#幾田りら
【おさらい】超獣ギガ(仮)【好評連載中】
さて。今回は、回を増すごとにご好評いただいています(ありがとうございます)、#超音速スーパーバトル #連載小説 「超獣ギガ(仮)」のここまでをおさらいしながら、今後の展望などについて触れておこうと思います。
何卒、お付き合いくださいませ。
物語は昭和99年。架空の日本。クリスマスの朝。東京、晴海埠頭に謎の巨大生命体があらわれます。「あらかじめ予期された災厄」とありますように、そのモンスター
連載小説「超獣ギガ(仮)」#10
第十話「初陣」
「あれ、なに……」
蓬莱ハルコは、その見慣れない風景に対して、その、たった一言をこぼして、白い息を吐いた。心臓がとくんと鳴った気がした。水色のストールが海風に揺れた。見下ろす岸壁、港湾には、夥しい血が流れている。半身。上半身。下半身。腕。脚。頭部。様々な人の部位と、もはや、判別ができない肉片たちが血を流して落ちていた。そして、装甲車、戦車。それぞれに横転して、脆弱な腹を天に晒し