マガジンのカバー画像

カミーノ巡礼世界半周の旅。飛行機を使わず日本からアフリカまで

44
2018年の6月7月と飛行機を使わずにアフリカまで行きました。
運営しているクリエイター

#ワイン

歩きだしてからはじめての雨。豪雨。6月27日

歩きだしてからはじめての雨。豪雨。6月27日

葡萄畑から麦畑へ昨日の葡萄畑から一転、麦畑が延々と続く。

来る日も来る日もいくつもの丘を越え、町を越える。頭の中で奥田民生のイージュライダーという曲のフレーズがループする。

《何もないな 誰もいないな 快適なスピードで 道はただ延々続く~》

雲行きが怪しくなり遠くで雷鳴が聞こえ、ポツリポツリとなったかと思ったらすぐに滝のような雨が襲ってきた。

たまたま見つけたアルベルゲに飛び込むと、続いて

もっとみる
スペイン・葡萄畑をひたすら歩く。6月26日

スペイン・葡萄畑をひたすら歩く。6月26日



夜明けとともに出発した。

有名なワイン産地、行けども行けども葡萄畑が続く。

午後、トンガ(25)に再会。行ったことのある国のことや軍隊経験の話などを聞きながら歩く。

彼は、雨が降りそうな明日は、シルエニャから次の大きな街ブルゴスまでバスで移動するという。巡礼は全行程歩かなければいけないというルールはなくて、最後の100キロを歩けば証明書自体は貰える。僕は、僕が歩くと決めているのだ。

もっとみる
強い日差しの中、ひらすら歩いた日。6月25日

強い日差しの中、ひらすら歩いた日。6月25日

歩き続けるほとんど誰とも話さず挨拶程度。ひたすら歩き続けた。

スペインは雨が降らないのだろうかと思ってしまうほど、雲一つない快晴が続く。

ナバレテ(Navarrete)で初めての市営のアルベルゲに入った。

アルベルゲには5~7ユーロで泊れる公設と10~12ユーロの私設のものがある。公設は夕食がないところがほとんどで、私設は別料金で夕食を出してくれるところが多いし、部屋あたりのベッド数が少なめ

もっとみる
スペイン・ワインの泉。6月24日

スペイン・ワインの泉。6月24日

アルベルゲを出て2時間。WINE FOUNTAINの文字を見つけた。

すでに先客2人が立ってワインを飲んでいた。栓をひねるとワインが出てくる。わかっていても感動。ペットボトルしかなかったのが残念だけど。

昨日エンジェラは、ひどい味だと言ってたけど、それを認識できる舌を自分は持ち合わせていなかった。その後しばらく歩いていると、ハイディに後ろから声を掛けられた。ハイディとはパンプローナの城壁で少し

もっとみる