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My Favorite Soulレーベル主宰。 11/3のレコードの日にプロデュース作…

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My Favorite Soulレーベル主宰。 11/3のレコードの日にプロデュース作品 CHICK-D feat.椎名純平「カフェインの女王」 をリリース予定。 一応リリースまでのカウントダウンブログ的なnoteですが、更新は気分なので不定期です。

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STORY①

これから発売日までのカウントダウンブログとして 11/3まで毎日記事を更新します。 レーベルとしてのステートメントはこちらに書いた通りですが、 リーダーから書いた方がいいと言われて紙資料にも掲載した、セルフライナーノーツというかリリースに至るまでのストーリー、全6回です。 -- 初めて彼の名前を聞いたのは今からおよそ23年前、大沢伸一(MONDO GROSSO)さんの用賀のスタジオだった。 「今度な、新人のソウルの男の子をプロデュースすんねん」 それが椎名純平さんだっ

    • 椎名純平さん

      過去のソウル・ミュージックの意思を継ぐ、最高のジャパニーズ・ソウルマンだと思ってます。 もうこれ以上言いようがないよ。 このカウントダウンブログもそろそろ最終回。 「カフェインの女王」アナログリリースは いよいよ明日です。 色んな方に届いてくれるといいな。

      • SWING-Oさん

        SWING-OさんもROOT SOULさん同様、たしか最初の出会いは渋谷THE ROOMだったかと思います。izanamiの結成前の時期ですね。 SWING-Oさんの自分の第一印象は、鍵盤に対してとても指がやわらかいプレイをするピアニスト。 そしてプレイヤーとしてもプロデューサーとしても「余計」がないのでとても安心感があります。 2017年からはFLYING KIDSのメンバーにもなられていますが、本作との絡みで言うと、少し前には椎名くん、竹内朋康さんとDezille B

        • ROOT SOULさん

          ROOT SOULさんには99年?2000年?あたりには渋谷のTHE ROOMで出会っているので、おそらく今回のメンバーでは一番付き合いが古いアーティストさんになるかと思います。 (ROOT SOULの名付け親は本作の鍵盤/アレンジのSWING-Oさん) 古くはヒップホップバンド、ROCKAKONGS(ラカコングス)のベーシスト/トラックメイカーとしても自分が少しの間マネジメントさせてもらったこともありました。 池田さんがアレンジ面で特に重要な役割を担っているKJM周りも

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          長岡亮介さん

          長岡亮介さんは椎名純平&Evil Vibrations時代からの付き合いなので、ぼくも椎名くん同様にずっと 「リーダー」と呼んでいます。 今そう呼ばれることは多くないんでしょうけど。 リーダーは実は同い年で同じ10月生まれ。 お茶目で飄々としていて、 「チクダさんは〜〇〇したらいいと思うよ」 みたいな感じで、基本面倒くさくない人です。 これじゃ伝わらないですかね。 リーダーからは今回「それは僕NGで!」 が一個もなかったんです。歌うことも含めて。 REC後動画のコメント出

          長岡亮介さん

          NELLOさん

          イベントの方の「My Favorite Soul」は現在14周年、15年目に入って来年2月でめでたく15周年になるのですが、イベントの構成は主にDJとゲストの生バンドでのライブ、そしてゲストを交えることもあるセッションで出来ています。 出演者のうち数人は、演奏もDJも両方とも参加という方もいて、NELLOさんはどちらもできるオールラウンダーでもあります。 コロナ以降、最近しばらくはイベントへのフルでの参加と音楽活動も抑えめのようでしたが、元々はKJMからライムスター、なかの

          NELLOさん

          みどりんさん

          多くは報道などでご存じの通りなので必要以上に語るつもりはありませんが、 (こちらの動画コメントはREC日の4/18に収録したものです) みたいな注釈が必要なことが起きてしまいました。が、ぼくのレーベルはメジャーでもインディーでもない一個人。 個人としてみどりんには今回の参加をオファーしているので、一緒に最高な音を録音しておいて、信頼回復がどうのこうのとかは正直関係ないです。 なので若干リリースタイミングはずらしたものの、作品をお蔵入りするとか自粛とか、そういう判断は当

          みどりんさん

          タブゾンビさん

          タブさんとの出会いもEvil Vibrationsから。 今回の企画について、最終的な後押しをしてくれた大きなきっかけとなったのはこちらでも書いたとおり、タブくんとサシ飲みしたことでもあります。 タブくんのプレイの最初のイメージは、とにかく音がでかくて存在感がすげえ、でした。 そしてどこで聴いてもタブゾンビカラーの音色があって、どこかのバンドで客演していても「これタブくんのプレイだ!」と気付けるところがさすがです。 ぼくの印象ではタブくんは 丁寧だし、実はものすごく事前の

          タブゾンビさん

          TSUTCHIEさん

          長年、SHAKKAZOMBIEのトラックメイカー/プロデューサーとしての活動はもちろん存じ上げておりましたが、なかなかお仕事をご一緒する機会はないまま。 2020年にFree Nationalsをビルボードへ観に行ったときにTSUTCHIEさんをご紹介されたのが直接の面識としては最初だったと思いますが、その時にめちゃくちゃマニアックでイケてるアーティストを色々教えて頂いて。 お人柄もとても穏和でサイコーな方です。 SHAKAKZOMBIEは特にカウボーイビバップで使われた

          TSUTCHIEさん

          STORY⑥

          第六回(最終回) 前回書いたとおり、選曲はあえて椎名くんのオリジナルではなく、カバーで日本語の和モノと洋楽のソウルのカップリングにしようと考えた。 まずは表題曲となるA面。 ここはやはり自分の好きな70年代のソウルかなとも考えたりもしたが、この20年、ずっと自分の頭の中でメロディーが残り続けていたシャカゾンビTSUTCHIEさんのソロアルバム『Thanks For Listening』から「カフェインの女王」を選曲した。 原曲のサニーデイ・サービス曽我部恵一さんの歌唱と

          STORY⑤

          第五回 では自分は何をやるのか。 大前提として楽器を遊びで触ることはあっても、自分はあくまでもアーティストではない。 参考としてレコード会社時代、自分が宣伝担当だったこともある沖野修也さん(KYOTO JAZZ MASSIVE)の全業のスタイルに倣って、自ら演奏は基本しないが、企画、原盤制作、プロデューサーをやろう(実際沖野さんは作曲もしているけど)。 全業のススメ 一言でプロデューサーといっても、音楽面の全体をみてアレンジまで事細かに譜面を書いて作業する職人タイプの

          STORY④

          第四回 2022年5月、コロナ規制というか店舗への営業規制が少し落ち着いてきたところで、ここ数年自分がレギュラーでDJしている阿佐ヶ谷Cafeinのイベント「でらSOUL」の8周年のゲストライブに、ようやく(コロナ的な意味で)椎名くんを呼ぶことができた。 この日のタイムテーブルは自分のDJプレイが椎名くんのライブ前。 ライブスタートへのパスとして、ラストの選曲をマーヴィン・ゲイの「I WANT YOU」のリエディットにしたのだが、椎名くんは元々予定していた1曲目を変更して

          STORY③

          第三回 あれからもう20年以上が経った。 自分は2004年、クラブで活動している生バンドの数珠繋ぎで8時間ライブを止めないイベント「nbsa+×÷」(National Band-School Associates)を立ち上げてアーティスト同士の横のつながりを可視化したり、MySpaceで音楽ストリーミング時代を予見してみたり、Ustreamでライブ配信の可能性を探ったりと、アーティストの才能をサポートする側としてどんなことができるのか、ずっと模索し続けた。(今も) 相変

          STORY②

          第二回 ソニー・ミュージックの歴代の椎名くん担当A&Rもみんな音楽愛がとても強いマニアで、本気で最高のソウル/R&Bを作ろうとした、とても強い個性の人たちだった。一番年下の自分はこの強い先輩方に迷惑をかけないようずっと必死だったと思う。 そしてバンドメンバー。 当時のライブは「椎名純平&Evil Vibrations(通称EV)」という名前で活動し、クラブやライブハウス、ブルーノートなどをはじめとするジャズクラブから学祭、インストアのキャンペーンなど多くの地方を一緒に回っ

          フルゴネット書き起こし

          J-WAVE「CITROEN FOURGONNETTE」でリーダーに紹介された「カフェインの女王」部分の書き起こし。 実はラジオはまだオンエア解禁前だったんですが、、出演者権限ということでご紹介頂いたので、その部分の書き起こしです。 -- 2023.9.9 長岡) 今夜最後の曲なんですけども、これは新しい楽曲。 楽曲自体はアレですけども録音したのは最近で。 椎名純平さんという方が歌っている音源に僕、参加してきました。 これはね、7インチのレコードでですね、11月にリ

          フルゴネット書き起こし

          活動再開

          リリースまでカウントダウン的に続けようと思っていた本noteですが、8月19日に弟が病気で急逝しまして、とてもポジティブな発信などする気にもなれず、しばらく中断となっていました。 もちろん弟にも「カフェインの女王」音源は聴かせていて、実際リリースをとても楽しみにしてくれていました。 今年はなぜか、生き急ぐというか 何とかして作品を残したい気持ちが強くあったんです。 もしかしたら、もしかしたら 何かが起きてしまうことへの胸騒ぎというか予兆を感じていたのかもしれません。

          活動再開