ゴコイチ×ビワイチ 福井県と滋賀県の自転車でつながるイチ連携【その１】
ビワイチ推進室の中嶌(なかじま)です。
今回は、福井県の若狭町と美浜町にある三方五湖を一周するという「ゴコイチ」の呼称で親しまれるサイクリングコースを試走してきたことについて記事を書きます。
ゴコイチ
三方五湖とは、福井県美浜町と若狭町にまたがって位置する、久々子（くぐし）湖、日向（ひるが）湖、三方（みかた）湖、水月（すいげつ）湖、菅（すが）湖の5つの湖の総称で、湖ごとにさまざまな性質や景観が見られます。この三方五湖沿いの約33キロを自転車で一周することが「ゴコイチ」の呼称で親しまれています。
この取組は、隣県である福井県と滋賀県のサイクリングを通じての連携事業の一環です。まず、連携第一弾として、お互いのサイクリングコースの試走を実施しました
今回は、ビワイチのメンバーがゴコイチのサイクリングコースを福井県の皆さんと一緒に試走しました。
ゴコイチの参加者は、福井県観光誘客課若狭湾サイクリングルート推進室、福井県嶺南振興局嶺南プロジェクト推進室、小浜市商工観光課、一般社団法人若狭美浜観光協会、一般社団法人若狭おばま観光協会の方が来てくださいました。
ビワイチからは、ビワイチ推進室のメンバーと滋賀プラス・サイクル推進協議会のメンバーが参加しました。
１．静かな湖、三方五湖
三方五湖は、生活道路や民家など人々が暮らす場所から離れている場所も多くあり、琵琶湖と比較すると静かな湖です。湖と山の景色が美しく、ずっと眺めていたいと思える景色です。
雰囲気としては、滋賀県の余呉湖と近いのではないかと感じるビワイチ推進室のメンバーもいました。
非日常の世界の一面をもつゴコイチサイクリングコースにとても魅力を感じました。
２．個性の違う５つ子ちゃん
三方五湖は、５つの湖で全く違う顔を見せてくれます。山の風景があると思ったら、開けた湖の景色に歴史情緒のある舟小屋の景色があったり、磯の香りがする漁港の景色が広がっていたり。
そして、湖の深さや淡水なのか塩分を含んでいるのかも違うので、湖の水の色や性質も異なります。また、見られる植物や鳥も異なります。そのため、１周すると、５通りの味わいがあります。もちろん琵琶湖も１周のうちにたくさんの顔を見せてくれます。
ただ、琵琶湖の１周約200キロに対して、三方五湖の１周約33キロという走行距離でこれだけの表情が見られるというのは非常に面白いと感じました。
３．地域に愛されるゴコイチ
ゴコイチをしていて、とてもいいなと思ったことがあります。それは、地域の皆さんが挨拶してくださるということでした。もちろん琵琶湖でもそういったことはあります。
しかし、三方五湖周辺の方がより地域の人に近いという気がしました。先程、三方五湖は民家と離れていて湖が別世界のように広がっているというようなことを書きましたが、区間によっては、民家や漁港と近い場所もあり、その場所で地域の方と挨拶を交わすという場面がありました。
挨拶というとてもシンプルで短いコミュニケーションであれ、旅先で地元の皆さんと触れ合えたということに嬉しく思いました。
ボートで湖を楽しんでおられる方が多くおられました。
最後に
さて、次回は、ゴコイチの皆さんがビワイチのコースを試走しに来てくださいます。
どんな感想を持ってくださるのでしょうか。どんな景色に着目し、何をいいと思ってくださるのでしょうか。また、逆にここはもっとこうだったらいいのにというそういう意見も聞いてみたいところ！
県外の方の意見を直接聞くという機会は案外ないものです。そのため、とても楽しみに思っています。
今後、全国の◯◯イチと銘打つサイクリングルートすべてと”イチ連携”できたら素敵だろうなと思っています。
この投稿を見た◯◯イチの担当者さん、もしおられたらビワイチとぜひ連携していきましょう！
（文：ビワイチ推進室 中嶌）
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