンを作成し、それぞれに作業をチェックリストとして登録しました。

可視化してわかったこと

・とにかくやることが多い

ひとつひとつは数分で終わる細かいことですが、積み上げていくとかなりのボリュームです。私は毎日繰り返しているからこそ身体に染み付いています、けど突然振られても無理があるだろうな、と改めて気付きました。

・無意識に自分で作業をマイナーチェンジしている

毎日ほぼ頭を働かせずにこれらの作業をこなす中で、自分でも気づかないうちにちょっとやり方を変えたり物の置き場所を変えたりしています。たまにしかやらない主人にとっては、あれ前と違う?ということになりかねません。

・減っているものもあることに気づかない

これは精神的な観点です。実は、振り返ってみると減っている作業があったり短時間で終わるようになっていたりするものがあります。主に、娘が成長して自分でできるようになったことによるものが多いです。ただ、こういうちょっとした成長や変化も、日々忙しすぎるのでほとんど気が付かずに「毎日忙しい」というイメージだけが頭を占拠しています。

チーム家族 どうしていくか

これまで「なんでこんなに忙しいんだろう」と思っていました。こっそり「世の中にはもっと協力的なだんなさまもいるのに…」なんてことも。

しかし、今回改めて可視化してみて、なるべくして属人化しているのだなということに改めて気付きました。こうしてリスト化しておけば、少なくともこれを渡すことはできるし、気付いたことをメモして共有することもできます。今後は、これをもとに家族で話しながら分担を見直し、そもそもの業務改善に取り組んでいこうと思います。(娘も構成員の一員なので、これから立派な戦力として育成していきたいです。もちろん楽しみながら!)

私と同じように「なぜ、こんなに日々忙しいのか…」とタスクに追われているお母さん、お父さんにぜひ参考にして頂けたらと思います。そして、家事も仕事も同じだな、と改めて思ったので、仕事で悩んでいる方にも簡単な可視化のステップの参考になれば嬉しいです。

そのうち第二ステップとして、チーム家族の業務改善についても書いてみたいと思います。


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