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カミーノ巡礼者にとって特別な場所。鉄の十字架。7月9日

巡礼者にとって特別な場所、ルート最高地点の標高1500メートルにある「鉄の十字架」には9日の早朝に着いた。

前日、一緒に歩いていたイタリア人マルコ(25)から、石がカソリック教徒にとって重要なものだという話を聞いていた。鉄の十字架の袂(たもと)に小石を置く風習は千年以上続いているという。

おもむろに小石を拾い上げたマルコが、「これがいい、僕はこれを置こう。君はもう持ったの?」。

「もう用意してある」と、林で拾ってあった小石をポケットから出して見せた。

僕が小石を見て思いだすのは、劇団ひとりが書いた「そのノブは心の扉」の中の「無償の愛」というエッセイ。拾った小石を石原さんと命名して、小石を愛してみようという話で、それに影響されてしばらく持ち歩いたこともある。

標高差600mを25キロかけて歩き、山頂手前のアルベルゲで泊まって翌早朝、小石が積み上げられた数メートルの山に立つ十字架を目の当たりにした。

十字架はちょっとした写真撮影渋滞になっていて、何人かの撮影を手伝ってから小石を端のほうにそっと置いて、そこを後にした。

ポンフェラーダでなぜかマクドナルドの看板に引き寄せられて巡礼ルートを外れた。久しぶりのマックバーガーを食べながら、少し後ろめたい感じがしたのは何故だろう。

今日の写真

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