自分の器

本日、リニューアル再開したBitteという店のbakerです。

こんにちは。

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ここのところ、気持ちも時間も「書くこと」にまで神経が行き届きませんでした。
何しろ、1日24時間が恨めしいほど短かった。

書こうと思う物事はあれど、常に疲労が付き纏う私に、書く行為は厳しかった。
なので専らnoterさんの投稿を読む側でした。

まっ！これもこれでヨシだけど…。

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こんな日々を経験して感じたこと。
不器用は承知だけど、年々、度が増している。

と、作業工程を立てながら思った。

簡単なメニューもあれば、時間を要するものもある。
１種３品もあれば、お客様は迷ってしまう。
だから、せいぜい1種２品止まり。
◯◯専門店ではないから。

尤も、焼菓子専門店ではあるけれど。

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このような大きな括りで専門とするならば、
ポピュラーなものから、知られていないものまで、
いろいろ揃えてみようじゃないか！
と、鶏卵やバターで簡単に焼き上がるものから、低温長時間発酵を経て焼成する、まるでパンのような発酵菓子まで脈絡なく揃えてみた。

現時点では、この中から喜んで頂けるものに注力して行こうと思っている。

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そこで自分の器の小ささが露呈された。

ちょっと前までは、もっと量を多岐に及んで熟せたような気がする。
誤った自己評価、錯覚かもしれないが。

でも今の自分は残念なくらいに器が小さいと思った。
これこそが等身大の自分だと思った。

そんなに広い展開は出来ないな。
沈鬱な気分になった。

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この度のリニューアルを経験して、自分の器が判った。

こんなもんじゃない。もっと出来る。
殊、仕事に於いてはプライドが許さない。
自らに気合を入れて奮起させて…。

ところが、
近年の私は「糞の役にも立たないプライドなんて要らねぇわ！」が、口癖だ。　
（言い方が下品で汚くて済みません）

そして、自分を追い込むことを、いつの間にかやめていたことに気がついた。

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今の私は、自分が想像する以上に器が小さかった。

これが判って良かったではないか。
これからは、これを踏まえて行えば良い。

時には、自分を追い込んで仕事をしていた頃を思い出しながら、
再び出来るようなら、あの頃の真似事をしても良いじゃないか。