新田

2018年の世界半周旅行の様子を毎日更新しています。 千葉20年山形10年埼玉7年目。…

新田

2018年の世界半周旅行の様子を毎日更新しています。 千葉20年山形10年埼玉7年目。ウェブ制作会社でディレクターをしています。

マガジン

  • カミーノ巡礼世界半周の旅。飛行機を使わず日本からアフリカまで

    2018年の6月7月と飛行機を使わずにアフリカまで行きました。

  • シベリア鉄道6泊7日

最近の記事

10年後の誕生日プレゼント

子供が生まれたらやろうと思っていた、生まれた日の新聞を買うこと息子が生まれました。子が生まれたらやろうと思っていたことのひとつ。生まれた日の新聞を買っておくこと。一紙だけではなく、幅広く。一般紙、地域紙、経済紙、スポーツ紙など7紙購入。同じことを記事にしていても、新聞社ごとに情報の切り取り方が違う、ということをいつか知って欲しい。ほとんどがオリンピック無観客観戦の文字が1面に飾る中、スポーツ新聞は大谷翔平の見出しであった。スポーツ新聞は中に大人向けの記事があった気がするが、ま

    • 世界の終わり、という場所へ。7月16日。

      詳細は後ほどアップします。

      • すっきりしないゴール。カミーノ巡礼799km。7月15日

        最後の日いよいよゴール、サンティアゴまで20キロ。最後の日をむかえる。 ●すっきりしないゴール巡礼最後の日も夜明け前に歩き始めた。人が多いが、知り合いには会わない。 道沿いにTシャツやバンダナ、キーホルダーを売る土産店。店員がこちらに向かって「コリアーノ」と言っているのを聞いて高校生の頃見た映画「GO」を思い出した。 窪塚洋介演じる主人公に対して父役の山崎努が「No soy coreano.ni soy japones. yo soy desarraigado.俺は韓国

        • ゴール前日、印象に残らない1日。7月14日

          む 無心無心で歩き続けるとはまさにこのこと。ただ、ゴールに向かって一歩一歩。途中、大学時代の後輩から電話がかかってきたのだが、クラクションを鳴らしながら走るトラックが数十台。会話にならなかった。この旅の間に結婚式をあげたのだが、結婚式の二次会会場からの電話だった。 今日の写真

        10年後の誕生日プレゼント

        マガジン

        • カミーノ巡礼世界半周の旅。飛行機を使わず日本からアフリカまで
          44本
        • シベリア鉄道6泊7日
          8本

        記事

          タコ料理プルポが有名なスペイン・メリデヘ。7月13日

          タコ料理のプルポで有名なメリーデに泊まった。オリーブオイルに塩と唐辛子だけのシンプルな味付けのプリポはプリプリで美味しかった。ビールによく合う。皿にたくさん盛られたタコはひとつ残らず平らげてしまった。 歩く人が増え、数えきれないぐらいの「ブエンカミーノ」を言った。人が多すぎて、逆に出会いがない。

          タコ料理プルポが有名なスペイン・メリデヘ。7月13日

          ガリシアは子供の頃に絵本で見た魔女の森、のような雰囲気だった。7月12日

          気候の変化 ガリシア州に入ってから、景色も気候も大きく変化し、樹が生い茂り、幹には苔が蒸し、蔦が絡んでいる。上枝ぶりがくねくねしていて、まるで子供の頃絵本で見た魔女の森だ。 突き刺さるような日射を受けないのは助かる。 12日の昼間に通過したサリアは、徒歩で100キロ歩けば巡礼者証明書がもらえるというルールに合わせて歩き出す人たちの基点の町。アルベルゲの数も多いし、スポーツ用品店がたくさんある。「あと100キロ」の標識は隙間が無いぐらいに落書きされていた。 ポルトマリン

          ガリシアは子供の頃に絵本で見た魔女の森、のような雰囲気だった。7月12日

          7人パーティとなる。スイス在住インド人。デンマーク在住イタリア人・ドイツ人・韓国人2人・ルーマニア人・日本人。7月11日

          ガリシア州へ標高600メートルから1300メートルまで登って、また600メートルまで下る区間。頂上部分が州境で、終着サンティアゴ・デ・コンポステーラが州都のガリシア州に入る。 「ガリシアは天気が安定しない」と聞いていたが、頂上を越えたら雲のような霧に覆われた。 聞き覚えのある声に振り返ると、霧の中から現れたのはオーストリア女性ハイディだった。 約2週間ぶりの再会。前に会ったときは「荷物を軽くするためにメイク道具とシェーバーまで捨ててきちゃった」なんて言っていた。 「だ

          7人パーティとなる。スイス在住インド人。デンマーク在住イタリア人・ドイツ人・韓国人2人・ルーマニア人・日本人。7月11日

          ルフトハンザ職員は寝言も多言語。7月10日

          今日はひたすら歩き、「サンティアゴまであと200キロ」の案内看板が見つけた。残り4分の1。半分を過ぎてから早く感じる。 ●ベッドバグルートランのアルベルゲの受付で腕の瘡蓋(かさぶた)を掻いていたら、 「最近虫に刺されてはいないか?」と宿主に聞かれた。「ここ数日は無いけど、蚊にさされた後はいくつか残っている」と腕を見せたら、 「それは蚊ではない。ベッドバグだ」 ベッドに付く虫でベッドバグと呼ぶが南京虫のことだという。改めて身体を見回すと腕や脛回りに10カ所ぐらいやられて

          ルフトハンザ職員は寝言も多言語。7月10日

          カミーノ巡礼者にとって特別な場所。鉄の十字架。7月9日

          巡礼者にとって特別な場所、ルート最高地点の標高1500メートルにある「鉄の十字架」には9日の早朝に着いた。 前日、一緒に歩いていたイタリア人マルコ(25)から、石がカソリック教徒にとって重要なものだという話を聞いていた。鉄の十字架の袂(たもと)に小石を置く風習は千年以上続いているという。 おもむろに小石を拾い上げたマルコが、「これがいい、僕はこれを置こう。君はもう持ったの?」。 「もう用意してある」と、林で拾ってあった小石をポケットから出して見せた。 僕が小石を見て思

          カミーノ巡礼者にとって特別な場所。鉄の十字架。7月9日

          イタリア人マルコと歩く。7月8日

          600mの標高差を登る今日はひたすらゆるい登り。600mの標高差を25kmかけて登る。朝一で会ったイタリア人のマルコと1日ずっと一緒に歩いた。スペイン人が、イタリア人と会話が通じるということをスペイン人からは聞いていたが、イタリア人も同じ意見なのか気になったので聞いてみたところ、マルコは「僕、今回が初めてのスペインなんだけど、言葉が本当に通じるか不安でさ。マドリードに着いた時、パンプローナ行きのバスの運転手さんにそのことを伝えたら今から俺がスペイン語で話しをしてみるから、聞い

          イタリア人マルコと歩く。7月8日

          ガウディがカタルーニャ以外で手掛けた数少ない建築物がある町へ。7月7日

          暑く赤く乾いた道前日分を取り返すように早朝から、暑く赤く乾いた道を40キロ以上歩いた。 アストルガのアルベルゲで、再び再会したビュング(61)と、スロバキアの大学で生物学専攻のフィリプ(21)と彼の友人でスロバキア伝統工芸の藍染修行中のピーター(21)の4人でビールを飲みながら“高齢化社会についての議論?”で盛り上がった。 フィリプ「日本人の平均寿命が100歳超えているって聞いたけど本当?」 僕「それは違うよ。100歳は超えていないけど高齢化と人口減少は加速している」

          ガウディがカタルーニャ以外で手掛けた数少ない建築物がある町へ。7月7日

          ステンドグラスが美しい大聖堂。今日は旅行気分。7月6日。

          美しい大聖堂音の響き、淡い光と薄暗い内部に差し込むステンドグラスの色合い。どんなに工夫しても写真には収められない素晴らしさ、ひたすら美しい空間のレオン大聖堂。今回の旅で最高の場所だ。 LEONの現代美術館へ現代美術館MUSACのMUCHOS CAMINOS(英Many roads)展にも行った。巡礼についてのアーティスト視点の展示や、僕の歩いている「フランス人の道」とは別ルートのコマドリ動画が放映されていた。 ちなみに、カミーノ・デ・サンティアゴは「サンティアゴへの道(カ

          ステンドグラスが美しい大聖堂。今日は旅行気分。7月6日。

          スペイン・レオンに到着。7月5日

          二日酔いではじじまる朝、2日酔い気味。ビュングに「ゆっくり歩くから」と伝えて離れる。 目的地は、10世紀レオン王国で栄えたレオン。丘を越えて大聖堂が見えてくる。 レオンの街中で、道に迷った上にwifiルーターの電源が切れてしまった。 地図を広げていたところに、ベビーカーを押す地元の女性が声をかけて教えてくれた。 クリスティーナは、一昨年夫の仕事の都合で日本に3ヶ月滞在、その時世話になった日本人にお返しが出来て嬉しいと言う。地元のオススメ料理を聞いたら「モルシージャ

          スペイン・レオンに到着。7月5日

          今日も歩き続ける。7月4日

          一緒が当たり前になってきた。今日も待ち合わせたわけでもないのに朝からビュングと一緒になった。 大雨が降り出したので予定より手前のレリエゴスに泊まることにした。 ビュングと一緒に自炊しようと話していたが、食材の揃ったマーケットがなかったのでバルでビールとワインを飲んだ。 「独立記念日の今日はアメリカの自宅に家族が集まっている。たぶん妻は飼い犬をトリミングに連れて行った。アメリカのトリミング代は高いよ」 そんなたわいもない会話ばかり。でも飲みすぎた。 今日の写真

          今日も歩き続ける。7月4日

          今日もビュングと一緒に歩く

          40キロの同行歩き出してすぐビュング(61)に会い、サアグンまでの40キロを一緒に歩いた。二日ぶりの再会にして4日目。歩く休むのペースが同じぐらいなのだろう。彼の英語は聞き取りやすいし、こちらの言葉も伝わるから気が楽で一緒にいる時間が多くなる。 今日の写真

          今日もビュングと一緒に歩く

          君はドイツ人?コンマリはドイツでも人気。7月2日。

          7時起きは寝坊6時過ぎには歩き始めようと決めていたのにもかかわらず、目が覚めたら7時。そして10台あるベッド部屋にもう誰もいない。 寝坊したこともあって、今日は20キロのカリオン・デ・ロス・コンデスまでにする。というのも、その先は18キロの間町も売店も無いらしく、ちょうど暑い時間帯に当たってしまう。 毎日保湿クリームを塗りたくっても手も足も日焼けでボロボロ。皮がむけて来て見苦しい。最初にうちにケアしとけばよかった。 バルで休憩していると「君はドイツ人?」と声をかけられた

          君はドイツ人?コンマリはドイツでも人気。7月2日。