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22-23 JUVENTUS

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22-23シーズンのユベントスについて、考察や試合レポートをまとめています。
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2023年4月の記事一覧

コッパイタリア準決勝 2ndレグ イタリアダービー(away) 〜アッレグリの本質

コッパイタリア準決勝 2ndレグ イタリアダービー(away) 〜アッレグリの本質

コッパイタリアの準決勝は0-1で敗戦。残念ながら決勝進出はなりませんでした。5-3-2で堅く守るインテルを崩すのは骨が折れますが、勝てない相手ではなかったので非常にもったいない敗戦となったように思います。互いに連戦を重ね、コンディションは不十分だと見えました。正直、いい試合とは言えない内容でしたが、アッレグリの考えと課題が垣間見えたように思います。試合内容は見返す気も起きないものでしたので、見てい

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セリエA 第31節 ユベントス vs ナポリ 〜4バックへの回帰

セリエA 第31節 ユベントス vs ナポリ 〜4バックへの回帰

ナポリとの一戦は0-1で敗戦。ディマリアのゴールがVARの介入によって取り消されたこともあってスッキリしない試合ではありました。ミリクは右足でボールを守るプレーをしていたのでむしろロボツカのファウルでもよかったのでは?と思いますが、審判の判定は違っていました。ダニーロが試合開始早々指摘していた通り、この試合の主審は基準がブレブレでした。後ろからのチャージに対してファウルをとったりとらなかったり…。

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EL R8 スポルティング vs ユベントス 〜三段構えの4-3-3

EL R8 スポルティング vs ユベントス 〜三段構えの4-3-3

EL準決勝を賭けたリスボンでの試合は1-1の引き分け、トータルスコア2-1でユベントスが勝ち抜けを決めました。驚いたのは、アッレグリが4-3-3をベースフォーメーションとしてきたことでした。4-3-3を使ってきた狙いと機能性について考察します。

ユベントスの4-3-3ユベントスのスタメンは、シュチェスニー、クアドラード、ダニーロ、ブレーメル、サンドロ、ロカテッリ、ラビオ、ミレッティ、ディマリア、

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EL R8 ユベントス vs スポルティング 〜キエーザは万全か?

EL R8 ユベントス vs スポルティング 〜キエーザは万全か?

ELの準々決勝の1stレグはかろうじて1-0でユベントスが勝利しました。しかし、チャンスの数、決定機の数ではスポルティングが上回り、試合内容は褒められたものではありませんでした。ペリンの決定機阻止はユベントスを助けてくれました。スポルティングが良かったことは間違いありませんが、この試合内容になった要因はユベントスが採用した戦術にあります。具体的には、アッレグリがよくやる、「大事な試合で突然新しいこ

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セリエA 第28節 ユベントス vs ヴェローナ 〜バレネチェアの未来

セリエA 第28節 ユベントス vs ヴェローナ 〜バレネチェアの未来

インターナショナルマッチウィーク明けの試合は、キーンの見事なゴールを守り切ったユベントスが1-0で勝利。CL圏内まで勝ち点差7まで迫り、シーズン終盤を迎えることになりました。

簡単な試合総括代表戦に出場していた選手は休ませつつ、トリノに残っていた選手を中心にチームを組んだ結果、スタメンのうち6人がイタリア人という構成に。スタメンが大きく入れ替わって難しいところも多々あっただろうが、勝ち切ったこと

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セリエA 第29節 ラツィオ vs ユベントス 〜4-4-2システムの是非

セリエA 第29節 ラツィオ vs ユベントス 〜4-4-2システムの是非

ラツィオとのアウェーゲームは1-2で敗戦。他のチームもコケていただけに勝ち点差を詰めるチャンスだったのですが、残念ながらユベントス自らそのチャンスを逃す形となりました。最も影響していたのはアッレグリ不在。体調不良によって、と報道されていましたが、勝負所なので出来ればベンチにいて欲しかったところです。ここは他もコケていたので離されなくてよかったとプラスに解釈するしかないでしょう。痛恨の敗戦となった原

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コッパイタリア準決勝1stレグ イタリアダービー(home) 〜白と黒と青

コッパイタリア準決勝1stレグ イタリアダービー(home) 〜白と黒と青

コッパイタリア準決勝のインテル戦は1-1のドロー。セカンドレグで勝った方が決勝進出という、シンプルで分かりやすい状況になりました。ただ、スタジアムはジュゼッペ・メアッツァであることは肝に銘じておかなければいけないでしょう。さて、興味深いのは、ユベントスとインテルの戦い方がとてもよく似ていたことです。今回は、ユベントスとインテルの相違点について考えてみたいと思います。

黒 〜共通点さて、両者の直接

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