フォローしませんか?
シェア
広田淳一
2023年8月27日 06:21
2021年12月27日のツイートより今日は「ワンスペース問題」について書いてみたい。と、この話を始める前に断っておくとこれは完全に僕の造語だ。「なんだそれ?」だと思うのでまずはそこから説明したい。多くの俳優に対して僕はよく「相手をよく見て」「よく聞いて」「よく受けて」という意味のことを言うが、そうすると人によっては「目を逸らさずひたすら相手を見つめ続ける」現象が起きる。正面を向いて相手役を
2023年8月27日 05:06
2021年12月27日のツイートより公演中に考えたことをいくつか。まず、俳優には本番を通じて伸びていく力があると思う。若くて、経験の浅い俳優なら尚更、飛躍の程度も大きいと思う。だから伸びる時期、成長する時期にちゃんと間を空けずに良い現場を重ねて欲しい。どんなスポーツでも始めたばかりの最初の数年で技術が飛躍するものだから。それと同じようなことが演技においても起きる。逆に言えば、最初の数年
2023年8月25日 06:41
2022年12月10日のツイートより近頃またあれこれと舞台を拝見していて思うのだが、俳優というのは本当にいろんなことを求められる仕事だ。泣いたり叫んだり、半裸になったり全裸になったり、暴力行為、罵倒、土下座…。どれも舞台の上ではよくあることだが、そんなことが「よくある」とされる仕事は本当に特殊なものだ。ある俳優は役柄の発する差別的な発言をしなければいけないかもしれない。根っからのリベラリス
2023年8月24日 03:13
2023/05/17のtweetより長い台詞を喋るのは難しい。特に普段の生活で長々と話をするタイプではない人にとって、イプセン劇のような三行、五行と平然とひとり語りが続く戯曲は非常にやっかいに感じられるだろう。そこで、すごくシンプルな対策として「考えた結果を話すのではなく、考えながら話をする」てのはどうだろうか。戯曲というのは、俳優がそれを読む時には最後まで書かれていることが多いので、あら
2023年8月22日 10:04
2023/06/14のtwitterよりパワフルな演技とリアリティのある演技、いつでもこの2つの両立は難しい。騒がしく大げさな演技をすれば、不自然で、リアリティの無いお芝居になってしまうし、かといって自然さを追求して演じれば、スケール/サイズの小さな演技になってしまう。どう解決すればいいのか?結論から言えば、リアリティを犠牲にしてでもパワフルでスケールの大きな演技をやってみたり、あるいは、
2023年8月20日 06:12
2023/06/28のtwitterより今日は「声の対象」ということについて考えてみたい。声は、演技を考える際にかなり重要な要素のひとつだろう。良い声を出すための指導をしてくれる「ボイス・トレーナー」なんて職業が存在していることからも、表現にとっていかにそいつが重要視されているかがわかるだろう。発声の方法とか、そのためのストレッチとか、筋トレとか、もちろん、そういう「訓練」も有用だろう。そ
2023年8月20日 06:35
「声の対象」というトピックに関連して追加でもうひとつ。「自分」を対象にして声を出すというのはかなり複雑な現象だが、思うに、それは更に「自分の身体」と「自分の言語」に対しての発声へと分けられるはずだ。ふとした瞬間に呟く「ちょっと疲れてんのかな?」みたいな自分を客体視する発声と、推理や、推論のような思考が漏れ出た声と。 今日は「イメージ豊かに演じる」てのはどんな状態のことだろう? ってことにつ