(番外編)Is it Japan Dandelion?
子どもの頃タンポポで花輪を編んだ。綿毛もよく吹いて遊んだ。
それが今、花が咲く前に抜いている。
ここに日本タンポポは咲いているだろうか。
こんにちは!
木質化したアジサイから新芽が伸びてきました。ここからストローのように水を吸い上げて、生き生きとした姿を取り戻していきます。
植物に触れることが好きで家庭菜園、花の寄せ植え、多肉植物・・・春はやることが多いシーズンです。
ときどき畑に出ては、雑草の侵略具合を確認しています。
なるべく耕したくない。
なるべく雑草抜きたくない。
作られた菌は入れたくない。
そのため「自然農法」という言葉は謙遜しますが、自然と共生しながら継続する「実験菜園」です。(ぐうだら式)
畑の話はどこまでも脱線しそうなので、本題に戻りましょう。
春は可愛いらしい小花で溢れ、畑でも元気に咲いています。
それも“雑草”なので、作物を育てていると「綺麗」では言いがたい実情もあります。
畑のことを教えていただいている近所のおじさん=我が師匠によると、畑に“良い雑草”と“悪い雑草”があり、生えてる雑草で畑の状態がわかるそうです。
師匠は「タンポポはモグラの入り口になるから抜いた方がいい」とよく言います。
私が素直に言うことを聞かないからでしょうか。笑
雑草と一緒に育てたいわけではないですが、草取りはほどほどにしたい考えです。
“在来種”を残して、“外来種”を抜く。
ちなみに・・・
西洋タンポポは、環境省指定要注意外来生物。
日本の侵略的外来種ワースト100に入っています。
受粉せずに種子を実らせることができて、冬以外の季節で長い期間咲くことができる。
対して日本タンポポは受粉が必要になるため、同時期(春)に群生して咲く特徴がある。
日本か西洋か確認したい時は花をひっくり返して、ガク(総苞片)を見れば簡単に見分けがつきます。
ガクが外側に反っていれば西洋タンポポで、密着しているものは日本タンポポです。
外来種に脅かされて・・・と書けば日本タンポポが弱く感じますが、そうでもありません。
日本タンポポは西洋タンポポと比べ、種が大きく(重く)飛距離は短い。これにより群生と春の一斉開花で効率的に子孫を残しています。
となるとタンポポの健気さを心配するより、師匠の言葉を聞き入れた方が正解かもしれません。
日本タンポポはまだ絶滅危機ではありませんが、身の回りは西洋タンポポばかり。
iphoneで写真を撮って植物を調べると、日本タンポポなのに「西洋タンポポ」との検索結果が出ます。分類までは難しいのかな?
ちょうど2種類が同時に咲く季節なので、みなさんもぜひ比較してみてください。
雑草は踏まれたら、横に根を張ることで強く咲く。
人が作った都合の良い解釈より、植物の真実を知ることが大切。
明日から始まるNHK朝ドラが植物学者の話なので楽しみです。
私も新しい職場になるのでnote更新ペースは遅くなりますが、気長にお待ちくださいね。
ではまた!